ひからびん通信

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ビルの屋上からの落下物には注意してください

2019年11月21日 | 時事ニュース
一昨日、和歌山市内のビル屋上から約50キロの鉄パイプが落下して通行人の頭部に当たり通行人を死亡させる事故が起きました。被害者はたまたま仕事で和歌山を訪れた20代の男性銀行員でした。なんとも痛ましい事故でやり切れません。
事故現場のビルの屋上に設置された大きな看板の修理のために組まれた足場に使われていた鉄パイプが何らかの理由で落ちたのですが、どうも鉄パイプが機材を使って足場にしっかりと固定されていなかったようです。しかもその4日前に被害者は出ていませんが、同じように屋上から鉄パイプが地上に落下するという事故が起きていたそうです。
現場作業員及び建築会社の過失は重大で、警察も業務上過失致死事件で捜査に入っています。
この場合、被害者は第三者であって建築作業員ではないので、労災事件の適用はないので、被害者に対する補償がきちんと行われるのか不安になってきます。
このように建築現場において、同様の事故は比較的多く発生しています。一般的にビルの建築現場には地上に安全確認を行う作業員がいるのが普通ですが、今回のケースは屋上の看板の修理工事のみであるので地上における落下物に対する安全確認はほぼ行われていないように思われます。
空から降ってきた鉄パイプの衝撃度は計り知れません。
被害者の遺族らの怒りはどこに向ければいいのでしょうか。
しかし、この事故もいずれ世間の関心は薄れ忘れ去られていくでしょう。
何が起きるか分からないのが人生ですので、すくなくとも危険の発生が予想される場所では
自分の身を守るための細心の注意をしましょう。
僕もビルの工事現場付近を歩くときはいつも注意していますが、改めてその怖さを認識しました。