ひからびん通信

日頃思ったことなどについてコメントします。

吉本興業のドタバタ

2019年07月24日 | エンタメ
宮迫博之とロンブー亮の反撃は、衝撃的で世論を味方に付けた点で一応の成果はあったみたいだ。
しかし話の展開が、今度は、食えない芸人の窮状や彼らを抱える吉本興行側のガバナンスの欠如の問題にすり替わってきた。

2人の反撃は結局、これまた当初の反社から金はもらっていないという嘘と同じで、会見も自己保身から出たものであるのに、芸人の多くが社長らの対応を非難し始め、社長をつるし上げる労働者みたいになってきた。宮迫らが「謝罪」「謝罪」と言えばいう程本当かな思ってしまう。

そして垣間見えるのは待遇の問題をめぐる労働運動みたいなものであったり、吉本興業内の権力闘争でもある。

メディアで色々な意見を言うその多くは年収1憶を超える売れっ子芸人であって、食えない若手芸人の代理人気取りで言いたいことを言い始めた。
決して本当に食えない芸人は何も発していない。

食えないのは芸人だけではない。芸術家、小説家、音楽家だけでなく好きではない仕事をやらざるを得ない低賃金の非正規労働者ら世の中に溢れている。

芸人は自分で選んだ好きな道なのだから、食えないことに文句は言えない。芸人も同じ労働者ではないかという見方も可能かもしれないが、好きな道を選んだ芸人はいわゆる労働者とは少し違う。

サクセスストーリーを夢見て居られるだけでも幸せなのだから、高年収の芸人らがテレビに出て熱く語るのは、芸でも何でない。

下手なパフォーマンスを見させられているようだ。
こんな状況に違和感を覚えて仕方ない。

お笑い芸人宮迫博之とロンブー亮の出処進退

2019年07月20日 | エンタメ
芸人の闇営業をめぐる金銭授受の件で、先ほどお笑い芸人の宮迫博之さんと

ロンブー亮さんのテレビ生中継による謝罪会見があった。

二人は100万円ないし50万円の金銭の授受を当初否定した理由とその経緯を説明した。

金銭の授受を認めたが、一方相手側が振り込め詐欺グループであった認識はやはり否定した。

また、宮迫は本日フライデーで明らかにされた、福岡の金塊接種集団との交友関係も強く否定した。

この会見を見た人は、2人の説明にはおおむね納得しただろう。

ところで宮迫らは、事前にこのような謝罪会見をしたい旨を吉本側に申し入れたものの、その謝罪会見を行

うことを吉本興業の岡田社長は許さなかった。もし会見をするなら宮迫や亮以外の若手芸人ら全員を解雇す

るとまで脅迫していることが明らかとなり、逆に吉本興業に対する不信感を露わにしたというものである。

そして、宮迫らは独自に弁護士を付けて今日の会見に臨み、吉本興業に対し反旗を翻した。

吉本興業側が宮迫らの謝罪会見を阻止しようとした理由は分からないが、フライデーの記事もあって、

マスコミやマスコミに踊らされた世論は、納得せず、宮迫らだけでなく吉本興業に対する批判が

巻き起こりかねないと危惧したのかも知れない。

おそらく吉本側の弁護士の能力不足が予想できるが、これを受け入れて、宮迫と亮の解雇という尻尾きりで

ことを収束させようとする吉本興業の危機管理野力の無さが見て取れる。

吉本興業は、きちんとした事実関係に基づき、マスコミや世論に迎合しない対応を迅速に行うべきだっ

たが、今更これはできないだろう。


一方マスコミは、宮迫が福岡の金塊接種集団とギャラのみする写真を拾い出して、世論を先導し、この件

をさらに面白可笑しくさせようとする思惑があったのだろう。

吉本興業は、当初このような宮迫らの行動はないものと即断して、宮迫と亮の2人を尻尾きりして

事態を収束させようとしたが、レベルの低い弁護士に主導された対応に終始たことが大きな誤算と

なってしまったみたいだ。