ひからびん通信

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オリンピックで見る勝つことの美しさ

2012年08月06日 | スポーツ
卓球女子団体、初のメダル確定!福原号泣…7日深夜に運命の一戦(夕刊フジ) - goo ニュース

 ロンドンオリンピックは,日本人選手達の活躍により,がぜん盛り上がってきました。

 日本は,政治も経済も停滞が固定化し,スポーツさえももうダメなんじゃないかとみんなが思い始めたとき,どこかで何かが反転し始めるのかもしれません。

 今回のロンドンオリンピックでも,たくさんの悔し涙や喜びの涙が流されています。  

 その中でもどうしても見る人を感動させてしまうのが,苦労に苦労を重ねた末にメダルを勝ち取った選手の涙ですね。

 女子柔道のウルフこと松本薫選手がど迫力で勝ち取った金メダルから始まり,重量挙げで銀メダルの小さな力持ち三宅選手,挫折を切り返して泳ぎ続ける女子水泳背泳ぎの寺川綾選手の銅メダル,そして,なんといっても感動的だったのが,「卓球のあいちゃん」こと泣き虫の福原愛が,団体女子でシンガポールのエース,フェン・ティアンウェイ選手を破って団体戦戦の勝利を導き,日本に銀メダル以上のメダル獲得を呼んだときの勝利の涙でした。
 
 彼女たちの練習量が,また,ものすごいのです。どうしてあそこまでやりぬけるのか想像できないのですが,人生のすべてをかけた選手自身はそんなことを一言も口に出したりしません。
 
 だから,その素顔がどんなのか知りませんが,僕からも何かを届けたくなってしまうのです。
 

 「勝つことの美しさ」

   すべてが結果であり,逃げたら何も残らない
   言い訳をしたら笑われ,慰めの言葉を掛けられてうちひしがれる

   君は,どこまでも追い込まれて行き場を失うのか
   恋愛なんか夢の中の夢に過ぎないから,君に近づきすぎると拒絶され
   だれかが現れると思うと季節が時を止めてしまう

   でも,勝利の瞬間に噴出す涙はとまらない
   そして,僕達も追体験するように涙ぐむ

   後悔の海に立ち込めていた霧はもう晴れている

   誰よりもきみを刹那に思える
   そのとき,その笑顔と泣き顔が完璧に混じりあった

   君が追い求めたものは強くなった愛らしさなのか
 
   ずっと逢わなかったけど,今はその手で何度もぬぐっている

   熱い涙が瞳をうるませながら

   はじめら分かっていたのですか 
   無駄なことなんかひとつも無かったんだと

   最強のフォアハンドへの道は険しいかもしれないけど

   長い道のりを経て
   今,細い腕から繰り出されるスマッシュが決まった

   
   
オリンピックでの死闘は,これからも続くのですが,勝つことの美しさの瞬間を見届けてあげよう。
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