ひからびん通信

日頃思ったことなどについてコメントします。

世界的な株の上昇は本物か。

2017年10月17日 | 経済問題
世界の市場で株が上昇している。リーマンショック後の本格的な

三段上げの序章に入ったとみるか、リーマンショック級の危機の

再来の前の最後の足掻きとみるべきか。

世界には問題が山積し、何一つ解決の方策を見出し得ないでいる。

でも、相場は絶望の底で反転し、懐疑の中で育ち、

楽観と陶酔の中で天井を打ち、そして奈落の底に落ちていくものだ。

誰にもそして僕にも分らない。風がいつ吹いて、いつ逆風となるのか

それが分かれば、こんな楽しいことはない。

物事はすべて3つのサイクルを経て進んで行くようだ。上昇も下落も

相場と同じように、政治や僕たちの人生そのものにも当てはまる。

だから僕たちは絶望でもなく熱狂でもない、懐疑の中に確実な何かを

求めながら人の行く道の裏を静かに歩いていこう。

そこにはきっと花の山があるのだから。



相場の中で生き抜いていくこと

2015年03月07日 | 経済問題
雇用統計の結果を受け、米国の利上げが早まるとの観測から

NYダウが大幅安に終わりました。、

しかし、これが本格的な下げ相場の始まりになるとは言えないでしょう。

インフレの予防措置が利上げなのであって、インフレの兆候がみられないのに、

利上げをを急ぐ必要はなく、利上げの必要性は他にあるのですから。

ギリシャ問題、ウクライナ問題、テロの頻発、

原油価格の低下、格差の肥大化、そして中国リスク等あげればきりのないのがリスクです。

それらをどのように素材として、相場の変動を利用し、当面の利益を上げようとするのが

金融に関わる人の大半なのです。

しかしそれでは勝ち続けるのは難しいでしょう。

金融の緩和は不変であって、株高の流れを変えることはないのではないのでしょう。

イエレン女史の腹は、金利は上げたくはないことははっきりしています。

世界的な金融緩和に基づく各国の株高現象の影響下に日本の株高もまだまだ続くでしょう。

もしかすると巨大なトレンドの芽が見えてきたのかもしれません。

資本主義は必然として格差をもたらすと、ピケティさんが言っているそうですが、

当たり前のことを言っているにすぎないのです。

それではどんな経済システムが良いのでしょうか?それは誰にも提示できません。

同じく相場がどう動くかも誰にも予測できません。

「相場は相場に聞け」と言うけど、現実社会の動きは不条理、不可解のように見えて、

何かの「理屈」に支配された現象なのですから、木を見て森を見ることのないよう、

腰を据えて臨むことにしましょう。