緑の街の水先案内人

都城市で緑の街の水先案内人として移る日々を写真と日記で綴ります。

和歌の世界

2008年04月08日 18時41分43秒 | 健康
4月8日(火)

今日はお釈迦様の誕生日、お釈迦様の言葉で今もこの季節に記憶して残る言葉です。「天上天下唯我独尊」、昭和二三年でしょうか、妹が日田市ミクマ町近くの幼稚園に入園した折に幼稚園庭で甘茶をかけられるお釈迦様の像がわずか六歳の魂ながら久しくその瞬間が映像として残りました。幼い身とは濡れた紙が周囲の表面をなで尽くすように知識を吸い取っていくのですね。


宮崎県北諸県郡三股町カミヨネ公園の桜

同じ四月八日、あれから六〇年の年月が経て、妹は今も元気で宮崎市に居を構えて孫が何人なのでしょう?まあ元気です。本題は本日に三股町カミヨネ公園で花見の宴を四人のメンバーで開催しました。主催者の友人がいにしえの和歌三五首を解説まじえて披露してくれました。タイトルは「桜詠める歌」、最初の歌は「あしひきの山桜日並べてかく咲きたらばいと恋ひめやも」(山部赤人)と。最後の短歌は「春ごとの咲く花に心をなぐさめて六十路あまりの年を経にける」(西行・山家集)でしめくくります。漢詩の世界とは別な世界が広がります。



花見の宴、開催時刻は正午、散りゆく桜のはなびら模様、四月も八日ともなりますと、花吹雪の美しさ!なんとも言えません。西行ならば幻想の世界を如何に表現せん!飲む酒のすすむこと!世が世であるぞよ?豪州スパークリング赤ワインの美味しさよ。なみなみと飲むワイン、今宵かぎりのワインかな。



帰路はカミヨネ公園の標高は二百メートル前後か、自宅まで歩くことにしました。酔った顔面に春の日差しの心地よさ。田圃路を求めますが路は一直線、歩く歩調の軽やかさわずかな下りこう配が足を軽やかにします。和歌の世界は何でしょう?言葉を述べてみる!それを五七調に調子をつなぐ。あるいは七五調ではじめてみる。何となく言葉のテンポが出てきます。そう、あなたのテンポです。そのテンポで歌を詠み万葉集・古今和歌集・後撰和歌集・新古今和歌集の名歌とくらべてみましょう。どこか節回しが似てますね。そう、あなたも歌人の末裔なのです。あなたの節回しと山部赤人の節回しとさほどかわりません。そういう圏域、何の圏域?営々と続く和歌の圏域に生活しています。それであるからこそ歌遊びという世界が今まで続いてきました。今からも歌遊びは続いていきます。


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