緑の街の水先案内人

都城市で緑の街の水先案内人として移る日々を写真と日記で綴ります。

師走祭りの迎え火

2012年01月22日 16時27分18秒 | 祭事
1月22日(日)  

 夫婦が同じ気持ちになるのは有り難い事で、子育ても終えて人生も晩年を迎える頃になりますと、亭主の領域には入り込まない事をマナーと心得ていた愚妻からの申し出が有りました。今年の師走祭りには案内して欲しいと。愚妻にも心境の変化が現れたみたいであります。そこで二〇日は朝六時三〇分に自宅を出発して一路木城町比木神社へ目指します。同神社まで東九州自動車経由で時間にして一時間一〇分を要しました。


一番やぐらを担う田中勝実さんご一家

 比木神社では出発式の神事にどうにか間に合い、神職の下で氏子同様に祭りの安全を祈願します。祭りに神事は欠かせません。何処でどんな災いが降る掛かるか、誰にも分からない事ですが、今は出発に先立ち神のご加護を願い祈るのみです。前回は二〇〇九年一月二三日に同行しております。三年前の事です。



 道中はマイカーで追っかけです。日向市金が浜の海岸でミソギの儀式、その後は卸児集落での祈念碑前でかって集落人が落ち延びる百済王族一行を助けた事への感謝の舞を神職が舞います。師走祭り前半は伝説に基づく逃避行を助けてくれた集落への感謝の旅でもあります。



 さて、先回りして午後四時頃から神門神社のある美郷町南郷区で、比木神社一行を待ち受ける事にしました。今年はやぐらが三二基立ち上がってます。なるほど、その数が見えます。数年前に又木啓子さんと同行した折りに知り合いとなりました一番やぐら主の田中勝実氏を訪ねますと、現地には実弟氏がすでにお見えになっています。初対面とは言え旧友の如く話が弾みます。



 山間の陽が沈むのは早くて、まして雨模様であった空は雨雲が低くたれたままで、低い田圃にはそこここに雨水が溜まっており、そろそろ、ドラム缶ストーブにも薪がくべられて脇にはカッポ酒の青竹まで用意してあります。清酒と焼酎と両方準備されており、日本酒文化と後発の焼酎文化が重なり合っています。

 (続き)





















































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