緑の街の水先案内人

都城市で緑の街の水先案内人として移る日々を写真と日記で綴ります。

iPadがとどいて

2012年05月15日 18時32分49秒 | 情報
5月15日(火)  


 古希を過ぎて仕事が出来ることの有りがたさと、年齢と伴に壊れて行くわが体とのバランスを何処で保ち得るのか、ふと不安にも似た思いがよぎります。壊れる寸前まで正常に機能するのが、人間の体かなと、思いが医者の領域まで踏み込んでしまいます。元気なお客様が、一週間後には病院のベッドに、体を横たえておられる場面に出会いますと、ショックがじんわりと持ち上がってきます。人生最終コーナーで、気をつければ、良く見かける場面では有りますが、そんな場面を心の中に常駐させるには、何故かしら、やや時間も掛かりそうです。



 思いは取り留めもなく広がりますが、チベットの鳥葬を紹介する映像の中で、死者の残した所有物を、いわば葬儀も終えて、親族か誰かが競売に出す場面がありました。何かの映画かドキュメンタリーをテレビで眺めたのか、記憶も定かでは有りませんが、値をつける群衆の表情だけは、はっきりと目にこびり付いています。



 何故に今でも競売場面が記憶に残っているのか?それは葬儀後の死者に関するセレモニー、思えば人間の通り過ぎてきた生活が、チベット社会に、今でも残されています。死者が創った小さな穴を、残された者がさり気なく、競売で死者の持ち物を手にする事で、埋めている様にも見えて、異国のことながらも変わらぬ世の流れに気づかされました。



 さて、午前中は書類作成と朝一番に取り掛かり、九時過ぎには形が見えてきました。添付書類をそろえるには他人様の協力を要します。整ったのが正午前、これで午後から一日仕上げの仕事となります。腹八分と言いますが、むしろ腹六分もしくは五分くらいが、最適なのかもしれません。五分も有りますと腹一杯になる身になっております。



 そんな事を考えながら、帰社しますと小さな小包がデスクにあります。どうやら十日に注文しましたAppleのiPadです。最初の発送地は中国深セン、日本到着が十三日午後五時過ぎ、国内発送のメールが届いたのは昨日でしたか、念の為に運送会社に電話してみますと、電話先は素早い応対、流通機構の現状を知るに良い機会です。間違いなければ、本体には注文した刻印内容まで明記されています。



 とりあえず、封を開き現物を眺めて見ました。月並みな表現ですが、手頃な感触、ほどよい重量とサイズ、一通り眺めますと、次は画面にフイルムを貼り付ける作業を社員にお願いして、仕上がりはライトオフ状態で美事な手鏡にiPadが変化します。特殊なミラー加工とあり、歪みが有りません。ライトオンにしますと、iPad画面の出現となります。   



 本格的な使用開始は時間の余裕を見て、始まったばかりの左手腱鞘炎を和らげながらですから、キーボードを叩く操作も変化が現れるかもしれません。最近、少しふてぶてしい態度が自分でも出てきたと思う場面がありますが、現役の大半、それも定年前後世代とは、年下世代でもあります。そんな事を考えますと、iPadを介して何が見えるのだろうかと思います。チベットの鳥葬の裏側が見えるかな?
 

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