緑の街の水先案内人

都城市で緑の街の水先案内人として移る日々を写真と日記で綴ります。

そろそろ降灰除去作業

2011年02月03日 18時17分18秒 | 地域社会
2月3日(節分)  

 朝の散歩途上で通り過ぎる大型ショッピングセンターへ目を向けますと、駐車場の降灰清掃が始まっております。横目で眺めますと、大がかりに作業員が数名、タンクローリー車に灰を吸わせて除去しています。流石に新燃岳火山爆発が二六日に起こってかれこれ一週間以上が経ちますと、いつまでも日常生活の場が灰神楽状態では、辛抱強い城市民と言えども、いささかうんざりしてきます。商業用駐車場も清掃跡が目立ち、あちこちに白いビニール袋が満杯状態で置かれています。



城市民も、そろそろ新燃岳の火山活動には、つき合い飽きたと言う状態です。幸いに朝から風力も弱くて風向きも南西風ならぬ西風か。昼頃になりますと洗車した自家用車が目立つようになります。いつまでも新燃岳のご機嫌を伺っていては、仕事にならないと言うのが、城市民の本音でしょうか。それでも新燃岳の溶岩ドームは直径が六百メートルに膨らんだとテレビは報道しております。はたして火口縁を越えて、或いは縁を破壊して火砕流が発生するのか、予測はまだハッキリとしません。


東京汐留シティセンタービル(撮影:2011.02.02)

こんな折でも、永年馴染んだ習慣か、ふいと目につくのは野鳥の姿です。枯れ野の広がる二月は餌を求めて様々な渡り鳥が盆地にも飛来するものです。今朝の十羽ほどの集団はクチバシに特徴あるシメかコイカルかどちらであったろうか?鳴き声からしてイカルではなかったと判断しますが、微妙に異なる鳴声や羽の模様や色合いなど、目を向けますと、そこは探鳥の入口でもあり探求心をそそられます。



また、水辺は野鳥観察のポイントでもあり、この時期、意外と種類も多くて、珍鳥に出会う機会でもあり、枯れ草に水草の淡い緑が静かに広がり目立つ状態になっています。自宅に帰り空を見上げますと、昨秋のキオビエダシャク襲撃で丸坊主にされた庭木ヒトツバの枝でメジロが毛繕いに夢中になっております。新燃岳の降灰は小さなメジロまでも襲っています。もう一羽はヒヨドリ、これも人の気配に気づくのが遅くて動作が鈍っております。新聞報道ではハヤブサも鳥インフルエンザに感染していたと報じていましたが、野鳥の情報も少しずつ収集されているのでしょうか。



昨日と一昨日の冬空で体験した雲上人の心地は、一夜明けますと地上のものとなり、灰神楽の盆地でまるで火山活動など気にも止めづに一心に働く市民の姿がやたら目に映り、何かしら頼もしさすら感じます。今後、新燃岳火山活動がどのように展開するのか予測は不能ですが、何かしら、ここらで一息入れた感がします。



付け足したような今日の〆になりますが、昨朝に散歩しました新橋駅近くの汐留シティセンタービル界隈、総ガラス張りのビルは大丈夫でしょうか?何が?新燃岳火山爆発級の空震に絶えられるのかな?です。今夜は節分でわが家もいつもの如く、鬼は外、福は内、のマメが用意してあります。




 

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