緑の街の水先案内人

都城市で緑の街の水先案内人として移る日々を写真と日記で綴ります。

アラコッタ

2007年08月06日 17時03分34秒 | 健康
8月6日(月)

山が有れば平地があり、平地の先には海があり、それぞれをつなぐものは何か?曽於市の浄土真宗住職から教えていただいた方言、石原の
川、常日頃は水が流れてないが、雨が降ったり台風の時など河川の役目を果たして、周囲に水害をもたらさない、そんな川の始まりを
「アラコッタ」と言う、漢字で書けば荒川内、何故かしらいつまでも心に残った言葉です。白鹿岳という海抜六〇〇米ほどの麓の集落で前に
アラコッタの荒川内があり、自然について野外勉強、当時、良い言葉を教わったと感じ入っていました。


清流の雰囲気が周囲に立ちこめています、流れは透き通り、魚影は見えず、高千穂峰に降った雨がストレートに湧き上がっています

そう言う下地がありますと、運転中にも気になる光景が目に入り、引き返して目に入ったものの再点検、今回は何か?石橋、手作りの石橋、
少々年季ものの石橋、都城から霧島神宮へ県道脇の旧道に掛かった石橋、道幅三米弱農道まがい昔の幹線道路、しっかりと今も現役の石橋、
車も通ります、人も通ります。


最近仕上げたばかりに見える石橋、カミソリ一枚隙間に入らず、汚損も欠落もない石材の数々、見るだけで何故にこんなに嬉しいのだろう!

現場に出向き眺めますと、確かに石工がノミで切り出して造った凝灰岩の石が綺麗に並べて出来上がっています。釘一本ない、こうして
眺めますと、美術品にもふさわしい!
人間は故郷を離れ難し、思わぬ処に心引き留める楔があり、何でもない昔の石橋がすっかり心の中に鎮座して、古の爺さんたちがにこにこ
顔でこちらを眺めている、そろそろお盆も近いか ・・です。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿