緑の街の水先案内人

都城市で緑の街の水先案内人として移る日々を写真と日記で綴ります。

朝のセキレイ

2012年10月05日 16時52分22秒 | 自然
10月05日(金) 


都城運動公園


 朝の光景に、波形の飛び方をするセキレイが、ふいと飛び込んできました。降り立った芝生には朝露が宝石の如く光っております。カメラスタンバイ、ズームレンズがスムーズに動いて、セキレイをカメラ画面に捉えます。セキレイと言えば、かっては水辺が似合う野鳥でしたが、いつしか街の鳥へと変化しております。二〇世紀後半とは、日本列島に於いて都市圏域が広がった時代で、野鳥の領域まで人間生活が侵入したのでしょうか!

 セキレイの巣とは、水辺の砂浜に浅く皿の如く掘った凹みに数個の卵を産み落として、一ヶ月以内で雛に孵化させていると聞きました。産み落とした卵には迷彩模様があり、親鳥が巣を離れると、小石と卵との見分けが付かずに、つい一夏で発見できずに、六〇年近くが過ぎ去りました。

 本画面のセキレイは、帰宅してフィールドガイド日本の野鳥(野伸二著)を見比べて見ますと、ハクセキレイの雌鳥で、体の色合いからして夏模様。繁殖期は北日本で、越冬期には本州南部以南へ移動するとあります。この他に国内で目にするセキレイは、キセキレイとセグロセキレイが代表的です。その他にも亜種がかなりありますが、すっかり街の小鳥に様変わりしたハクセキレイ、朝の野鳥に知らない事が山ほどあります。







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