岡田監督怒る

　まるで完封負けを食らったかのようだった。
　試合後、岡田監督はいつも以上にピリピリムードで、わずか２０秒で会見を自ら打ち切った。
　拒否をのぞけば今季最短で、それが怒りの度合いを物語っていた。
　同点の八回無死の場面だった。
　中日の先発・小笠原投手から、桜井外野手の右中間三塁打で絶好の勝ち越しチャンスをつかんだ後だった。
　代走に赤星外野手を告げ、万全を期したはずだった。
　しかし、矢野捕手、関本内野手、代打・狩野捕手のバットが次々と空を切ったのだ。
　「工夫がないやろ。きょうはそれだけよ」と岡田監督は語ったという。
　打てないなら、バットを短く持ち、コンパクトに振ったりすべきだろう！
　そんな努力も見えないから腹も立つのだ。
　相手がＶを争う宿敵・中日なら、なおさらだ。

（競馬の話題です）名古屋競馬でも馬インフルエンザ

　名古屋競馬（名古屋市港区）に所属する競走馬が馬インフルエンザの陽性反応を示した問題で、運営する愛知県競馬組合は、全競走馬６２２頭を簡易検査した結果、４７頭が陽性で、うち１５頭にすでに発熱などの症状がみられると発表した。　次のレースは９月４日から予定されており、同組合は２８日に今後の対応を協議する予定だ。

　一方、岐阜県地方競馬組合は、笠松競馬に所属する競走馬の簡易検査を２４日に続いて実施した結果、全４１３頭のうち陽性は２４日に判明した２頭だけだったと発表した。
　同組合は２８日から４日間レースを予定しているが、出走前日の簡易検査で感染していない馬だけでレースを実施する方針だという。

ラリーで事故

　佐賀県吉野ケ里町の林道で昨日朝、ラリーレース取材中の３人が巻き込まれた事故で、事故を起こしたラリー車は、激しい雨の中でスリップし、ガードレールに衝突したことが分かった。
　すぐ脇で取材中の３人は、はずみで約５メートル下の斜面に転落したという。

　神埼署によると、カメラマンの１人（５０）は胸などを打ち意識不明の重体で、もう１人のカメラマン（４８）と雑誌記者（４２）も骨盤などが折れる重傷という。

　レースは日本自動車連盟（ＪＡＦ）公認の全日本ラリー選手権第７戦で、事故にあったカメラマンたちは主催者の委託を受けてレースを撮影中だった。