今日の阪神タイガース

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ガトームソンがドーピング検査で・・・

2007年08月11日 04時49分05秒 | Weblog
 日本プロフェッショナル野球組織(NPB)は、今季から本格的に導入したドーピング検査で福岡ソフトバンクホークスのリック・ガトームソン投手(30)から陽性反応が出たことを明らかにし、同投手に同日から20日間の出場停止を、ソフトバンク球団に750万円の制裁金を科す処分を発表した。

 プロ野球で初のドーピング違反となった。

 検出された薬物は、筋肉増強剤などを使用した痕跡を隠ぺいする効果があるフィナステリドで、ガトームソン投手は飲む発毛剤として日常的に服用していたが、事情聴取に対し、「禁止薬物であることを知らなかった」と話している。

 検査はNPB医事委員会(増島篤委員長)によって、7月13日のロッテ戦終了直後に実施されたもので、同投手は他の3選手とともに抽選で検査対象選手に選ばれ、採取された尿を日本アンチ・ドーピング機構の公認検査機関で分析した結果、フィナステリドが検出され、同31日付で報告書が提出されたという。
 長谷川一雄コミッショナー事務局長らが4日、事情聴取を行い、同投手は米国の医師の処方により、2年近く前から発毛剤として、錠剤のフィナステリドを服用していることを認めた。
 6日には医師である増島委員長らが再度、事情聴取したが、内容は1回目と同様だったため、裁定を下すアンチ・ドーピング特別委員会は9日、処分を決定し、10日、同球団に通知したという。

 ガトームソン投手は今春のキャンプでフィナステリドの服用を球団のトレーナーに申告したが、球団幹部は把握していなかったそうだ。
 角田雅司球団代表は「球団の不手際。本当に申し訳ない」と陳謝したが、「選手に責任はない」として、同投手の処分軽減を求めてNPBに異議申し立てをする意向を示した。

 プロ野球は処分について、独自の規程を定めており今回は意図的ではないと推定し、同投手は出場登録抹消期間の2回分である20日の出場停止、球団は制裁金上限の1000万円よりも軽い750万円とした。