能見篤史投手(28)が昨夜の広島戦(京セラD)でプロ初完封を成し遂げた。
「(完封は)初めてなんで、実感がないのが本音です。すごく応援してもらっているので、関西で達成できたことが一番です」と満員札止めの京セラドームの大喝采に促され、上がったお立ち台で語った。
気の弱さからか、ピンチでは腕が縮こまり、痛打されるという今季序盤までの姿は、もう過去のものだ。
不振のために5月28日に二軍落ちしていたが、8月7日に再昇格して12日の横浜戦(横浜)で先発復活星を飾った。
しかし、能見投手自身は広島にリベンジするまでは、“復調”の2文字は封印した。
4月29日の広島戦(広島)で、一回に満塁弾を含む5失点で、前日28日の同戦に投げた杉山投手と同じパターンで試合をぶち壊したからだった。
自分達の大乱調が、あの悪夢の9連敗の始まりだったと同時に先発ローテの座も失ったのだ。
「オレらの責任を感じるよな」と二軍調整中に、杉山投手とそんな言葉を交わしたこともあったという。
同じ悩みを抱えた杉山投手が、前日17日の初戦でリベンジの4勝目をあげ、次は完封劇という最高の結果で能見自身がリベンジを果たした。
「コントロールがいいし、安心してみていられる。ラッキーじゃなくて、球の力で抑えられている」と岡田監督は、無四球で3勝目を飾った左腕を絶賛した。
一度失った指揮官の信頼を、己の力で取り戻した結果だった。
「(完封は)初めてなんで、実感がないのが本音です。すごく応援してもらっているので、関西で達成できたことが一番です」と満員札止めの京セラドームの大喝采に促され、上がったお立ち台で語った。
気の弱さからか、ピンチでは腕が縮こまり、痛打されるという今季序盤までの姿は、もう過去のものだ。
不振のために5月28日に二軍落ちしていたが、8月7日に再昇格して12日の横浜戦(横浜)で先発復活星を飾った。
しかし、能見投手自身は広島にリベンジするまでは、“復調”の2文字は封印した。
4月29日の広島戦(広島)で、一回に満塁弾を含む5失点で、前日28日の同戦に投げた杉山投手と同じパターンで試合をぶち壊したからだった。
自分達の大乱調が、あの悪夢の9連敗の始まりだったと同時に先発ローテの座も失ったのだ。
「オレらの責任を感じるよな」と二軍調整中に、杉山投手とそんな言葉を交わしたこともあったという。
同じ悩みを抱えた杉山投手が、前日17日の初戦でリベンジの4勝目をあげ、次は完封劇という最高の結果で能見自身がリベンジを果たした。
「コントロールがいいし、安心してみていられる。ラッキーじゃなくて、球の力で抑えられている」と岡田監督は、無四球で3勝目を飾った左腕を絶賛した。
一度失った指揮官の信頼を、己の力で取り戻した結果だった。