ヒデびたきの野鳥紀行 〜野鳥を求めて北海道から沖縄まで〜

鳥名「森の下のヒデびたき」が野鳥を求めて近隣から、遠方まで出掛けて収めた写真をおよそ3日に1度のペースで掲載します。

タイ南部紀行2024年3月 クルンチン国立公園編 その3/カワリサンコウチョウ オレンジジツグミ キビタイヒヨドリ ムナフジチメドリ等

2024-07-12 | タイ
カワリサンコウチョウ♂ 2024年3月1日 タイ王国

3月1日水場のハイド(続き);熱帯の水場は大人気ですね。次から次へと違った小鳥がやって来ます。そして、やって来るよと予告されていた期待のカワリサンコウチョウ(Asian Paradise Flycatcher)♂が遂に登場! 外見は日本のサンコウチョウとほとんど同じですが、首から下が真っ白なせいかより派手に見えます。茶色と白の変異体がいるそうですが、白い方でした。近すぎて、カメラのアングルを縦にしないと尾羽がはみ出します。この長い尾羽は実に魅力的です。
横向きに止まってくれる事もあります。
さらに新たに登場したのはムナフジチメドリ(Puff-throated Babbler)。この子は慌ただしく水浴びして飛んで行ってしまいました。
新たなヒヨドリ類のキビタイヒヨドリ(Stripe-throated Bulbul)。顔の黄色い筋が印象的ですが、来たのは一度きり。
ミドリヒロハシ♀(Green Broadbill)がまた来てくれました。奥の水場で行水。
クロエリヒタキ(Black-naped Monarch)の♂が登場。頭部の黒いキャップがなんか可愛い。
そして、大きめのオレンジ色のツグミ類が登場。日本でごく稀に記録されるオレンジジツグミ(Orange-headed Thrush)でした。日本鳥類目録に載っていると親しみを感じますね。
水を飲んで‥‥
水場で水浴び。体がヒヨドリ類より大きいせいか押し除けて水浴びです。

水場のハイド編はたくさんありますので、次回は地元のタマシギ、サンコウチョウなどをアップして、戻りたいと思います。ご覧いただき有り難う御座います。

タイ南部紀行2024年3月 クルンチン国立公園編 その2/コノハドリ ズグロヒヨドリ ミドリヒロハシ コクモカリドリ等 

2024-07-09 | タイ
コノハドリ♀ 2024年3月1日 タイ王国

3月1日水場のハイド(*続き);次々にやって来るので、忙しいですが、次は何が来るかと期待します。一番多くやって来るのは一番地味なアカメチャイロヒヨ(Red-eyed Bulbul)ですが、複数羽で来る事が多いです。
ミドリヒロハシ♀(Green Broadbill)も何度も登場します。♀ばかりなので、同じ個体かもしれません。
シロハラカンムリヒヨドリ(Puff-throated Bulbul)も時々現れますが、こちらは単独が多いかな。
そして、現れたのはヒヨドリにしては派手な色合いのズグロヒヨドリ(Black-headed Bulbul)外形や行動は確かにヒヨドリっぽいですが、黄色と黒の派手ないでたちはヒヨドリっぽくないです。複数羽でやって来ますが、ちょっと臆病な感じです。
何度も登場するミドリヒロハシ♀尾羽の様子からやっぱり同じ個体なのかな?
ズグロヒヨドリもよく来る様になりました。
気がつくとヤシの実のお風呂に入って水浴びしているコクモカリドリ(Little Spiderhunter)。長い舌をよく出しています。
派手に水しぶきを上げて行水。
背中側から全身が見えました。
緑の小鳥がやって来たので、またミドリヒロハシ? 違いました、コノハドリ(Lesser Leaf Greenbird)♀でした。こちらも全身緑色ですが、ヒロハシより光沢がちょっと弱い。それでもやっぱり綺麗です。ミドリヒロハシより警戒心が強そうです。
この子は一度しかやって来ませんでした。

次回もこの続きですが、期待していたカワリサンコウチョウとオレンジジツグミが新たに登場します。ご覧いただき有り難う御座います。

タイ南部紀行2024年3月 クルンチン国立公園編 その1/ミドリヒロハシ クロエリヒタキ コクモカリドリ アオチメドリ シロハラカンムリヒヨドリ等

2024-07-06 | タイ
水場にやって来たミドリヒロハシ♀ 2024年3月1日 タイ王国

3月1日の午後、宿所を出発して、クルンチン国立公園を目指しますが、公園の手前の農家?前で車を降り、裏山に登って行きます。少々キツかったですが、ハイドが現れ、中に潜り込むと山中の水場に設けられている様で、水浴びに次々と小鳥が姿を表します。先ずはコアカメチャイロヒヨドリ(Spectacled Bulbul)で地味な色合いですが、黄色いアイリングがポイント。
こちらも地味なアカメチャイロヒヨ(Red-eyed Bulbul)虹彩が赤いからでしょうが、コアカメチャイロヒヨドリとよく似ています。一番よく現れた様に思います。最初はカメラを向けましたが、またか!という感じで段々と無視。それぐらいよく出ます。
さらにヒヨドリ類は続いて、顎の白い髭と冠羽が印象的なシロハラカンムリヒヨドリ(Puff-throated Bulbul)。
一度現れただけですが、アオチメドリ(White-bellied Erpornis)。サッと水浴びして行ってしまいました。
休む間も無く続々と登場します。クロエリヒタキの♀(Black-naped Monarch)でした。♂より青味が薄いですが、中々綺麗です。
こちらはアオメモリチメドリ(Chestnut-winged Babbler)。慌ただしく水浴びしていなくなります。
少し傍にヤシの実を半分にした風呂桶?が設置してあり、警戒心の強い小さな小鳥はこちらを使う様です。警戒心が強いと言っても、このコクモカリドリ(Little Spiderhunter)は随分と長風呂でした。
時々、長い白い舌が出ます。
そして、遂に、思わず「おおっ!」と声を上げそうになる程、鮮やかな緑色が美しいミドリヒロハシ♀(Green Broadbill)が登場。水場はいくつかある様で、一番ハイドに近い所に来てくれました。それにしても鮮やかな緑!
目が大きく可愛いのですが、意外に大きい小鳥です。

暑い暑い熱帯のジャングルの事、やっぱり水浴びしたいんでしょうね。本当に次から次にやって来ます。休む暇がないくらい楽しめました。という事で、次回はこの続きで、引き続きミドリヒロハシに新たにズグロヒヨドリ、コノハドリなどをアップする予定です。ご覧いただき有り難う御座います。
*台湾遠征中

タマシギ ケリ ミソサザイ/岡山県

2024-07-03 | 中国地方
タマシギのペア 2024年6月9日 岡山県

6月5日県北の沢:流石に囀りは少なくなりましたが、それでも元気にミソサザイが囀ってくれます。
6月9日、鳥友さんからタマシギ情報をいただき、早速、雨がパラついていましたが、車中からだと気にせず出かけて来ました。ありがたくもあそこにいるよと教えていただき、双眼鏡を向けると、ペアで歩いているではありませんか、距離はありましたが、まだ田植え前の田んぼで、見通しは良かったです。
♀が羽を膨らませて、正に玉鷸。
ケリが複数羽います。ケリには遠慮している様子。ケリはエンジェルポーズから‥‥
大天使ポーズ‥かな?
タマシギはケリに近づく事なく、2羽で仲良く採餌中。
シロツメクサの畔を乗り越えて、隣の田んぼに。
タニシでしょうか、丸飲み。
一頻り採餌すると畔で並んでしばし休憩。
こちらに向かって来ます。
田植え直前の田んぼで、見晴らしよくペアを収める事ができました。○○さん有り難う御座います。

次回はタイ南部シリーズに戻って、水場にやってくるミドリヒロハシ、コクモカリドリ、クロエリヒタキ、ヒヨドリ類などをアップする予定です。ご覧いただき有り難う御座います。
*台湾遠征中

タイ南部紀行2024年2月 スラートターニー編 その2/ムナオビオウギヒタキ シキチョウ マレーシアセンニョムシクイ ハリオハチクイ メグロヒヨドリなど

2024-06-30 | タイ
食堂裏庭のムナオビオウギヒタキ 2024年3月1日 タイ王国スラートターニー

3月1日午後、ナンヨウショウビンのマングローブ林を後にして今日の宿に先ずチェックイン、木々に囲まれたコテージに荷を下ろして、再度車に乗り込むのですが、この宿には鳥たちがたくさん居ます。ちょっと遠かったですが、今までのハチクイと違うルリオハチクイ(Blue-tailed Bee Eater)でした。
すぐ近くの食堂に移動しましたが、こちらも木々に囲まれ、鳥の声や姿が目につきます。食事が出るまでにカメラを持って外を見ると、庭にシキチョウ(Oriental Magpie Robin)が居ます。いい声で鳴いていたのはこの子だった様です。
続いて、尾羽の長い小鳥が登場、ムナオビオウギヒタキ(Pied Fantail)でした。ボルネオのジャングルで辛うじて見えたこの子がこんな民家の庭先にいるなんて、信じられません。でも普通種なんでしょうね。きっと。尾羽を少し拡げてくれました。
左の白いのは水の入ったバケツです。生活の匂いもしますね。
そして、食事が出てきましたが、左の皿は何とたこ焼き!、タイでもタコヤキというそうで、日本からの伝来食でしょう。味は?ちょっと残念賞。タコが入っていたりいなかったりでした。
食後、ガイドさん達がまだ食しているので、食堂の周りを散策。するとセキショクヤケイ(Red Junglefowl)!もちろん家禽ですが、図鑑の野生種と寸分違いません。ほとんど原種のままなんでしょうね。
高い木の上をチョロチョロしている小鳥がいます。こちらも初めて会う子で、マレーシアセンニョムシクイ(Golden-bellied Gerygone)と同定しました。
宿に戻ってちょっと休憩。しかし、周りには鳥たちがたくさんいるので、出発時間まで、散策すると、「コーエル!コーエル!」と大きな声で鳴くオニカッコウ(Asian Koel)がいました。
宿の道の植え込みに飛び込む鳥がいます。メグロヒヨドリ(Yellow-vented Bulbul)でした。どうやら植え込みに営巣している様です。
木々と鳥に囲まれた素敵な宿で、何泊かしたい所でした。

次回はいよいよクルンチン国立公園編ですが、公園近くの森の水場に設けられたハイドに潜り込みます。いろんな鳥が次から次に水浴びにやって来て、シャッターを押しっぱなしでした。その前に日本に戻って、地元の近況をアップします。ご覧いただき有り難う御座います。
*台湾遠征中