「八甲田山」を見て思うのは。

八甲田山の行軍経路をGoogleマップで見ながら
辿ると違和感があるのは、意外に短い距離で
彷徨っているのだ。鳴沢から田代までは2キロ
程度。

がここは世界でも有数の豪雪地帯で、6～9m
くらい積雪があると言う。加えて低気圧の北上に
より猛吹雪で視界も遮られた。

雪の中をラッセルしながら歩くのは体力を使うし
食事も足りなかった。

私は寒いところ、山登りが嫌いなので、その
ような環境に身を置く気にもならない。
雪山を歩くという困難さが想像つかないのだ。

加えて装備も、現代のようにベースレイヤー
ミドルレイヤー、アウターレイヤーと重ねて
汗を吸収、発散するようなウェアはないし
ブーツやグローブ、スノーシューや場所に
よってはアイゼンも必要だろう。
雪山登山の基本ガイド

とまあ、装備が揃った現代でも過酷な条件なのに
悪天候に過信、判断ミス、経験不足が重なれば
遭難するのも当然だったのかも。