飛騨さるぼぼ湧水

飛騨の山奥から発信しています。少々目が悪い山猿かな?

薬より生き方 (その 1 ) 日本の医療!

2018-06-24 15:28:06 | エッセイの部屋


先回、nhkの「試してがてん!」の、「他人が喜ぶ事を毎日すると人の体調が良くなる」と言う日本や米穀の膨大な医学データの事を紹介した。
今やビッグデーターの時代である。
既に、食生活や睡眠、運動などの生活習慣と病気との関連については、今までの多くのデーターで知られている。
だから今後、新たに人の生き方と病気等の細かな項目について、数万、数十万、数百万の人々のアンケートを取る事ができたら、健康や病気と人々の生き方との関係がはっきり見えてくるのではないか?と想った。
最近、日本では癌や認知症についての話題が増えている。
そんな中、つい先日、気になるタイトルの本を読んだ。
「医学の勝利が国家を滅ぼす」 里見清一著(新潮新書)である。
ごく最近日本で開発された「オブジーボ」と言う肺ガンの薬は患者によっては驚くほどよく効くらしい。
肺癌患者の1~3割りの人には素晴らしく効く事が分かっているのであるが、どの患者に効くのかは飲み続けないと分からないそ言う。
問題は、この薬は一年間飲み続けると1人約3500万円かかり、少なくても3年間は飲み続けなければならないと言う事だ。
(体重60キロの人は、1回当たり134万円で2週ごとに呑む事になり、1年で約3460万円となる)
つまり、一人当たり約1億円かかり、その中の1~3割の患者だけが助かると言う事である。
アメリカや海外ならば、富裕層の人達だけが治療を受けられるだろう。
ところが、日本では国民皆保険で、その上、高額療養費制度と言って高額分は保険や国が支払ってくれるシステムだから、個人負担はわずかでよい。
今後、この新薬を使用する肺癌患者が増えてくると、試算では国の負担が数千億縁から2兆円も増える事になりかねないと言う。
特に最近開発中の他の薬は、同様に超高額化の傾向にあると言う。
日本では、前述のように、たとえ高額になっても患者本人や医師や病院の負担にはならないから、使った方が得だ!と増える傾向は続くだろうと言う。
まさに、「医学の勝利が国家を滅ぼす!」である。
では、どうしたらいいか?
それについて素晴らしい解決の例がある。
とこのブログを書き続けていたら、突然わが身に大変な事が起こった。
急に血圧が上がったのである。
特に早朝が高く、初日(6月19にち)は高い方が180前後と低い方が100前後もあり、歩くとフラフラした。
安静にして昼に近づくと140程80程に下がった。
午後や夕方には120~130と60~70そ普段の血圧に落ち着いた。
しかし、その後も早朝は同じように高く、心配なので予定していた畑の草取り作業もシルバー人材センターに頼んだ。
その後も早朝の血圧は下がらず、昨日(土)と今日(日)の外出も止めた。
「いったいどうしたんだろう?」
私は、何年か前の高血圧依頼、塩分の撮り過ぎに注意していて血圧は平常だった。
どうしてだろう?と原因が分からなかった。
それこそ生き方や考え方が間違っているのだろうか?
といろいろ反省してみた。
ところが、本日、先ほどその原因が分かった。
朝遅くの朝食のパンがないので(今はグルテンフリは中止中)ご飯を食べようと冷蔵庫の中を見た。
すると、ラップしたドンブリの底に何かの食べ残しがあった。
少し食べてみると、梅干しのようにかなり塩辛く何のオカズだったのか思い出せなかった。
別のどんぶりに温かいご飯をよそい、残りのキムチと、その塩辛い何かを乗せて食べた。
食べて初めて分かった。
(あっ、これは食べ残しの御飯だ、この塩辛いのは、・・ああっフリカケだ」
「そうだ!この塩辛いフリカケの塊り、これだ!これが高血圧の原因だ!」
と脳に閃いた。
実は、台所や食卓間のアチコチに古いフリカケの袋が散らばっていたので、二週間程前にヘルパーさんに集めてまとめてもらった。
大きな袋が四、五袋、小さなものが十袋ほどだった。
何時買ったものか記憶がない、もったいない!
賞味期限の心配もあるから早く食べて片付けようと想った。
それで、その後、毎回できるだけたくさん御飯の上にかけて食べていた。
そのフリカケの中に、こんなにたくさん塩分が含まれているとは!
今、初めて気づいた。
言ってみれば塩分の塊みたいなものだ。
ここ数日、毎日これを大量に食べていたのだ。
一日の摂取塩分は何グラムだっただろう?
こんな悪い見本のような食生活を続けていたのだ。
なので血圧が上がっても当然の事だ。
高血圧になる人体実験をしたようなものだった。
「・・・・・・・」
とにかく、今は原因が分かってホッとした。
お蔭で、ここ数日間の心痛も無くなってブログも書けそうだ。

(つづく)