老い生いの詩

老いを生きて往く。老いの行く先は哀しみであり、それは生きる物の運命である。蜉蝣の如く静に死を受け容れて行く。

老い逝くさなか

2022-08-06 13:56:22 | 老いの光影 第9章 捨石拾遺残日録
1894 老い逝くさなか



夏空のなかに秋の気配を感じさせる雲。朝 beagle元気と散歩しながら空を仰ぎ見る。

 今日、8月6日 ひろしま原爆投下77年
の月日がたっても、いまなおその爪痕は深い。
夏なのに今日も雨が降り、井伏鱒二『黒い雨』
を思い出す。
 ウクライナ侵略戦争はまだ続き、核兵器使
用の危機にある。
 日本政府は戦争の危機を訴え軍事費が膨大
になり、一方で老人の年金受給額は減らされ
るなか介護保険料、国民健康保険等保険料の
自己負担は増え、さらに手にする年金額は少
なくなる。

 先日、印鑑をどこにしまったか忘れ、2時
間もかけ探し回ったが見つからなかった。wife
には小言、苦言を幾度なく浴びせられ、「ぼ
けの始まりじゃないの」、と言われる有様。
諦め「印鑑を作り直すしかない」と思ったそ
のとき本棚の隙間にある紙袋に目が留まった。
もしかしたらと思い、隙間にある紙袋に手を
入れると印鑑入れがあった。歓喜の瞬間であ
った。印鑑の置き場所をwifeに教えた。

 物忘れが始まりぼけが始まった。
耳が遠くなり、小さな声が聞こえなくなった。
先月末に耳鼻咽喉科を受診したら、「加齢性
難聴」と診断された。「補聴器はしなくても
大丈夫」、と医師は言われたが悩んでいる。
 

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