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ウォーハンマーウィズヘルズ-6話 Go Funk 5版

2021-09-06 00:32:39 | ウォーハンマー
10余年のウォーハンマーの動きを
ごくごく個人史観で見ていく企画ウォーハンマーウィズヘルズ。
ウォーハンマーFBの4話でようやく2009年にたどり着いたのだが、
2008年に少し戻らねばならない。

2008年9月 ウォーハンマー40000:5版発売
自分が参加した時の本体ルールはウォーハンマー40000:4版だったのだが、
はじめて3か月もした頃の2008年9/27に
ウォーハンマー40000:5版スターター「ブラックリーチ強襲」が発売された。
この記事を読んでる諸氏にはいらない説明かもしれないが
ウォーハンマーは一定期間でゲームバランスの改善やスムーズ化の為に
本体ルールを更新するようになっている。

はじめた頃から「そろそろ5版来そうだよ」と顔見知りになった趣味人や
店員さんなどから教えてもらっていたので困ったり戸惑ったりはなかった。

5版発売が公式に発表した時に常に予算が少ない俺が取った行動は…
4版スターター マクラーグの攻防をゲットすることだった!

いくつか当時の事情を説明すると
・当時は本体ルールはスターターにしか付属していなかった。
・俺は当時好きなバトルフォース(スタートコレクション相当)に
  ルールブックが付く特別セットを買ってて4版スターターを買ってなかった
と言う事情を踏まえて、これがキモなんだけど
5版発表後に4版スターターを買うと
  5版ルールブックをくれると言うサービスがあった!

以後はなかったので気前良いね。

そんな4版スターターのバックボーン。

「ウルトラマリーンの星域の惑星マクラーグに、
外宇宙からの捕食者ティラニッドがやって来てる真っ最中。
帝国将校のヴァラス中尉はとても貴重な、
スペースマリーンの元になる遺伝種子(ジーンシード)を持って
墜落する宇宙船から脱出したが、ティラニッドに取り囲まれていた!」
と言うお話。


ミニチュア的にはスペースマリーンはタクティカルスカッド10人:1スカッドと心もとないが
ティラニッド側はターマゴントにジーンスティーラーがモリモリ。
巣も付いてるし、フレーバーとしてのヴァラス中尉や核燃料、
墜落した宇宙船の情景モデルも付いてくるボードゲーム的な豪華さがある。
付属ゲームも最初は逃げてピストルを撃つヴァラス中尉(移動と射撃)vs
スキャッターダイス(ランダム方向を決めるダイス)だけで動く生物浮遊機雷の逃走劇から、
最後はマリーンがティラニッドと戦って抑え込みつつ
宇宙船の核燃料をティラニッドの巣にブチ込んで爆破して宇宙船で脱出すると言う
ハリウッド映画ばりの雰囲気とゲーム手順を段階的に教えてくれるミニゲームが個人的にめちゃめちゃツボだった。


ヴァラス中尉と核エンジンはビジュアル的にすごい好きだったので満足!


…と言いつつ5版スターター:ブラックリーチ襲撃も少ししてから増強の為にゲットしたよ。

ウルトラマリーンとオルクが激突した場面を描いたスターターセット。
ウルトラマリーン側は
キャプテン
タクティカルスカッドx10
ターミネイターx5
ドレッドノート(マルチメルタ装備)


オルク側は
ウォーボス
ボウイx20
ノブx5
デフコプタx3

と言う両軍共にゲームに不足のない豪華な物量。
2021年夏のオルクリリース発表まではデフコプタはこのボックスでしか手に入らなかったので
(高くて1機ずつ売られてる旧メタルはあったけど)
近年まで非常に有用なボックスだった。


5版とはどんなゲームだったのか
・距離の単位が1インチ=2cm相当で換算されてたので海外よりもゲームが狭かった※日本のみ
・距離は事前に測ってはならず目測で測る為にゲーム慣れと腕が必要だった。
・攻撃する自軍ユニットから見て奥の敵を狙うには士気チェックが必要だった
・モンスターとかビークルは「ラージターゲット」と言って奥にいても見える
・朝から始まるか夜から始まるかダイスで判定。夜だと射程が短くなる「夜戦」ルールがあった。
・4版から継続してビークルには装甲値が前後側面で決まっていた。
 装甲が薄い所を狙って撃つ→武器の攻撃+D6で装甲の値を抜けるか判定。
 ビークルダメージ表でダイスを振ってビークルの武器が壊れたり動けなくなったり爆発したりと言う手順だった。
 煩雑だけど戦争映画だと当たり所が悪いとドカンと行くのでリアルだったなぁと思ったりもする。
 貫通した後チャートを振って移動ができなくなったり、武器が壊れたり爆散したりするシステムだった。
 ※爆散40Kコマンダーレイジの爆散はここから取っている。
 ビークルが非常に硬いが落ちる時は落ちると言うランダム性の高いユニットだった


・全力移動の登場。※4版はティラニッドくらいしかできなかった

そして看板のリアル射線システム!
 過去はユニットごとに射線が通るかで判定してたけど実際のミニチュアの視線で見て、
 射撃する相手が見えてるかを測ると言う画期的なシステムだった。
 さらにリアル射線システムを測るアイテムがこれ!

ミニチュアの頭越しに射線を見れるレーザーサイト!
ミニチュアの目元からレーザーを出して敵まで届けば視線が通ると言う道理!
そんなのに輝度が高くないので見づらいんだけどオシャレだったなぁ。

さらに当時のゲームに便利なマーカーがこれ!

ターンマーカーに前述の夜戦チェック。
ビークルが何が壊れてるのマーカーに、
ユニットが逃走したか全力移動したかなどの表示がある。


スターターのテンプレートも今まではFBと共用の半透明の樹脂製だったのだが、
5版からこのクリア蛍光グリーンで統一されていたので
5版直撃世代の俺には非常に未来的でサイバネティックな印象が焼き付けられていて
未だにこの色のプラ材を見ると40K用のマーカーなどを作りたくなったりする。

当時はネクロンのガウス武器の発光部分がこのクリアプラだったのだが(※通称ネクロン棒)
当時ネクロンユーザーはそこまで多くなかったので、
ゲームズワークショップに素材が余ってるんじゃないかと言う下馬評もあったw



5版のダークエンジェル
4版コデックスにパッチが当たっただけで特に変化はなかった。
スペースマリーンはスターター封入アーミーなだけあって更新早々にコデックスが出たのだけど、
その際に4版から大幅強化されたウォーギア、
例えばサイクロンミサイルポッドが1発から2発攻撃になったり、
ストームシールドが白兵戦のみだったのが常時スペシャルセーブ4+になったりしたのが
ダークエンジェルに反映されるのが非常に遅くて
「ダークエンジェルは割を食う」
と言う気持ちを強く持つようになったのを覚えてる。

4版からだけどスカウトのサージェントに強化オプションが一切なくて(誤訳)
スナイパーライフルの小隊にしたいのにサージェント一人だけが
射程が届かないピストル持って暇をしていると言う事がよくあった。
ベテランスカッドも同様だったなぁ!
思い出し怒りだけど10年以上経ってるのに未だに覚えてるなw

ベリアルはこの頃はデータのみでミニチュアが存在せず、
他のミニチュアから改造して使おうと言う枠だった。
後年この枠は消えていくのだが、ベリアルは6版更新の時にミニチュアが出たので
その手合いの枠でも生存したキャラではないか。

テレポートはまだどこに降りるかランダムだった時代、
レイヴンウィングはテレポート誘導装置と言う周囲一定範囲なら
テレポートが必ず成功するオプションを持っていたので
デスウィングが連携して降りてくると言うフレーバーを実践できた。
2021年現在の9版だとゲーム上ではなくなってしまったので
しみじみする所でもある
次回はそんな話をしよう。

※余談だけど今回のトップ画は5版ルールブック。
自前のをスキャンしたので当時張ったテプラが付いたまま。
剥いでもいいんだけど良い味じゃないかと思ってw

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