ヘルズブログ

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宝塚「GOD OF STARS-食聖-」

2019-09-30 00:34:02 | ハロプロとか芸能
チケットを譲って頂き宝塚星組「GOD OF STARS-食聖-」を見てきた。

Thunderbolt Fantasyではチケが取れずライビュで、
いつか生で見たいと思ってたらトップ紅ゆずるさんと、
娘役の綺咲愛里さんダブルで卒業で、ラスト演目だったのでとても嬉しい。
内容は後述するとして生の舞台は物凄く良かった。


はじめてなので劇伴が生オーケストラなよすげーとか舞台物理的に奥行き広い!とか
盆回りとかせり上がりとかギミック多っ!てなった。
1200人くらいの東京厚生年金会館(故)くらいのキャパなのに
結構な席はハロより安いし大丈夫!?と言うか
UFA(ハロプロの事務所)いい加減にしろ!
と言う理不尽な憤りが湧くw


そしてメイン楽曲がすごい良かったなぁと思ってたら作曲ヒャダインだった!
チケットをくれた友人も元ハロヲタなんだけど
アイドルと宝塚は親和性がある…!?


あらすじと内容の感想
天才料理人ホン・シンシン(紅と星かな)は腕は立つが傲慢で、
扱いかねたオーナーにスキャンダルをでっちあげられ失墜する。
自分が潰そうとしてた屋台街に流れ着き、
看板娘とぶつかり合いながら惹かれていき改心と、
逆転して名誉挽回すると言う香港映画と少年系料理マンガ的な親しみやすい筋。



しかし記憶がないホンの正体は天界から飛び出した
西遊記の紅孩児だったのだ!(公式にあるからいいよね)

A・紅さんのラスト演目に字面から紅孩児を選ぶ。分かる
B・人間界に来た紅孩児の改心とロマンス。分かる。
C・傲慢な料理人の改心とロマンス。分かる。

A+B+C?何食ったらこんな本書けるの?

一見尺が足りなさそうな荒唐無稽さなのに
表面張力のようなギリギリの所で満載の賑やかさに昇華してるし、
最後の最後の数分のエピローグでハッピーエンドにまとめる手腕がすげえ。

他の方の意見で納得したけど現代モノもいいけど
ファンタジー衣装も殺陣も見たいもんね。
引き算しない強さ。
そして魅力的なキャラには物語の収束力があると言う学びがある。

舞台に本にと遠回りになったけど役者の部分。
初の生での観劇は違うなぁ。
ふわっとした感想になるけどトップの紅さんは存在感が違う!
声が通る!ビジュアルが強くてふざけて可笑しく見せ場はカッコ良い。

綺咲さんは可愛く実はめちゃ強そう。遠くからでも目がデカイ!
端的に言って最高でした。

レビューは「Éclair Brillant(エクレール ブリアン)」
まだ2回目しか見てないけど、本来の王道なつくりなのかな。
ボレロやマシュケナダなんかもあって品が良い。



演目的にはThunderbolt Fantasyの時の秀星☆煌紅は
単純に曲が好みなのと見取りや寸劇仕立てもあって好みだったけど
正統派なのも技術を感じで面白かった。

見たかったトップさんが卒業しちゃったけど
先達の宝塚友人が沼に引きずり込もうと色々教えてくれるので
次みたい演目が運良くチケット取れたらまた行きたいなぁ