ヘルズブログ

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ksアニメ戦記「エガオノダイカ」

2019-05-16 22:21:10 | バカ文化
最近バカ文化研究家、クソアニメ愛好家として
タルんでるんじゃないかと言う自戒の元で
見えてる地雷2、エガオノダイカを作業しがてら完走した感想、無味乾燥(パンチライン)
穏健派の王国が強硬派の帝国に戦争を仕掛けられるのを
両軍のヒロイン視点で描く作品だが
「1クールじゃ無理じゃろ」と言う感想

ネタバレするけどリアタイ終わってるし良いよね?
主人公ヅラしてた松岡c/v脳筋彼氏ポジ男子が2話で死ぬ。これ要る?
帝国側主人公が2話ラストで唐突に出てきて、
初見の時は登場シーンを見逃したのかと思った。
「エネルギー資源のクラルス(と言う物質)」とか
「土地が痩せてる…」とか重要な情報をサラッと出し過ぎて
伏線張るならちゃんと見せつけて!!ってなる。


王国と帝国カットアップしてそれぞれの正義とか双方への感情移入を促して、
OPで示唆しされた両ヒロインの和解に繋げたいんだろうが、
どっちも感情移入できないと言う感想に。
重要キャラが死亡フラグを立てて律儀に死んでくので意外さが皆無。
戦争モノだし、そりゃあ…って言う安易さを感じる。

戦争の目的のエネルギーが実は人類絶滅レベルの環境汚染を起こすと言う秘密が原因だと判明し、
戦争を止めたいと言うことで「エネルギー全停止マシン」の起動を決断する王国側の主人公であるユウキ姫。
ジャイアントロボのバシュタールの惨劇と同様のものだと考えると民間人めっちゃ死ぬだろ。
賢いキャラだったったのに急に知性が低下した。

帝国側の主人公のステラがバシュタールの惨劇を起こそうとするユウキに迫る。
ステラがユウキの乳母の娘っぽい秘密が急に出た。伏線あった?
お互い家族同然の人を戦争で失って、そんな秒で和解する?
ラスト「2人の少女の物語…」死んだ男達は…。
帝国も急に善性に目覚めて終戦。
インドメタシン光線!
アジャンタ!心の底から偽善者になったナリ!(しろー駄作劇場)



『エガオノダイカ総評』
タツノコプロらしく絵は綺麗。ロボはカッコ良く出て無残に負けるのでカタルシスがない。
アルジェヴォルンを0としたらややマイナスだが極めて無味に近い。
●良い点
浪費時間1クールなのが良心。
神奈延年さんがクソカッコ良い。


人の感想を浚ってたらステラ娘説に気付いてる人パラパラいた。
これは俺がながら見で見逃してた様子。本作は描写時間が足りないが
2クールにしても間延びするだけだろうし…と考えてたけど、
どうせメインキャラ死ぬし2話も浪費した熱血松岡のヨシュア君の存在を消せば1話浮くんじゃない?と思った

ksアニメ戦記「けものフレンズ2」

2019-05-07 02:45:51 | マンガアニメ映画とかの感想
クソアニメマンとして見えてる地雷を踏みに行くべく「けものフレンズ2」を見てみた。
スタンスは1期は面白かったけど大ファンではないのでできるだけフラットなつもり。

【総評】
アニメとしては無。
知育番組の中の下はこんな感じじゃないかな。
幼児が問題を起こして比較的賢い幼児が幼児なりの考えで解決みたいな。


キュルルの出自とかビーストとか伏線丸投げだけど知育番組なら仕方無いかな。
想定した視聴者の視聴機関過ぎたら誰も追わないし。(学年誌なら1年とか)
監督はプロットが滅亡したちほーのフレンズなんだろう。
イエイヌの絵を見てヒトが居た頃のジャパリパーク見るシーン。
イエイヌ個別エピソードで置き去りはは仕方ないとしても、
最後に出して後味悪くするなら回収しない伏線捨てろやとは思った。


●良かった点
猫科のノースリーブ乳袋ブラウスがエロい。
豚が美少女ってA・浪漫・我慢先生の漫画にあったね。
時空転抄ナスカは筋があるだけ偉いのが再確認できたのも良い。

見たら憤死する想定までハードル下げて挑んだらそうでもなかった。
90年代にはたまにあったよ

けもフレ1もリアタイで見たきりなんだけど、
作中現在のラストハルマゲドン状態の前はフレンズは普通の動物だったんだっけ?
そしたらイエイヌの絵での係員とフレンズが居るのに齟齬が。
イメージボード?キュルルが外界の人って示唆なのかもしれないけど、
「こんなアニメにマジになってどうするの」ってたけしの挑戦状状態になりそうな気もする。


ちなみにフラットに書いてきたけど、
これが好きな作品の続編だと踏まえると悪手に次ぐ悪手でメダロット魂を下回る平成ワースト。
監督は30年は呪詛を吐かれるレベル。
20年以上前の地上波版万能文化猫娘を未だに許してねぇからな!
しかもメインでやりたい話が出来なかったからだとか(略


ただ多分1はたつき監督の得意武器のポストアポカリプス演出が、
たまたまハマったのと監督の腕前が良すぎただけで、
絵がかわいい擬人化の無名ソシャゲが終わった後のオワコンアニメ化って考えると
2くらいのクオリティが本来のけものフレンズだったんじゃないかって気もする。

ところでポストアポカリプス前からフレンズの姿だったとするなら、
「人権がない美少女ばかりの展示場」と言う見地から
「巨大性風俗テーマパークだったのでは…」と思ったが、
調べたら1の放映当時からすでにあった考察のようだった。
フレンズになるのがサンドスター以後だっけ?
でもゲームだとミライさんとフレンズが一緒に居た?まぁいいか


最後にけものフレンズ続編予想。
普通のフレンズと違って獣の顔を残した記憶を無くした主人公が
逆にヒトを助けて故郷を探す物語はどうかな。
主人公は豹のフレンズでぐいんちゃんって言うんだけど。
「それは、異形だった」




おわり。

感想:映画「アリータ バトルエンジェル」

2019-05-04 00:20:28 | マンガアニメ映画とかの感想
公開早々に行ったのに記事にするの遅れちゃったけど
アリータ バトルエンジェルを見てきた。
ハリウッドの2月の大作だけど実は90年代の日本のSF漫画「銃夢」の映画化。

作者からのコラボイラスト

「タイタニックのジェームズキャメロンがファンなので映画化の権利を取った」
って 話が出たのが00年くらいで、音沙汰も無くお流れになったのかと思いきや
去年くらいから実現すると言うニュースが出てあれよあれよで公開。

好きな作品の実写化に加えて、日本の宣伝の仕方が極めてチープで
かなり眉唾で臨んだのだけど、まず事前情報で文句を言ったのを心底謝罪したい。

最高だった!
原作を知らない人が見ても
「SF+ごりごりCGアクション+ジュブナイル」で楽しめる映画だと思う。
見る人の趣味で前後するだろうけど90点前後は堅いかな。
アクションが好きなら加点、構成が気になる人は減点かも。

次に原作ファン視点なら350点くらい。
キャメロンは世界一信頼できるオタクの一人だと言えよう
ちなみに他にいる世界一信頼できるオタクはパシフィック・リムの
ギレルモ・デルトロ監督だ。
ちなみに20年近く前にデルトロかキャメロンに銃夢を紹介したのが
一目惚れのキッカケだって言うから熱い話じゃあないか。

前述の悪い宣伝で出たふざけたノリの古館伊知郎の実況があったのだけど、
それは宣伝用カットで、本編では過不足無いプロの仕事を見せてくれた。
ただ淡々とし過ぎてたのでむしろもう5%くらい味を出して欲しい程。
この吹き替えでモーターボールが庶民の娯楽だと言う現実味が湧く。
結果的には良キャスト。
だが宣伝担当は不要なファン離れを産んだので反省して欲しい 

●ネタバレ無し感想。
まずアクションやクズ鉄街のビジュアルで既に100点。
3Dはあまり出てこないけどグラインドカッターの迫力が凄いので
まだ劇場でやってるなら見て欲しい。

本編は1~4巻半ばくらいなのだが切り詰めるんじゃなく、
エピソードを再構成、要素を足し引きする事で問題なくまとめてて
原作の改善を試みてる原作愛を痛感する。200点

序盤のイドの過保護さ、非戦闘ボディの由来は改変により時短と説得力アップ、
親子愛の話にすることで一般ウケシナリオ化に貢献してる。
そして絶賛したい細かい原作ネタ。ボディ換装後の柔軟とか外伝のアレ!
他にも0.5秒程アジャカティが転んでるように見えるのは地功拳か。
名前だけだがクライブ李やサバトの蟹の舞(ダンス)のザーリキなんかも居て嬉しい

キャメロンの「原作の格好良いシーンは出来るだけ詰め込む」と言う気概に
監督ロバート・ロドリゲスがシッカリ応えたよう感じた。
特にアリータが敵の腕やコースを軸に回転をするが、
パンツァークンストの基礎「回転体術(ドラル・クロイツ)」に見えるので
監督は上位戦士(ヘーア・クリーガー)以上の位階である可能性が高い。

タイトルも酷い事を言ったのを謝罪したい。
逆輸入したならタイトルは銃夢であるべきと思ったが
本作はアリータの名前の由来のアレンジにより
映画はアリータでしかありえなかった。
またタコ口の無さを怒る人も居たが、
口を造形ではなく子供っぽい仕草と捉えて上唇を突きだす演技が補ってる。
完璧で感服でした。

ファンとして実に良い物を見せて貰った。