ヘルズブログ

「ヘルズ商事」はバカと面白を考察、発信するサイトです。
全コンテンツと趣味、日記を一緒くたでやってます。

美少女フィギュアに見る飽食と退廃への危惧

2007-03-22 22:47:30 | バカ文化
先日は付き合いでアキバでハロプロの、THEポッシボーを見た後
偶然オガルと合流しったので合流しブラブラ。
締めに模型を見る為にラジオ会館に立ち寄った。

共通して好きなガンプラやFSSなどを見て会話に華を咲かすが
この日は珍しく美少女フィギュアのコーナーが目に留まる。

「萌え」からは離れて久しく
何のキャラクターかすら分からない自分ではあるが
嫌ってる訳ではないし凄い模型としては好きなので
眺めてみると可愛いの、セクシーなの、
躍動感あるのと様々だがある共通点に気づく。


まずはどれもファンならずとも手元に置きたくなるような
凄いクオリティである事。
次いでそれらは全て完成品である事。
まずはどれもファンならずとも手元に置きたくなるような
凄いクオリティである事。
次いでそれらは全て完成品である事。

同年代よりちょっと上くらいでないと
ピンと来ないかも知れないが
高いクオリティ、マニアックなキャラクター、
萌えやエロスを喚起する造形、
これらはガレージキットが担っていた物だったのだ。

ガレージキットを目に、
耳にしなくなったのはいつからだったろうか。
プロが手作りした技巧でかつ少数生産なので単価も高い。
更に造るには道具も時間も技術も要する為に
完成も容易ではなく雑誌やショーケースの完成品は
正に垂涎の的であった。

それがたかだか数千円払えば完成品が買えてしまう。
マニアでなければ安い買い物では無いとは言え
技術が無くとも熱意と金で買えるとは
ユーザーにはいい時代になった物だと思う。

アキバでフィギュアを眺めていると
その出来を数千円じゃやりたくないなと苦笑しつつ
金では買えない物を安価で買える時代に
たかたが十年程度でヲタ文化が新世紀になった事を
痛感するのだった。


…と、ここまでは良い事づくめのようだが
一つの不満が湧き上がる。

「便利」さと引き換えになった物は何か?
答えは簡潔、「不便さ」である。


便利になったら不便では無いとは
禅問答のようだがそうではない。
不便さは憤りやもどかしさを生む。
それらは全て熱意に繋がるのだ。

「発明の父は憤りである」
マンガ「ダブルゼータくんここにあり」で
発明家のキュベレイ博士が言ったが至言に思う。

今どれだけのヲタがガレージキットを作れるだろうか。
造れたから偉い訳では無い。
ただ待って金を出せば高い技術の塗装や
マイナーなアイテムも手に入ってしまう昨今では
模型の技術を身につけようとする第一歩の機会や
まるで子供のように模型誌や見本に羨望の眼差しを注ぐ
熱さを失っているのだ!!

偉そうな事を言う俺も例外では無い。
例えを変えればガンプラである。
今のガンプラはそのまま作るだけでキレイに出来てしまうので
そのままで満足してしまうのだが
ガンプラブームを直撃してる人々は
その出来の足りなさを改造や塗装で補うのは当然だったし
それに応えるようにメーカーも技術を上げていくと言う
切磋琢磨の結果が現在の日本の高い模型技術の礎だったのだろう。
だが今は高くなりすぎた技術は供給するばかりで
受けてが衰退していくバブルに似た状況に陥ってないだろうか。


では将来模型を造る側の人間はいなくなるのかと言えば
答えがほぼ確実にNOだろう。

「損をしてもオリジナルになりたいバカが消える事はない!」
(島本和彦、作 ガレキの翔)

しかして安易な購入は手を動かさないヲタを
増やす事に繋がるのではないか?
同じ懸念を違うジャンルで感じた事がある。

それは漫研だ!
漫研もコミュニティを形成しがちな女子ばかりになり
男子がいても買い、読み専門になりがちなのも
あらゆる願望を現在のマンガ、ゲーム、同人が補えるので
自分で作業する必要は無くなっているのだ!
手を動かすのが早いのは女子。
男子は並びや限定にいそしむ為の
フットワークが鍛えられてると言うのが昨今であろうか。

願わくば俺はバカの側でありたい。

あ、ちなみに気になったフィギュアは必死こいて調べて
水兵さき氏のwebコミック「ネコミコたま」だったらしい。
太めの肉感の熱血造形がアツイぜ!

ウォーハンマーとイラストに見る彩色技法の東西

2007-03-18 22:36:06 | ウォーハンマー
>サーバー移転で画像が全滅したのでホームページの記事に移転しました。
→ ●記事リンク



諸君、私は模型が好きだ(以下大佐テンプレ略)
そんな俺が絶対手を出しちゃいけないと思いつつ
惹かれて止まないのがウォーハンマーだ。




海外発のボードゲームシミュレーションとでも言おうか。
戦略シミュレーションゲームを実際のミニチュアの大群同士で
ジオラマの上で戦うと言う非常に欧米チックなゲーム。
狭い日本では伏せカードは5枚が限度だと言うのに。

でそのゲームはゲーム性や臨場感もさながら
ミニチュアのリアルさが肝で良く塗装自慢がカード屋の一角にあったりして
それについ見入ってしまいゲーマーとしては我慢できても
モデラーとしては魅了されていたのだ。

そして℃-uteの写真集を買いに行った神保町にオフィシャルショップ、
池袋でデュエルスペースに行ったら実際のプレイを初見学してと
最近出会う機会が多く、気になり度はマックスハート。


だがふと気になる点が。
このミニチュア、人間キャラサイズだと親指第一関節までしかないような極小サイズにも関わらず
みんなキレイに塗っているのだ。
そんな模型猛者ばかりがするのか?と思っていたが
下記の塗装紹介を見てある発見をする。



先に黒を下地にしてしまい各部の表面だけを丁寧に塗り分けていけば
勝手に黒い部分が溝や陰の部分に残り立体的になるように
掘りは深くメリハリのある造形になっていたのだ!
作例みたいにしたいなら服や肌を高くなるにつれ明るくグラデーション掛けていけばいい。

この手順を見て思ったのはCG塗り的だなぁと言う事。
自分はCGをしないので実際は詳しくないが
好きなイラストレーター数人のやり方を見てると
大ざっぱに色でシルエットを取り立ち上げて行くような印象を受けたのだが
ウォーハンマーの塗り方はその手法に似た印象を受ける。


また同じく感じたのは日本と全く逆の手順だなぁと言う事。
日本の塗装の多くは「淡い色、明るい色から」で
面を塗ったら陰を後から足していく。
これは水彩画と似た考え方に思うのを鑑みるに
油絵のお国柄の西洋と日本画の技法の日本と思えなくもない。


単にサイズや造形に体する向き不向きだったり、
得意なやり方だけの差違な気もしなくもないが。


タミヤの1/35兵士の基本は陰から立ち上げだよ?とか
MAX塗りは?とかやかましいw

マンガマン惨!

2007-03-12 01:31:41 | 日記とかヨタ話とか
マンガ色々マンガマン!

★ジャンプ
ユンボル終わらすなバカ!
でもあの潔さと密度は短期連載用・・・とは言わないが
短くてもいいから好きな事を好きに描きたかった感はある。
まるで人気が出て長く続きすぎたばかりに
好きな事が描けなくなったマンキンの反対のように…

最終話~そして建設へ…とかドラクエか!w
どこまで行ってもオイシさ熱さネタにあふれた作品であった。

この太く短い感じは武装錬金に似た物を感じる。
単行本で加筆するらしいので楽しみ。

★鉄鍋の醤!&R
コンビニ再販版を楽しく読み返してる。
結構巻数あって集めなおすの大変だからありがたい。
血のデザートの決着見てぇ!

Rは醤が悪さとツンデレぶりを発揮してて面白いw

コミックス
●「エン女医あきら先生」
10巻が出た。カップルとか結婚とかまとまってきたので
そろそろ終わるのか気にせずダラダラ続くのか不思議。

●新井葉月。
新刊、「薬屋りかちゃん」がで明日(今日)出る!
まったくチェックしてなかったが薬剤師マンガらしい。
本人も薬剤師だしね。
あと調べてたらコミックハイの少女生理学の2巻を買ってなかった!

●邪眼は月輪に飛ぶ
まだコミック出てないけどそろそろかな。
補足すると富士鷹ジュビロのスピリッツでやってた伝奇ホラーアクション?
面白かった。


こんな感じで。

デュエルマスターズが凄い!

2007-03-02 23:34:46 | バカ文化
カード部もデュエルマスターズはやっておらず、
マンガを読むばかりのヘルズ商事だが
最近カード屋で見てて凄い事に気づいた。

ネーミングセンスが凄ぇ!!
最初の頃はクリムゾン・ワイバーンとかデスライガーとか
カッコイイ単語の組み合わせだった。

しばらくするとボルバルザークとかダグラドルグランとか
不思議な響きを編み出すようになってきた。

そこで止めておけばいいのに…
悪夢はその後、フェニックスの登場になる…


最初の頃はいかにも鳳凰ライクだったのに
よく分からない機動メカみたいな風貌になるシリーズで
皆、名前に「超神星」と付くようになった頃だった。
その名の通り星の名前と強そうな単語になるのだ。

「プルート・デスブリンガー」
「ヴィーナス・ラ・セイントマザー」

そう来てついに物凄いのが来る。


超神星ペテルギウス・ファイナルキャノン

武器や必殺技の名前ならいい。
キャラの名前にファイナルキャノンってなんだよ!!
俺の心をファイナルキャノンが掴んで話さない。


~~
「なぁ見ろよ。ペテルギウス・ファイナルキャノンだってよ」
「なんだそりゃ? 舌噛みそうな言葉だな」
「このキャラの名前みたい。 必殺技ならともかく名前って凄いよな」
「必殺技ならありなのかよ。 俺の子供の頃はライダーキックとか
 スペシウム光線とかだったぜ」
「ボクらの時代じゃもう少しハデな名前だったよ」
「どうせおじさんだよ」
「でも凄い名前だよな、長尾じゃ黒沼じゃ太刀打ちできないよ」
「なんだ、憧れるなら今日からファイナルキャノンって呼んでやろうか?」
「止してくれよ。 人生もこの仕事も目立っていい事はないよ」
「悟りを開いた口ぶりだな。 まぁお前の相棒は目立つからな。」
「黒沼に言われたら嫌味に聞こえるよ」
「だがハッタリも必要だぜ。 いっそ改名したらどうだ?」
「その前にボクたちは誤解してるかもしれないんだぜ?」
「何をだ?」
「ファイナルキャノンは名前か苗字か分からない」
「そうだな」

この話題に飽きたかのように黒沼はヨソを向いて煙草に火を点けていた。
ボクもそれほど面白いワケではなかったのでこの話題を終える事にした

~~

…とか藤原京・風味の嘘トークが飛び出るくらいスゴい!!
誰かわかるのか?w