ヘルズブログ

「ヘルズ商事」はバカと面白を考察、発信するサイトです。
全コンテンツと趣味、日記を一緒くたでやってます。

アンチ・モエ・スタンド・カッチョイズム理論

2006-06-28 23:47:48 | マンガアニメ映画とかの感想
「カッチョイズム」とはモデラー智恵理氏が提唱した
カッコ良さを前面に押し出す表現であるが
ここではその言葉をオイシさと無駄なカッコ良さを兼ねた言葉として
曲解、引用させて頂きたいと思う。

さて、常々カッチョイズムを研究し、危機感を抱いていた俺である。
なぜ危機感かと言うとカッチョイズムには「斬新さ」が欠かせないからである。
つまり使われた分だけ新しいカッチョイズムは減っていくので
その分また新たに閃きと発想がいるからだ。
つまり仲間であり先を行くカッチョイストの同志は
鉱脈を荒らしていく最大のライバルなのだ!



だが新たな危機感が思いも寄らぬ所から別の形で襲ってきた。
それは書店でこの本を見かけたからだ。
「萌え萌え武器事典」「萌え萌え銃器事典」
たしかに美少女に刀剣、銃器を持たせるのはベタだし、
戦闘機のノーズアートからモデルガン雑誌にまで通じる古典手法だがあえて俺はいいたい。
その場所は我らカッチョイストの領土だ!

だが萌え陣営の手は長く足は速い。
形として目に見えた時点で最早領土は足の踏み場も無いくらいだろう。
そこへの抵抗を試みようと思うが、
その方法とは先駆けて行く同士への戦いと同じ手段であると思うのでいくつか案件を挙げてみよう。

未知の武器を考える
例えるならばヴェドゴニアである。
カタール+メカブーメランの「旋風のカリギュラ」
ギター+マシンガン「スクリーミングバンシー」
などなど創造でも合成でも未知の兵器を編み出す事により、
持ってるだけで、そのものだけで面白カッチョ良い
武器のカッチョイズムの原点へと立ち返れるであろう。

既存の武器と言う名目で全く別の物にする
武装錬金が顕著。
槍と、鎌と言うが実際は未知のメカ武器である。
この過度かつ斬新なアレンジは前案と同じくカッチョイズムの復権をもたらすであろう。

普通の武器に不思議な力が
この好例はブリーチだ。
みんな普通の日本刀にも関わらず変形したり
不思議な能力を持たせる事によりタダの日本刀、タダの殺陣が
見た事も無いカッチョイズムを秘めたバトルへと変貌するだろう。

普通の武器の運用法を編み出す。
例えば使い古された二丁拳銃が未知のアクションへと変貌し人々を魅了したガン=カタや
日本刀だけにも関わらず一撃必殺以上の駆け引きを生み出すシグルイのようにである。
ただコレは一発のアイディアだけでなく
読者を説得させるだけの設定の練りが無ければダメだが
練れば練るほどそのカッチョイズムは高まっていくだろう。

意外とまとめたら普通の事であるが再確認は重要である。
食い荒らされた足場をしっかり確認して明日へのカッチョイズムを開拓したい。


【バカマンガ】 シグルイ

2006-06-24 20:39:26 | バカ文化
みんな推すが買いそびれてたのをフラッと買ったら
あまりに面白くて一気に全巻集めてしまった!

あらすじ
残虐を好む暗君・徳川忠長は
とどまる所を知らず真剣での御前試合を開催。
そこで組まれた試合は隻腕の剣士・藤木と
盲目の剣士・伊良子と言う異色の組み合わせだった。
二名ともにその技量と執念はケガを補ってあまりある物で
死闘を前に物語は二人の因縁へとさかのぼっていく。

濃尾無双と謳われる剣士、岩本虎眼が開いた虎眼流。
そこに現れる野心溢れる美剣士伊良子清玄、
迎え打つの若き師範代藤木源之助。
二人の剣と因縁が交わる。
 


面白い!!!!!
原作付きなんだけど山口テイストの中でも
劇画で培った物を最大限に発揮できる組み合わせがいい!

覚悟のススメは大好きで山口テイストの原点はここにあると思っているのだが
(正しくはブレイク前にあったテイストが完成したと言う意味)
短編集から悟空道は覚悟後半のポップテイストが先行してる感じ。
一方「蛮勇引力」は覚悟の新年と中盤くらいの絵柄な感じ。
友人は悟空道好きみたいだけど俺は蛮勇派。

だがシグルイはそのどちらも受け入れられる
原点の更に原点「劇画」「残酷」を主に置いているのがいい!

剣の鬼、岩本虎眼の容赦の無さ。
実直だが堅くまっすぐな藤木。
野望と執念に燃える伊良子。
そしてそもそもが残酷を許容する世界において
剣に生きて死ぬ三者の絡み合いに浪漫を見る。

また残酷だけに限らず「剣」もいい。
創作の流派にもかかわらずかなり練られていて
かつバトルにおける華と剣術の一触即発感が上手く出てる。
またそこに山口テイストの「間」が
華麗かつ凄惨な剣の世界を描いているように思える。

またいつも言ってるが
バカマンガの中でもマジメに熱過ぎる部類なので
ネタとしても豊富。
覚悟が好きだった人なら読まない意味が分からないと言えよう。
読もうぜ。

℃-uteイベ行ってきたのでソレ用の絵

2006-06-20 23:10:51 | 
サーバー移転で画像が全滅したのでホームページの記事に移転しました。
→ ●絵リンク


→ ●GIFアニメリンク



去る18日に℃-uteファンクラブイベントがあったのだ。
ハロー系は規模がデカいので他アイドルと違ってプレゼントの手渡しが出来ず
似顔絵付けてインパクトアップと言う奥義が使えなかったのだが
最近ネックストラップ使って吊るせばイケるじゃん!と気付いたので
イベント用にマイマイを描き下ろした。
数少ないヲタに説明すると「甘酸っぱい映画みたいに」のトコの顔。

反応はバッチリでよかった。ウヘーw

あと新曲のフリがカッコイイので
狼で盛り上げるタメに先日のGIFアニメを清書したら死んだ。







歌詞無し通し。


つかれた… orz

イベントでは普段のヲタ仲間と別に
先日リンクした℃-ute系同人サイト「ML-Operetta」のcanoさんと会う。
行くとハロー系同人作家の仲間で集まっていて何人か知った名前も。
冬のハロ同人デビューの足固めになるのか?!w

マンガとかアニメとか特撮とかさん

2006-06-16 23:55:43 | 日記とかヨタ話とか
久々に語ろうかのう。

★アニメ
「カペタ」
OPがBAZRAに!!

「ブリーチ」
だめだ

「獣王星」
面白すぎる!
これだけの密度でこんなに短い話を作るとは!?
LaLaでこれだけされたら正直少年漫画は終わったと思う。
設定の練りとかスゲェ。

「Blood+」
飲んだくれデヴィッドが熱い!
酒瓶捨てられたら普通この手のキャラはブン殴るのに
シラーッと「酒など酒屋へ行けばいくらでもある」(小杉ボイス)
こんなカッコイイ飲んだくれ見たこと無ぇ!
デヴィッドとハジの絡みは「これこそ萌えか?!」と思わせるほどだった。
夏の注目カプ。

「岩窟王」
何年か前にやってたヤツを借りて見てるが面白い。
中田譲二のマネが楽しいw
あの変なビワビワテクスチャは結構好き

★特撮
「ボウケン」
アシュ編でやっと締って来たね。
ライバル追加戦士が生身で戦うと言うのは面白い。

「カブト」
安定してるなぁ。
神代さんネタバレ早杉www

「リュウケンドー」
カブトの妹・樹花役の奥村夏未ちぁんが宇宙人役で。
ムッハー!
あのかわいいのかかわいくないのか分からん顔がかわいい。

★マンガ
「ジャンプ」
読むモン減ったなー!
ネウロのムチャクチャさは安定。
ムヒョのホラー演出に好感。
アイシールドは超アップのモン太に遠くのセナって
完全にアメコミ構図なのが興味深い、
ブリーチはジャガーさんが十刃落ちする意味がわからん。

「サンデー」
絶チル、ブリザードアクセル、ケンイチ、ガッシュと安定して熱い。
あ、アルバトロスも。

「マガジン」
エアギアがやっと話進みだした。
リンゴちゃんが敵になるのかね?
正直トゥルトゥルの人たちは良く分からない上に
イッキをチヤホヤするのでウザめ。
単行本も出たけどまとめて読むと面白いな。
カズさん優遇されすぎだけど。

「チャンピオン」
バキ。うん。
あと涅槃姫みどろが面白い。
妖怪学園の高橋葉介を思い出す。

「ボンボン」
わたせせいぞうとか小林まこととか小川悦司やっぱり違和感。
方向性がまったく見えないw
新装一発目で復活して消えてた海の大陸NOAがまた復活してた。
当時のコミックスも復刊してるってさ。
相変わらずククルとナギは面白い。

あと無性にセスタスが読みたくなって満喫行ったけど
一冊も置いてないと言う呪いにかられた。

レンストと俺とマジとか

2006-06-12 23:02:03 | バカ文化
引き続きレンジャーストライク。
そもそものきっかけはホビー誌で見たカードリストで
あまりにウルカイザーがカッコ良かったからなので入手。

やっぱカッコ良いので勢いづいて
放映当時は我慢したウルカイザー買っちゃったw

まぁバッタ掛かってた(値崩れを起こすの意)ってのもあるけど。
とりあえず見せびらかす。


ウルケンタウロス


騎乗形態

近年弄ったのはデカロボが最後だけどまた一味違う面白さ。
デカは手足が刺さる箱ロボの良さ+ギミックだったんだけど
マジはスタッフにムゲンバインの人が流れたんでテクニカルな楽しみ。

ウルカイザーは稼動する巨大ウルザードと愛馬バリキオンのセット。
騎乗→ケンタウロス→馬に入って合体ロボと言う非常にシンプルなギミックなのだが面白い事に馬の方にギミックとアクションの粋を凝らしてある。
まぁ見てほしい。



変形途中写真だがロボを基本とすると脛が回ってクランクで上がってアブミに、
胴体を延長したバーを腰アーマーがロックし、腕と合わさって馬の隆々とした胴体に
など、大胆なシルエット変化を果たす為に多くの技術が投入されていて
現代の発達したおもちゃ文化を直に痛感できるのだ。

あと思い返せばウルザードは仲間になってからは馬放置で合体しないので
バクレンオーに続く純粋な敵ロボだったりもする。

あと特撮熱冷めやらずでいくつかOPを貰ってきた。
昔持ってたんだけどテープで聞き返してなかったので久々に聴く。

カッチョイイ!!
個人的に好きなのはライブマンとターボレンかな
ライブマンの唸るギターが泣かせる。
金掛かってたいい時代だったなぁ…

レンストと俺とデカ

2006-06-11 17:12:39 | バカ文化
レンジャーストライクのお陰で特撮熱が再燃したので
見そびれてたデカレンジャーの番外編をまとめてレンタルしてみたので感想。

アバレンジャーVSデカレンジャー
~あらすじ~
アバレ終了後でデカもテツ登場後あたり。
街でアバレンジャーが暴れてると通報を受けたデカが向かい戦闘になるが
実はアバレは擬態する能力を持った悪党を追っていて協力する。
敵アリエナイザーは最後のトリノイドを奪取。
その能力は死者を蘇らせる物でデズモゾーリャ復活を目論む。


時系列的には最初だけど見たのは最後だったが
正直微妙な感じ。
アバレのオイシイ敵はみんな死んでるか味方化してるので
全体的にデカよりだが作風はアバレのズッコケが強い。
私見だが当時は気にならなかったけどリョウちゃんが少々ウザめ。
後述するマジデカもそうだが
アバレメインのパートではコミカルな動きの早回しとか光線エフェクトとかも
全体的にアバレ風味でデカメインのパートだとデカ風味と言う
同一シリーズなのに雰囲気が違うのが面白くはある。
ミコトさん復活はちょっと嬉しかった。
あとエンディングにチラッと鈴木かすみ。
一瞬だけハリケンが出たりきょうりゅう屋を通じて
アバレ-デカ-マジが繋がるのは面白い。

デカレンジャ・ザ・ムービー フルブラストアクション
~あらすじ~
ストーリー的にはデカもテツ登場後あたり。
レスリー星を機械化させるウィルス兵器「黄金の雪」で壊滅させた
アリエナイザー・ガスドリンカーズが地球に来襲。
迎え撃つデカレンジャーだったが敵の謎の加勢で逃してしまう。
聞き込む内にエイリアンの集まるバーに向かったバンは
そこで時を止める歌姫マリーに心惹かれるが、
彼女は滅ぼされたレスリー星のスペシャルポリスだった。
だがマリーは協力してくれる地球署に身を寄せるも黄金の雪を奪取して去る…。


一言で言うと「最高!」
デカは全部の話が秀逸だと思うが中でも出来が良い。
実質デカだと2話分…って事は普通の特撮の3~4話分クラス密度が熱いw
普通に2時間の映画を見てるくらいの充実度。

ストーリー的にもレスリー星との因果関係とクライマックスが熱いし、
バトルもデカらしい大殲滅、大爆発もあれば
スーツアクターが渋い戦いを見せながらも、バンvs敵ボスの二丁拳銃合戦も魅せる。

オイシさで言えば前述のバーがいつものEDのバーでそれだけでも嬉しいのに、
ガスドリンカーズはカクレンの貴公子ジュニアとデカレンのシャダム3幹部。
聞き込む一般エイリアンにハリケンのフラビとウェンディーヌと言うファンサービスも。

はっきり言って良作。



デカレンジャーvsマジレンジャー
~あらすじ~
ストーリー的にはヒカル先生も来てレジェンドに目覚めたちょっとあたり。
レストランで記念日を祝う小津家を巨大アリエナイザーが襲撃するが。
現場にたまたま居たデカピンクと合流した地球署の面々は連係プレーでアリエナイザーを確保する。
が、敵の仲間・バボンが現れ口封じにアリエナイザーを殺してしまい追撃する。
バボンの能力苦戦するデカレンジャーにマジレンジャーと
ファイヤースクワッドから帰還したバン加勢するが
事情を知らないバンの攻撃は裏目に出てしまいマジブルーは連れ去られてしまう。
小津家に集うデカ、マジの元へそこへエージェントXと言うアリエナイザーから人質と引き換えに
小津家に伝わる魔法アイテム「天空の花」を要求があった。
危険な力を持つ天空の花、そしてエージェントXを追うバンと対立する魁。
魔法に詳しい小津家に協力を要請したデカレンジャーは
マジデカのタッグを組み犯人の元へ向かった…


上手くまとめ切れなかったが魔法と未来科学と言う相反する設定ながらも
見事にお互いの世界観を活かしきった
クロスオーバーのお手本みたいな作品だった。

デカはバン、ホージー、ジャスミンあたりの髪形がドラマの都合やらで
変わってるのだが、それがまた時間の経過を感じさせて良い。
犯人の所へ向かうのはマジデカの二人組みで向かうんだけど
事情は言わないが大人の熱さを持ったバンと若さでぶつかる魁とか
中堅どころを支えるグリーン同士、クールどころのブルーとイエローとか
なかなか魅せる展開。

あとはマジデカのつながりが母親とボス&スワンさんが知り合いで、
知り合った場所がきょうりゅう屋とかの流れも上手い。

バトルはデカらしいミニチュア&大爆発もあれば
マジらしいワイヤーアクション&CGもあるし、
バンの新装備もなかなか魅せる感じ。
ロボ軽視はデカ絡みだから仕方ないw

テツとヒカル先生のダブル女装とか
ボスvsウルザードの最強キャラ対決、
女性陣衣装チェンジとかあってやはりデカのスタッフは
「上手い!!」と唸らさせられるなぁ。

あとは何気にメイキングが面白い。
マジピンクの子が本格的にデカ好きで、
デカピンクの菊池と友達だったりとかする辺りとかは妙に感動するw


そんな感じで完全なネタバレは避けつつ紹介してみました。
いや~デカレンジャーって本当に良いものですね。

そういえば最後にレンスト。
レンストはセリフ部分があるんだけど
バンは「二百発二百中!」
ホージーは「一発あれば十分だ」などと
ちょっとしたセリフでも対比が上手いのを追記しておこうw

俺とマイコー

2006-06-07 23:54:44 | バカ文化
先日SMAPXSMAPにマイケルジャクソンが来た。
どんな激しいアクトを見せるのかとワクワクしてたら
下らないドッキリ仕立てでスマップがビックリ。
半信半疑で無礼な口をきいて
マイケルは挨拶だけで帰ると言う作りでガッカリ。
親父が好きで子供の頃からライブやPVを見てたと言う
板橋生まれモータウン育ちの俺はマイコーが大好きなのだ!!


マイケルジャクソンと言えば、
一般のイメージでは悪いスキャンダルばかり目立つ印象だろうし、
バカマニアにはムーンウォーカーやマイケルクエストのフラッシュの印象で
自分珍ゲーを出すセガが好きな面白い人と思われてるだろうが、
本当はムチャクチャカッコ良いんだよ!
キングオブポップなんだよ!

スマスマのPVを見てやっぱ昔のマイコーはキレまくってた。
「神」技なんて超えたダンス、「マシン」のように精密無比のステップ、
「獣」のようにギラギラした視線とある意味、超獣機神ダンクーガな感じだ。

変なクレイアニメーションとか黎明期のショボイCGばっかでも
マイケルのPVはカッコ良かったなぁ。
そんなこんな思ってたら子供の頃見てたマイケルジャクソンの映画
「ムーンウォーカー」が発掘されたので見てた。
バカゲーの原作なんで割りと珍奇w
なので紹介してみる。

~ストーリー~
マイケルとマイケルを慕う子供が草原で遊んでいると犬がはぐれてしまう。
追っていく内にマフィアのアジトを見つけてマイケルと子供は追われる事に。
マイケルは逃げてく内に謎のクラブへ侵入。
激しくダンスしてると追手が追いつくので暴れて逃走。
マイケルを追ってダンスに見とれる子供もさらわれる。
追いかけるとマフィアの特殊部隊に囲まれるマイケル。
子供に暴行を加えるマフィアのボスに激怒。
追手を逃れて見守る子供が幸運の星に祈ると
マイケルに力が湧いて突如メカにw
バリアにミサイルにレーザー砲で敵を殲滅!

飛行機になり去ろうとするマイケルをボスは謎のレーザー砲で迎撃。
ピンチに陥るも子供達を守る為にマイケルシャウト砲で悪を撃退して宙へ…

マイケルとの別れに悲しむ子供達だったが
彼は帰ってきた!
子供達を連れマイケルはステージに立つ。
~Fin~

いい話だ…w
珍奇な演出だが端々のダンスだけはマジ凄い。
弟はアーケードとメガドラ版の動きの元ネタを見つけて狂喜していたがw

筋少とバンドと同人

2006-06-03 02:18:50 | 日記とかヨタ話とか
今、週刊アスキー誌で大槻ケンヂ氏が
今は凍結してしまった氏のバンド筋肉少女帯の懐古コラムを連載している。
俺がハマったのは終盤だったけどあのコミカルでロックでトラウマな作風には
リアル中学時代に大分影響されたモノだったので、
自分の知らないロックブーム時代の話は面白いのだが、
当時のロックバンドは
熱く切なく激しく切なく黒く切ない

なんか切なさの割合が多いが
多分ソレは過ぎ去った時代への懐古と、
終わってしまったものへの懐古と
大槻氏の若さへの懐古のようなモノではないだろうか。

ただそれを補って余りあるほど熱く激しい。

自分と幼馴染の相棒だけを残し半解散状態だった所から
不思議な仲間達が集まりヘビメタ風味へ転向、
熱と勢いと若さにまかせた興業と端々に見えるエレジー。

作中で大槻氏は問題の起き方も熱もバンドと恋愛は似ていると言った。
その一文を見て思った。
同人もなんか似ている。

ヴィジュアル系のハシリとして、
男達のコアなバンドとして人気を博した筋少とは
比べるのはおこがましいがなんかそんな感じがした。

特にウチのサークルは全員で描き寄せるのではなくて
俺が考えた物をみんなの意見を聞きつつ完成させるので
やっぱ同人よりも全員で個になるバンドに近い形式なのかもしれない。

そうして同人も客の反応をうかがいつつ暗中模索の中から
自分のスタイルに常に疑心暗鬼と無意味な確信を覚えながら
作品を発して行くものなのだろう。

そしてバンドはバンド内のやりとりが恋愛に似てると言うが
同人は自分の内面とお客さんとのやり取りが似てるような気がする。
そして俺はどちらも苦労ばかり多くて実りが少ない不毛な物が好きだ。
やっぱ似ている。