ヘルズブログ

「ヘルズ商事」はバカと面白を考察、発信するサイトです。
全コンテンツと趣味、日記を一緒くたでやってます。

ウォーハンマーウィズヘルズ-4話「愛と幻想のファンタジーバトル」

2021-06-20 23:17:03 | ウォーハンマー
10余年のウォーハンマーの動きを
ごくごく個人史観で見ていく企画ウォーハンマーウィズヘルズ。
最初の時期が書く事が体感した刺激が多いので
全然進まないけどようやく2008年が終わる頃、別の話が始まる。

2008年の販売状況

3話で少し触れたが
「日本支社は英国公認だが末端も末端の扱いで通販も本国頼りだった」と言う話が重要になってくる。
日本語でのゲームズワークショップのホームページは現在のように通販はできず
カタログとルールのダウンロードなどができる情報としての機能が主だった上に、
今で言う定番商品は国内のホビーセンターの店頭で購入できたのだが、
ダイレクトオンリーは入荷してくれなかったのだ。

スペースマリーンで言えばウルトラマリーンのマルネウス・カルガーとか
ブラッドエンジェルの戦団長ダンテは買えたけど、
ブラッドエンジェルでもティコはダイレクトなので買えないし、
インペリアルフィストのライサンダーや、レイヴンガードのシュライクなどの
スペシャルキャラクターは平時に店頭では買えない状況だった。

趣味人側の対策の一つはゲームズワークショップの英国サイトで個人輸入するくらいだったが
そうは言っても英語も堪能でない新人趣味人にはにはハードルが高く、
ベテランの識者の発注にたまに相乗りさせてもらうくらいだった。

そしてもう一つがイベント時期である。
バンドルと言ってなかなか入荷しないダイレクト限定ミニチュアとか、イベント限定ミニチュアが
バトルフォース(現在のスタートコレクション相当)や当該アーミーのユニットボックス2個とかと
セットになって販売されていたのだ。

察しの良い諸氏は「抱き合わせじゃねーか!」と思うだろう。
そうなのだ!それでもノー輸入趣味人としては有難い機会だったんだよ!


店頭では買えないけどイベントの度に出てくるなぁと言う「おまいつ」なミニチュアもある中、
※「お前いつも現場いるな」と言うアイドルファン用語
昔のイベントだけの限定販売だったりした本当に珍しいミニチュアが来る時もあったので
このバンドルと言うのは玉石混交で、不便ながら今ではないエンターテイメント性も感じていた。
そしてとてもレアな物が来た話になっていく。


ファンタジーバトルと2008秋からの回想
0話で少し触れたが当時のウォーハンマーは
すでに俺が初めていた「暗黒の遠未来SFの40000(40K)」
「剣と魔法のファンタジーバトル(以下FB)」、
「版権のロードオブザリング」の三本柱を展開しており、
特にFBは今のエイジオブシグマー(AoS)の前身にあたる世界観だった事を覚えておいてほしい。

2008夏の終わりごろにFBのダークエルフがアーミーブックの更新した!
※「(40Kのコデックス、エイジオブシグマーのバトルトゥーム相当)


同時にかなりの量のミニチュアも刷新。
特にメタルだった兵士のブラックアークコルセア(略奪部隊)と
コールドワンナイト(騎馬兵)のミニチュアがプラに変更されたのは、
初心者参入へのハードルを大きく下げる物だった。

プラになって単純にスタイリッシュになってカッコ良くなったのもあるし
組み立て、保存が楽と言う面もあるけど、
なによりFBは歩兵を1ユニット10人20人と揃えるゲーム性だった為に
歩兵がメタルだと現在(2021年)の感覚で見てもリアルコストが嵩む
上級者向けのアーミーと言う認識だった。
具体的には0話のウォーハンマーニュースを見てみて頂きたい。


ホワイトドワーフの作例で見たちょっとマイナーな配色で
ターコイズに塗られたダークエルフにビビっと来てすごく惹かれていたが
(ターコイズに塗られたミニチュアは大体カッコイイ。後に出てくる)
「アイドルファン活動もしながら40Kだけでも予算パンパンなのにFBは手が回らん…!」
と強い気持ちで俺は1回目の士気テストに耐えたのだった。
※士気テスト:自分の気力が劣勢に耐えられるかのテスト。
 ダイスを2個振り『気』の値以下を出すと耐えると言うシステム)


しかし、もう趣味人だった俺は40K参入前の時にはやらなかった
ダークエルフアーミーブックの無料PDFを読み耽って惹かれはじめていた。
※販売戦略の一環だったのか当時和訳コデックスやアーミーブックはPDFで無料で読めた。
 今よりも便利でお得だが、英語版よりリリースが遅れたり、リリースされなかったり、
 コアブックがスターターにしかなかったりと言うデメリットもあった。一長一短である。



ストーリーは後述するが一人のキャラクターがすごいお気に入りになった。
「暗き刃マルス」


残虐非道、野心の持ち主のダークエルフの貴人である。
邪悪な儀式の影響で悪魔ツァ=アールカンに取り憑かれながらも
冒険の果てに使いこなせるようになったと言うドラマチックなキャラで、
当時ブラックライブラリーでもスピンオフが出るくらいの人気キャラだった。

コールドワンに乗った騎乗モデルは当時にしてもやや古いミニチュアで
店頭で買えたかはウロ覚えだったが、
限定にしてもおまいつだったか。
いずれにしても「そこまで入手困難じゃないミニチュア」
と言う印象は覚えている。


秋口にはダークエルフのスピアヘッドが世界的に発表された。

・ブラックアークコルセア
・コールドワンナイト
・ドレッドロード(徒歩)
・ドレッドロード(騎乗)
・シュープリムソーサレス(徒歩)
・ソーサレス(騎乗)
・ヒドラ
・凶心ロクヒィル
・シャドウブレイド

スピアヘッドとは新製品だけ詰まった上に限定ミニチュアまで付属すると言うセット箱で、
前述の7版のアーミーブック更新と同時に刷新したダークエルフの
めちゃカッコイイミニチュアだけが詰まってると言う痒い所に手が届く気持ち!
ただでさえお得なのに限定ミニチュアとして「暗き刃マルスの騎乗モデルと徒歩モデル」が付属するセットが
「徒歩マルス!」

騎乗マルスはちょっと古いだけだったのだが、
徒歩のマルスはイベント限定だったかで世界的にも相当レアなミニチュアで非常に話題になった上に、
前述の入荷が厳しい国内のホビセン状況でも受注すれば買えるように営業努力してくれていたのだった!

「徒歩マルス…!欲しい…!
 はじめたかったダークエルフの新ミニチュアがリーズナブルに全部詰まってるけど…
 我慢だ…ッッ!」

金欠だったタイミングだったこともあり更なる士気テストに耐えた俺。
※ウォーハンマーをやっていれば年中金欠だと気づくのはもう少し後の話だ


2008年クリスマス
ゲームズワークショップは英国企業なのでクリスマス商戦が非常に強烈で
お年玉を狙った年始とかの分もクリスマスに注力してくる。

今も変わらず例年ものすごいお得なセットなどがリリースされるのだが
当時はそれに加えて前述のバンドルがあったのだ。

ダークエルフのコアアーミーボックス(スタコレ)に徒歩マルスが特典で付く!
俺「ください」
士気テスト失敗!


もうPDFを読み込んでた時点でもう一押しを待つばかりだったので
ちょっと大袈裟かもしれないが、
こうして1つのミニチュアに強烈に惹かれた所から
俺のダークエルフ、ファンタジーバトル参戦ははじまったのだった。

と言う訳でマルス


アーミーができるのはもう少し後だけど
さんざん話題に挙げたので当時塗った徒歩マルスをご紹介。

限定ミニチュアのブリスターを開けるのに躊躇したけど
尊敬する漫画家でおもちゃ好きの藤異秀明先生(デビルチルドレン、武狂争覇など)が
「おもちゃはバリバリ開けるべし」って言ってたので…

本のイラストに合わせてできるだけ無彩色っぽく色味を使ってみたり、
設定がないのを良いことに、ゲーム中に自分が見るのは背中と言うことで
鱗マントを玉虫色にしてみた。

そして晩夏にスルーしてスルーできなかったコアアーミーボックスも。
※現在のスタートコレクション相当が40KとFBで名前が違った


既存プラのダークエルフウォリアースピアマン12
ダークエルフクロスボウマン16
新プラのブラックアークコルセア20
コールドワンナイト5人

ダークエルフは兵科の多いアーミーだったので
ウィッチエルフとかのカイン教団編成はメタルばかりでまだまだハードルが高かったが
ダークエルフ貴族で始めるには十二分な陣容だった。

ダークエルフのスピアマンとクロスボウマンはコンパチキットなのだけど
ゲーム上でも防御が上がる盾が12個しか入ってないので結果的にこの数になる。
7版は横5人xX列の編成が主だったし、
胴体も4種バリエーションだったので
「なんで変な数なのかなー?」と思ってたら
その前の版では横4人が主流だったんですね。
最近知って納得&スッキリ。


2009年1~3月 第3期アイアンヘイロー
3話で書いた一定の期間内にアーミーを作ろうと言うホビーセンターのイベントの3期目。

当時は初々しく積みプラと言うのも大してしてなかったので
暮れに買ったダークエルフをがっつり作る事にする。


初参加の2期では優秀賞のアイアンヒーローが貰えなかったのでリベンジするぞ~!
初参加の2期では優秀賞のアイアンヒーローが貰えなかったのでリベンジするぞ~!
…と思った割には直前までアイドルファン活動でフィギュアを作ると言う修行に勤しんでいたので
結局期限ギリギリで仕上がりました。

ダークエルフのパッッケージ作例の黒・紫でもなく、
最初に引かれた作例のターコイズを経て、試行錯誤の末に
当時でも絶版カラーだったスカリィグリーンをメインに据えたオリジナル配色にしたものの
緑、銀の次のサブカラーが思いつかず苦戦。

なんとか決まった時にはもうギリギリで空いてる時間を全てペイントに回し、
職場の昼飯でも塗装してなんとか完成!(ローテーションの昼休憩なので一人だった)
イベントは最終展示前のチェックで3色塗ってあれば良いと言うので
ギリギリ滑り込んだけど武器の銀もペイントできてなくて渋い顔をされたのも良い思い出です。
バトルレディですら無いとか我ながら酷いな笑

イベント当日に間に合わせた状態の当時のダークエルフアーミー
写真も当時のままなので粗いのはご容赦を。


コアアーミーボックスにジェネラル一人と、
強い重火器のリーパークロスボウを入れた初心者第一歩のアーミー。


配色で苦戦したダークエルフウォリアー、コールドワンナイト、ブラックアークコルセア。


ジェネラルに入れたイカデビルこと凶心ロクヒィルさん。
頑張りと当時の腕前を感じられて実にいい味が出てる。


ゲームもロクすっぽ出来ずに塗って滑り込んだので今回もアイアンヒーローは取れなかったのですが、
今にして思えば積まずに塗りきった感があるのでヨシ!!

大急ぎで塗った連中なのでいつかリタッチするぞー!
とか思ってる間にファンタジー世界崩壊しちゃった…
まぁその話もおいおい。



暗き刃マルス再び。
本当つい最近(2021)に海外のオークションで見つけた
暗き刃マルスのブラックライブラリー限定版!

かっこいい!

当時の熱意が蘇える激ヤバクールな造形だったので即ゲット!

もう趣味人歴も10年以上になるし、そうそう飛びつくミニチュアも減ったワイ…
とか老境のつもりだったのに、マルスへのテンションと
懐に対してのアクセルベタ踏み感はまるで成長していない…

これはケチって溜め込まずに塗るぞー!

ダークエルフの良さを語りつくしたいんだけど、
文字数も結構な量になってきたので今回はこれでひと段落。
次回に続く。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿