10余年のウォーハンマーの動きを
ごくごく個人史観で見ていく企画ウォーハンマーウィズヘルズ。
今回は2008年くらいの公式イベントの話
全然進まないけど最初の1年くらいが
一番密度が高いからご勘弁してくだされ。
2008年夏―冬
この頃はゲームズワークショップ日本支社は英国公認だが
こう言ってはなんだが末端も末端の扱いで通販も本国頼りだった代わりに
結構独自のイベントを打ち出していたのでそんなお話。
ペイント:グランドペイントコンテスト
多分自分が参加した一番最初のイベントは
2008年8月の「グランドペイントコンテスト」だったと思う。
調べたら多分2008/8/16かな。
海外のゴールデンディーモンに相当するのだけど
ゴールデンディーモンを開催するには規模などに一定の基準があるらしく、
日本ではその基準に満たなかった代替策だったとは思う。
それでも当時のウォーハンマーのファンダムの環境は
SNSもTwitterが生まれる前でmixiが一番大きくて、
そこでも登録だけの名義が2~300あるかどうかくらい。
今よりもネットでのコミュニティは桁違いに狭かった時代、
全国の猛者の作品を見れるのは痺れるものがあった。
しかも「現物のみ」「郵送可」だったんじゃないかな。
はじめて3か月の俺も参加。
ダークエンジェルのお気に入りキャラ「チーフライブラリアン・エゼキエル」を塗る。
まずは見ておくれよ。
両手持ちの剣の構えに侍の決闘のようなイメージを受けたのと、
丁度エゼキエルは旧バージョンのバナーポールしかない方を持っていたので
風にたなびく様なバナー(軍旗)を初のグリーンスタッフで作った。
※後~2021まで買えるバージョンは本体は同一形状のままバナーが立体になったが、
古いバージョンは旗の棒だけがあるバックパックに紙~シールでバナーを付けた。
ダークエンジェル箱の時にヒロさんに一緒に譲ってもらったんだね)
グリーンスタッフは海外でデューロパテとも呼ばれてる当時日本の模型業界にはあまりなかった素材。
基本は2剤を混ぜて捏ねると堅くなるエポキシパテの一種なのだけど、
硬化しても堅めのPVCくらいの弾力を保っているので接触が多いミニチュアゲームにとても適している。
一方で普通のパテと違い彫刻に向かず紙ヤスリも使えないので独特の作業工程が必要なのだけど
無謀な俺は初のグリーンスタッフなのに締め切りの2~3日前にバナーを作り出して、
「え!え!なんで削れないの!普通のエポキシパテとは違うってコト!?」
ってまたハチワレ構文になってた。
なんで行き当たりばったりなの俺は。練習とかしなよ。。
あと肘のピュリティシールが腕にピッタリくっついてる造形なんだけど、
「お札貼ってるならこれもなびくんじゃね?」と思い
メタルをゴリゴリ削ってお札部分をプラで移植したり。
10年以上メタルゴリゴリやってんな、俺は。
そして肩アーマーのリベット復旧とか手間を割いた割に、
今見るとあまり効果的ではなかった。若さよ。
・ライブラリアンは青だけどダークエンジェルの緑を入れたいので
色相が変化するグラデにしたい!
・フォース・ソードの文字は虹色にしたい!
気持ちだけは滾ってて腕は追い付いてないのだけれど、
この創作意欲はやはりスタートダッシュの頃にしかないので
大事にしていきたい。
でも、瞳入れとか手書きバナーとかは3か月くらいにしては
結構頑張ってるんじゃない?
自画自賛は大事にしていきたい。
ちなみにコミケ直後のド金欠の時だったのでミニチュア用のサンドじゃなくて
神社の境内からいいサイズの砂利を拾って使ってる(笑)
そしてこの年は今でもTwitterでお話させていただく(構って貰ってる)
あずき舎くろまるさんが単体のブラッドレター1匹と言うシンプルなモデルに
壮絶な腕前のペイントを施した作品が最優秀賞を取って行った年だった
「初めて会った物がこの世で最高の物だった…」
と言うFSSのアイシャさんみたいな気持ちになる。
この時はPDFじゃなくてGWジャパンのサイト内発表だったから
手元に画像が残ってないんだよなぁ。
あっても他人の作品を勝手にあげる訳にはいかないけど。
それにしても凄かった。
高みを知るのは大事なことです。
増強:アイアンヘイロー
ヨーイドンでみんなで一定期間でアーミーを作るor増強しようと言う
アイアンヘイローと言うイベントが開催されていた。
2008年3月くらいに1期があったが自分がはじめる前だったので、
自分が参加したのは2008年9月の2期。
レギュレーションは都度都度変わっていたのだけど
・おおよそ3か月くらいで1500Pを作る。
・スタート時以後に購入したミニチュア
もしくは黒サフまでしか着手してないミニチュア(かな)
・3色以上塗る
・ゲームもしよう
・達成すると記念バッヂがもらえる。
・最終日には展示とタッグマッチがあって、
優秀賞3人(だったかな)「アイアンヒーロー」には
アイアンヘイロー型の限定バッヂがもらえる。
ペイントの美しさはペイントコンテストがあるので
コンセプトやクレイジー具合、
作ったアーミーで遊んだ時のグッドプレーヤー具合とか
色々総合的なコンテストだったように思える。
当時からゲームがおろそかだった俺なのでアイアンヒーローは逃したけど
ちょうど新アーミーをはじめたり、増強したりと言う時には
勢いがついて良いイベントだったなぁ。
アーミーズオンパレードの先駆けと言うか、
世界的にジオラマの上背コンテストになりつつあるAoPの
当初の姿だったのかなぁと思わなくもない。
その時に作ったダークエンジェルアーミー1000P。
カンパニーマスター
チャプレインジャンプパック装備
タクティカルスカッドx2
アサルトスカッド
デヴァステイタースカッド
ライノ
に先日出したエゼキエルかな。
今見るとシンプルな構成だしベテラン少ないし、
そもそも写真の撮り方が暗い!
この後ウォーハンマー数年やってたお陰で
撮影も上手くなっていくんだなと思うと感慨深いね。
当時のログを見ると
「自分の塗り方はドライブラシばかりで
手間食う割にキレイじゃないかもと今更ながら反省
先日オーガですごいキレイな重ね塗りのマリーンを見て
重ね塗りで進めるべきだったかなぁと思う。
後になってそのマリーンの人は前々からネットで見て
密かにペイントを尊敬してる人だったので上手いのも納得だった。
だがもう歩兵全員ドライブラシにしちゃったのでマリーンはドライブラシで行こう
あとシタデルウォッシュの性能はすごいなぁ」
全てが若い!
別に後からグラデーションを掛けてもいいし、
お前は腕を磨く代わりにドンドン手が遅くなるから
安心するんだよと言ってあげたい。
ゲーム:忠義の守護者
2008年秋冬。
2008/9/27にウォーハンマー40Kは5版ルールに刷新され
ゲームシーンは大いに盛り上がっていた中、
「忠義の守護者」と言う40kのバトルキャンペーンイベントをやっていた。
調べたところ2008/11/1-12/21の期間らしい。2か月弱で結構長い。
ある惑星で各勢力が入り混じる激戦区と言う設定で、
各ホビーセンターをテーマになる惑星の各大陸に見立てて、
その大陸の覇権を争い店舗ごとの各プレイヤーの勝ち星が加算されて行く
週末には実際の勝ち星を集計して「帝国からの新聞」と言う体で
戦況報告が公式サイトからPDFで上がってくると言う
実に臨場感があるスリリングな物だった。
この形式は3~4回はあったんじゃないかな。
海外のイベントでしか買えない限定ミニチュアも
「このイベント時の限定品」と言う形で輸入してくれて嬉しかった。
この「忠義の守護者」の時は海外のゲームズデイ限定だった
「スペースマリーンサージェント サンダーハンマー装備」
ペイントコンテストがあったので
グリーンスタッフでローブを着せたダークエンジェル仕様にして参加!
当時のミニチュアはメタルだったのに
ヒーヒー言いながら胴体とかゴリゴリ削ってたよ。
なんか毎回削ってるな。
そして当時はスタッフさんの寸評がもらえた。
この文面は当時のトップの某氏じゃないかな。
半年くらいのまだまだニュービーの自分に
汲む所は汲み、より良くなる点を挙げてくれている。
今にして思うとRoRでコメントをする時の原点になっているようにも思えた。
最期は戦果に応じて各勢力のフレーバーが載ってた。
翻訳と運営が一体化してた当時の空気感ならではと言う感じ。
そして最後に帝国広報が載ってたw
レイアウトもうまい人がいたんだねぇ。
このノリが当時のGWJを表している。
今回は長くなったけどおわり!!
ごくごく個人史観で見ていく企画ウォーハンマーウィズヘルズ。
今回は2008年くらいの公式イベントの話
全然進まないけど最初の1年くらいが
一番密度が高いからご勘弁してくだされ。
2008年夏―冬
この頃はゲームズワークショップ日本支社は英国公認だが
こう言ってはなんだが末端も末端の扱いで通販も本国頼りだった代わりに
結構独自のイベントを打ち出していたのでそんなお話。
ペイント:グランドペイントコンテスト
多分自分が参加した一番最初のイベントは
2008年8月の「グランドペイントコンテスト」だったと思う。
調べたら多分2008/8/16かな。
海外のゴールデンディーモンに相当するのだけど
ゴールデンディーモンを開催するには規模などに一定の基準があるらしく、
日本ではその基準に満たなかった代替策だったとは思う。
それでも当時のウォーハンマーのファンダムの環境は
SNSもTwitterが生まれる前でmixiが一番大きくて、
そこでも登録だけの名義が2~300あるかどうかくらい。
今よりもネットでのコミュニティは桁違いに狭かった時代、
全国の猛者の作品を見れるのは痺れるものがあった。
しかも「現物のみ」「郵送可」だったんじゃないかな。
はじめて3か月の俺も参加。
ダークエンジェルのお気に入りキャラ「チーフライブラリアン・エゼキエル」を塗る。
まずは見ておくれよ。
両手持ちの剣の構えに侍の決闘のようなイメージを受けたのと、
丁度エゼキエルは旧バージョンのバナーポールしかない方を持っていたので
風にたなびく様なバナー(軍旗)を初のグリーンスタッフで作った。
※後~2021まで買えるバージョンは本体は同一形状のままバナーが立体になったが、
古いバージョンは旗の棒だけがあるバックパックに紙~シールでバナーを付けた。
ダークエンジェル箱の時にヒロさんに一緒に譲ってもらったんだね)
グリーンスタッフは海外でデューロパテとも呼ばれてる当時日本の模型業界にはあまりなかった素材。
基本は2剤を混ぜて捏ねると堅くなるエポキシパテの一種なのだけど、
硬化しても堅めのPVCくらいの弾力を保っているので接触が多いミニチュアゲームにとても適している。
一方で普通のパテと違い彫刻に向かず紙ヤスリも使えないので独特の作業工程が必要なのだけど
無謀な俺は初のグリーンスタッフなのに締め切りの2~3日前にバナーを作り出して、
「え!え!なんで削れないの!普通のエポキシパテとは違うってコト!?」
ってまたハチワレ構文になってた。
なんで行き当たりばったりなの俺は。練習とかしなよ。。
あと肘のピュリティシールが腕にピッタリくっついてる造形なんだけど、
「お札貼ってるならこれもなびくんじゃね?」と思い
メタルをゴリゴリ削ってお札部分をプラで移植したり。
10年以上メタルゴリゴリやってんな、俺は。
そして肩アーマーのリベット復旧とか手間を割いた割に、
今見るとあまり効果的ではなかった。若さよ。
・ライブラリアンは青だけどダークエンジェルの緑を入れたいので
色相が変化するグラデにしたい!
・フォース・ソードの文字は虹色にしたい!
気持ちだけは滾ってて腕は追い付いてないのだけれど、
この創作意欲はやはりスタートダッシュの頃にしかないので
大事にしていきたい。
でも、瞳入れとか手書きバナーとかは3か月くらいにしては
結構頑張ってるんじゃない?
自画自賛は大事にしていきたい。
ちなみにコミケ直後のド金欠の時だったのでミニチュア用のサンドじゃなくて
神社の境内からいいサイズの砂利を拾って使ってる(笑)
そしてこの年は今でもTwitterでお話させていただく(構って貰ってる)
あずき舎くろまるさんが単体のブラッドレター1匹と言うシンプルなモデルに
壮絶な腕前のペイントを施した作品が最優秀賞を取って行った年だった
「初めて会った物がこの世で最高の物だった…」
と言うFSSのアイシャさんみたいな気持ちになる。
この時はPDFじゃなくてGWジャパンのサイト内発表だったから
手元に画像が残ってないんだよなぁ。
あっても他人の作品を勝手にあげる訳にはいかないけど。
それにしても凄かった。
高みを知るのは大事なことです。
増強:アイアンヘイロー
ヨーイドンでみんなで一定期間でアーミーを作るor増強しようと言う
アイアンヘイローと言うイベントが開催されていた。
2008年3月くらいに1期があったが自分がはじめる前だったので、
自分が参加したのは2008年9月の2期。
レギュレーションは都度都度変わっていたのだけど
・おおよそ3か月くらいで1500Pを作る。
・スタート時以後に購入したミニチュア
もしくは黒サフまでしか着手してないミニチュア(かな)
・3色以上塗る
・ゲームもしよう
・達成すると記念バッヂがもらえる。
・最終日には展示とタッグマッチがあって、
優秀賞3人(だったかな)「アイアンヒーロー」には
アイアンヘイロー型の限定バッヂがもらえる。
ペイントの美しさはペイントコンテストがあるので
コンセプトやクレイジー具合、
作ったアーミーで遊んだ時のグッドプレーヤー具合とか
色々総合的なコンテストだったように思える。
当時からゲームがおろそかだった俺なのでアイアンヒーローは逃したけど
ちょうど新アーミーをはじめたり、増強したりと言う時には
勢いがついて良いイベントだったなぁ。
アーミーズオンパレードの先駆けと言うか、
世界的にジオラマの上背コンテストになりつつあるAoPの
当初の姿だったのかなぁと思わなくもない。
その時に作ったダークエンジェルアーミー1000P。
カンパニーマスター
チャプレインジャンプパック装備
タクティカルスカッドx2
アサルトスカッド
デヴァステイタースカッド
ライノ
に先日出したエゼキエルかな。
今見るとシンプルな構成だしベテラン少ないし、
そもそも写真の撮り方が暗い!
この後ウォーハンマー数年やってたお陰で
撮影も上手くなっていくんだなと思うと感慨深いね。
当時のログを見ると
「自分の塗り方はドライブラシばかりで
手間食う割にキレイじゃないかもと今更ながら反省
先日オーガですごいキレイな重ね塗りのマリーンを見て
重ね塗りで進めるべきだったかなぁと思う。
後になってそのマリーンの人は前々からネットで見て
密かにペイントを尊敬してる人だったので上手いのも納得だった。
だがもう歩兵全員ドライブラシにしちゃったのでマリーンはドライブラシで行こう
あとシタデルウォッシュの性能はすごいなぁ」
全てが若い!
別に後からグラデーションを掛けてもいいし、
お前は腕を磨く代わりにドンドン手が遅くなるから
安心するんだよと言ってあげたい。
ゲーム:忠義の守護者
2008年秋冬。
2008/9/27にウォーハンマー40Kは5版ルールに刷新され
ゲームシーンは大いに盛り上がっていた中、
「忠義の守護者」と言う40kのバトルキャンペーンイベントをやっていた。
調べたところ2008/11/1-12/21の期間らしい。2か月弱で結構長い。
ある惑星で各勢力が入り混じる激戦区と言う設定で、
各ホビーセンターをテーマになる惑星の各大陸に見立てて、
その大陸の覇権を争い店舗ごとの各プレイヤーの勝ち星が加算されて行く
週末には実際の勝ち星を集計して「帝国からの新聞」と言う体で
戦況報告が公式サイトからPDFで上がってくると言う
実に臨場感があるスリリングな物だった。
この形式は3~4回はあったんじゃないかな。
海外のイベントでしか買えない限定ミニチュアも
「このイベント時の限定品」と言う形で輸入してくれて嬉しかった。
この「忠義の守護者」の時は海外のゲームズデイ限定だった
「スペースマリーンサージェント サンダーハンマー装備」
ペイントコンテストがあったので
グリーンスタッフでローブを着せたダークエンジェル仕様にして参加!
当時のミニチュアはメタルだったのに
ヒーヒー言いながら胴体とかゴリゴリ削ってたよ。
なんか毎回削ってるな。
そして当時はスタッフさんの寸評がもらえた。
この文面は当時のトップの某氏じゃないかな。
半年くらいのまだまだニュービーの自分に
汲む所は汲み、より良くなる点を挙げてくれている。
今にして思うとRoRでコメントをする時の原点になっているようにも思えた。
最期は戦果に応じて各勢力のフレーバーが載ってた。
翻訳と運営が一体化してた当時の空気感ならではと言う感じ。
そして最後に帝国広報が載ってたw
レイアウトもうまい人がいたんだねぇ。
このノリが当時のGWJを表している。
今回は長くなったけどおわり!!
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