「その道のプロ」とよく言いますが、私は「広く浅く」が好きでいろんな雑学と言われる知識を持っていたい人です。
おばあちゃんの知恵や生活全般の知ってて特別役に立たない、知らなくてもいい知識が多いと自負している一人です。
そんなこんなの「雑学」ですが、この歳になると知ってて当たり前と思われることが多くなって、知らないと「いい大人が、そんなことも知らないの？」って言われるんです。
私たちが子供の頃は時間がたっぷりあって、お年寄りが色々話してくれたり実際に手で触れてその感触が今でも思い出されることがいっぱいあるのに、うちの姫達は学校や習い事に忙しくて可愛そうです。
あの頃は今より「危険」要素が少なかったし、自然がたっぷりあったからだとは思うんですが、両親が共働きだったこともあって学校から帰ったら暗くなるまで何かに没頭して遊んだように思い出されます。
お人形の洋服やベッド・布団までも小学１年の子供が必死で編んだり縫ったりしましたよ♪
確かに針で指を刺したり、ハサミで自分のスカートまで切っちゃったり、おばあちゃんが編んでる途中の毛糸をほどいて短く切って、お人形の布団の綿替わりにしたり・・・・
実際、自宅で布団の綿を入れ替えるのを手伝っていたので、綿を入れる前に接着の意味もあって真綿というのを引っ張って薄くのばして・・・・あと、着物の洗い張りもしていましたよ。
専用の板も何枚もありました。
ある日、「古布」を扱ってるお店で「洗い張り」の話をしたら、そんなに若くもない店主の方は「洗ってなにを貼るんですか？うちでは何も貼ってませんから！」と怒られてしまったんですよ。「洗い張り」の説明をしてもまともに聞いてもらえず、私がお店にクレームを言ってると勘違いされたこともありました。
「その道のプロ」でなくてもいいから、扱っている物についての知識はあって損は無いでしょ？
そう言いながら、私も布の名前から材質となるとあまりに多すぎて覚えられないのが現実です。帽子一つでもいろんな呼び方があって大変・・・・
私は布や副資材を買うとき、事前にネットで調べてから買いに行きます。
「商品の名前やメーカーが解らないと取り寄せができません」と言われたことがあるからです。
「こんなのが欲しい」と言えば、「じゃあこれの事ですか？」って言われて差し出されるとものすごく嬉しいし、今度はここで買おうって思っちゃいませんか？
こうして言いながら、自分に言い聞かせている私です。
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