Gメモリーズブログ

有限会社クリエイティブデザイン羽沢組

ソフビ制作裏話 その301

2012年10月22日 | 制作裏話


3.ブルーの作成



ブルーの調合について
 限られた中でブルーイメージの「モスゴジ」にするために選んだテーマは、「こだわり」にも書きましたが「ブルー系で作るスタンダードカラー」でした。
 成型色の理由、細かなこだわった所や色のチョイスの理由は以前書きましたのでここでは割愛しますが、塗装のための色の調合は何度も試してみました。「どこかの商品で見た事ある色」という印象にならない事を注意しましたが、これまで発売してきたGメモリーズのブルー系のゴジラたちでもしなかった色になるようにという点も心がけた所です。
 Gメモリーズのゴジラたちをたくさんお求めいただいた方々には、機会がありましたらぜひ並べて見比べていただきたいと思います。青系だけを並べてみるのも楽しいかもしれません。
 青という色はシンプルではありますが、他の色との組み合わせで微妙に印象が変わってしまいます。わずかの比率で明るくも暗くもなる色です。そして地となる成型色の違いでも、ソフビ用の塗料は明暗だけではなく発色すら変わってしまう色です。そういう意味では難しくも楽しい調合でした。

 弊社の「モスゴジ」は、整った顔のカッコいいモスゴジではなく、劇中の中のアグレッシブな動きでやんちゃな暴れっぷりをみせたやんちゃなイメージになるように造形したつもりです。モスラから見たら悪役のゴジラです。それにも合わせるべく、結果的に羽沢組ならではの「青いモスゴジ」になったと思っております。
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