Gメモリーズブログ

有限会社クリエイティブデザイン羽沢組

ゴジラの原型を作ってみると…その2

2013年04月05日 | 代表羽沢のG雑感
原型制作を経験してはじめて気がつく事


 昨日の続きです。
 実際にこれまでゴジラや敵怪獣を作ってきましたが、自分が作るようになってから他の方の商品を見て気がつく事もあります。
「あーこれを作った人はいろいろと調べて作っているんだなー」「へぇーここはこうした方が良いのか…」という勉強になるものから、「あらっこれは違うぞ、別のゴジラの部分になってる」「いくらなんでもごまかしすぎ」「これ作った人写真だけしか見てないんだな」などまで。
 幸か不幸か、一般フィギュアコレクターだった頃には気がつかなかった事でも、今ではリアルなガレージキット、ディフォルメのレトロタイプソフビ問わずいくつかそういう事に気がついてしまいます。
 昔購入した他社商品でも、買った当時は「良くできてるなぁ」と思ったものでも、近年見返して「あら…良く見るとこれは…」なんて事もよくあります。
 きっと細部や造型の仕方がわかったからこそ気がついた部分なのでしょう。

 あと私の場合はデザイン業務もしていますが、実はこれも時として影響があるのです。
 一例を上げますと、現在電撃ホビーマガジンで連載中の「平成ゴジラ通信」のデザインを担当しています。酒井ゆうじさん原型のゴジラ商品のサンプルを紹介する際、写真を切り抜く訳です。その時にPhotoshopでかなり拡大してクリッピング(ツールで切り抜く作業)するので、細部がよくわかります。粘土の盛りつけ具合や細部の造型がよくわかって大変参考になったりするのです。
 私が言うのも僭越ですが、さすがにいろいろわかってらっしゃるんだなぁと勉強にもなるのです。

 そしてわずかばかりの私の造型経験でも、積めば積む程自分なりに今でも新たな発見があるのです。これからもきっと新たにいっぱいあるでしょう。
 だから楽しくてやめられないのかもしれません。
 これからももっともっと作っていきたいと、塗装作業でてんてこ舞いになる前の今だから(笑)のんびりそんな感傷に浸っていられる私でした。

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