Gメモリーズブログ

有限会社クリエイティブデザイン羽沢組

ビオゴジスタンダードカラーVer.2のこだわり3

2016年01月08日 | 新作商品情報




3 細部の塗装のこだわり

ツメ、背びれの先端、キバ、瞳
 細部の塗装は、前回(ver.1)は背びれやツメ等はダークブラウン等で塗装しました。劇中映像で見られたような汚れた感じにしたかったからです。この辺も生前、川北監督に色を教えていただいた事があります。実際、綺麗な状態ではクリーム色と象牙色の中間のような色だったそうです。
 しかし、映像ではそういった綺麗な色で見られるシーンはほとんどありません。汚れや埃、噴煙、ライティングの影響なのでしょう。日中の浦賀水道のシーンですら綺麗な色に見える所は少ないのです。なので、そういった色にしたのです。
 そして今回、川北監督に教えていただいた色を参考にし、それをやや濃くした感じの色で、ツメや背びれの先端の色を決めました。前回より汚れている状態ではなく、やや明るめにし、少しだけ黄色が強く感じるクリーム系の色で塗装しています。映像のイメージを残しつつのデフォルメの造形を重視した明るくかわいい仕上りにするためです。
 キバもツメや背びれの先端に近い色らしいのですが、厳密に写真や映像で確認するともっと白に近い印象です(アップ用のものはやや黄ばんだ色ですが)。ツメや背びれの先端に比べて撮影時に汚れたり傷ついたりする事が少なかったせいかも知れません。なのでシンプルにアイボリーにしています。
 いつも「ビオゴジ」で悩むのが目。スーツでは白目部分は見えません。アップ用のギミックの入ったものにはしっかり白目部分があります(「コンプリーション」を参考にしてね)。そして瞳の部分の色も違うのです。オレンジと茶色の中間と言える色なのですが、濃さと明るさが違うのです。
 これまでGメモリーズの「ビオゴジ」の瞳部分は、劇中の色を重視するよりは「カッコかわいく」を強調すべく、あえて「メタリックオレンジ」をベースとしていましたが、今回は全身がシンプルな配色ですので、オレンジ部分が目立ちすぎないよう少し茶色の入ったオレンジにする事にしました。もちろん白目は入れていません。
 尻尾裏だけは汚れた感じの色が定番ですので、ツヤ消しでダークブラウン塗装しています。

Gメモリーズ100体目商品!!
 いつもに比べて色的にはあまり遊びのない配色の商品ではありますが、たまにはこういったオーソドックスなものも楽しいものです。「コンプリーション」に関わっていた期間が長かったので『ゴジラVSビオランテ』の事で頭がいっぱいだった直後でしたし、川北監督に見ていただけない平成ゴジラ商品ということで、弊社としてもいろいろと思う所の多々ある商品となりました。
 そして塗装済み完成品のソフビとしては100体目の記念すべき商品でもあります(未塗装やオプションを除く)。
 ぜひたくさんの皆様のお求めをお待ちしております。

1月10日スーパーフェスティバル70で少数先行発売。1月12日より電話にて通販の受付開始となります。



TM&(C)TOHO CO., LTD.

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