Gメモリーズブログ

有限会社クリエイティブデザイン羽沢組

ギドゴジスタンダードカラーのこだわり その2

2011年09月21日 | 新作商品情報


Part.2 ボディカラー

 今日は「ギドゴジ スタンダードカラー」の配色について。彩色サンプルからの変更点等もお知らせ致します。



■ボディの塗装の微妙な色にぜひ注目を!!
 劇中のスーツに近くすべく、成型色はダークグレーを使用しています。以前にも他のゴジラの「スタンダードカラー」等のバージョンに使用した事のある色です。ダークグレーと言っても、わずかですが微妙にブルーやグリーンが入り、単なる黒を薄くした感じのグレーにはなっていません。(そのため強いライトを当ててデジタルで撮影すると時として青っぽくなって見えたりする時があります。サンプル画像等でやや青みがかって見えるのはそのためです。)
 当初彩色サンプルの際は、この成型色のボディにほぼノーマルに近いグレーをスプレーして立体を強調させた塗装をしていたのですが、わずかながらこの辺は変更させていただきました。
 このダークグレーの成型色にノーマルグレーのスプレーというのは、何度か弊社商品でも行ってきたパターンでもあるのですが、やや単調のイメージがあり、他の色がなければモノクロ的な意味合いになってしまいます。昭和のゴジラですと、むしろこれらの効果はイメージにぴったりで色的にはそのキャラクターの雰囲気や時代を出せていると思うのです。
 が、平成のゴジラですともっと沈んだ黒が欲しくなる事やボディ全体の凹凸の多さから立体的な物足りなさが出てしまいます。ですから昭和のゴジラと同じような「スタンダードカラー」の塗装では、平成ゴジラらしくならない事がわかりました。
 そのため、微妙な違いではありますが商品製作の直前にこれらを変更させていただく事にしました。

 表面にスプレーするグレーには、わずかではありますがダークブルーとダークグリーンを混ぜ、成型色との違和感を軽減し、強弱を付けてスブレー。これらは立体の目立つ所を中心に塗っています。
 さらに黒に近いダークグレーを陰になる部分に部分的にスプレーする事で、よりディフォルメを強調するように立体的に見えるようにしました。濃く塗る部分と薄く塗る部分とを分けて効果を高めたつもりです。
 その結果、平成ゴジラの一番の特徴でもあるややマッチョな肉付きをいつもより強調することになっています。画像ではわかりにくいかもしれませんが、ぜひ実物を手に取っていただいてじっくり見てほしい所。「カッコかわいく」の特に「カッコ良く」を見せるための今回の一番のこだわりでもあるので、ぜひ見て下さい。