Gメモリーズブログ

有限会社クリエイティブデザイン羽沢組

ソフビ制作裏話 その219

2011年04月01日 | 制作裏話


Part.1 発売のきっかけ

 今日から昨年3月に発売した「ファイナルゴジラ ブラックバージョン」(完売)の制作裏話を書きます。今日はまず、「ファイナルゴジラ」を作ろうと思ったきっかけの補足から。


▲写真は原型です。

■自分なりの「カッコかわいいファイナルゴジラ」
 まずは、この時期に「ファイナルゴジラ」を新規造形で作ろうと思ったきっかけですが、2010年2月22~24日の「雑感」で書いた通りです。
 まだまだ今も表向き「評論」と題して、自分の好きじゃないゴジラシリーズの辛口コメントや明らかな悪意の感じられる言葉や文章を目にしたり耳にしたりする事があります。そしてそれらを好きだという若いファンへの上から目線の冷笑的言葉も。何でもかんでも言葉の中に「毒」を入れればいいと思うのは、とてもカッコ悪い事です。どちらかと言えば私もその辛口のおじさん達と同じ世代なので、余計寂しく感じます。
 どんな世代の人たちでも、好きな作品やゴジラ(怪獣)に対してはとことん応援していただきたいし、コレクションや愛好も広げていただければと思うのです。だからと言って、対象外の作品やゴジラ(怪獣)、それを好む人たちへの口撃は別の次元です。

 若い世代にはそれぞれの夢中になったゴジラがある訳で、そういう辛口な人達に対して同じゴジラファンとして負けてほしくないのです。
 一昨年の後半頃、そういった一部の風潮に対して、ちょっと年甲斐もなく熱くなっていました。 
 だからこそ最も若い世代のゴジラを応援したいと思ったのが、「ファイナルゴジラ」を商品化しようと決めたきっかけです。
(今あの時の「雑感」を読み返してみて「私もまだまだ青いなぁ」と良い意味でも悪い意味でも感じます。)

 そして若い人たちには彼らなりの「ファイナルゴジラ」がああるように、私のようなおじさん世代には長年ゴジラを見続けてきた世代なりの「ファイナルゴジラ」があり、必ずしもこれらは一致はしません。
 できる事は自分なりのできる限りの解釈や希望等を取り入れた「カッコかわいいファイナルゴジラ」を作る事。そういう思いで企画・制作しました。

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