Gメモリーズブログ

有限会社クリエイティブデザイン羽沢組

ソフビ制作裏話 その157

2009年11月23日 | 制作裏話

PART.4 今までの「デスゴジ」以上の物に!!

■仕上がりまでのハードワーク
 この「デスゴジ カウントダウンバージョン」は、クリアオレンジ成型のボディに黒をスプレーしているのですが、その黒の部分は塗装時間も塗料もいつものパターンに比べて倍以上でした。
 塗装時期は、年末進行の忙しい時でしたし、次の商品の「福袋」の準備もあり、スケジュール的には厳しかったのを覚えています。
 が、今までしていなかった塗装パターンだったので、難しさもあり、経験値は大きくプラスになりましたし、今後の展開にもまたやってみたいパターンです。ただ、モールを入れたりという事もあるので、予算的にも時間的にもある程度の余裕は必要な配色だったなぁ……と。ですからこれで大きな収入を、となると難しいのが正直な所。その分、仕上がりはかなりかっこいいゴジラになるので、その辺のパランスが難しい所です。

 お陰さまでこれは、発売前から好評をいただいた商品です。完売後の今も時々、もうないのかと言うお問い合わせをいただいております。
 嬉しい事に、お求めいただいたお客様から「今までのデスゴジで一番好き」「一番劇中に近い」と多くの方におっしゃっていただきました。
 カラーバリエーションを企画する際は、どんな商品に対しても安易な配色はしないようにいつも心がけているつもりです。弊社の「デスゴジ」に関しては、この時すでに多くのカラーバリエーションを展開していましたから、特にそういう気持ちは強く感じていました。
 そしてリクエストをいただいてると言う事は、ある程度「デスゴジを作れば売れる」という流れは確かにありました。だからこそ逆にそれに甘えるような商品展開は弊社では絶対にできません。
 続けてお求めいただいてる皆さんには、安易な配色展開をしないからこそ羽沢組のゴジラを買っているんだとイベントや電話口で何人にも日頃言われています。仮に安易な配色にしても、日頃お求めいただいている皆さんにはすぐ気がつかれちゃいますし、私自身も楽しくないし欲しくありませんもの。自分の商品には常にプライドを持っていたいですから。
 デスゴジはデスゴジらしく、それでいて今まで作ってきた「デスゴジ」以上の内容にして、喜んでいただける企画にしなくてはならないと、いつも以上に強く思いながら作ったのがこの「カウントダウンバージョン」です。(もちろんこの後の「スタンダードカラーバージョン3」「メルトダウンバージョン3」もです。)
 そういう意味でも、この「デスゴジ」も思い入れの強い商品になりました。

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