Gメモリーズブログ

有限会社クリエイティブデザイン羽沢組

ゴジラの舞台 その7

2007年12月03日 | 代表羽沢のG雑感
駿河湾編

 GMKゴジラは焼津港から上陸、バラゴンを目指して箱根に向かいます。その途中で清水市を壊滅状態にして席巻しました。
 ゴジラ映画は絵的にもシンボリックな大きな建物がある街での最終決戦に望む事が多いのですが、当然東京を中心とした関東に集中しています。そのためにゴジラが海から上陸する地点と言うのが当然あります。絵として省略されてしまう場合もありますが、このGMKゴジラの時のようにその劇中での初めてその姿を見せる部分が描かれている所と言う点では、凝った演出でそれを見せている場合が多くあります。
 その関東に向かうための出現地点を考えてみると、南側からの場合、出現しやすいのが駿河湾の西側です。東に伊豆半島がありますが、伊豆は怪獣にとって起伏の差が大きすぎるのと歩きづらいだろう点から不向きです。ですから伊豆の東西の湾である駿河湾か相模湾がベストと言えるでしょう。
 GMKでは箱根でのバラゴンとの戦いがあったので、出現は駿河湾の焼津でした。駿河湾側からはすぐ近くに富士山があるので作り手側も上陸させやすいポイントなのかも知れません。余談ですが東名高速だけでもこの辺はドライブが楽しいものがあります。
 そして壊滅的ダメージを受けた清水市。ゴジラの熱線攻撃は、きのこ雲があがり「原爆…!?」と間違えてしまうほどのシーンがありました。それだけ被害がひどかったと印象づけられました。この辺一帯は大きな建物等が少ない地域ですので、遠方からのきのこ雲の表現が見せやすかったと言えます。
 私は清水と言えばカーフェリーに乗るために何度か清水港に行った程度で、ほとんど街中は知らないのですが、車で走っていてとにかくサッカーの町だと言うのが強い印象です。でも魚が美味しいのでは有名なので、今度味わってみようと思います。…ああ、また脱線。
 さて駿河湾と言えばゴジラファンにとって最も印象深いのは「ゴジラ対ヘドラ」でしょう。でも今はすっかり海もきれいですよ。