よりみち散歩。

日々の暮らしのなかで心に浮かぶよしなしごとを、こじんまりとつぶやいています。お役立ち情報はありません。

毎日かあさん 卒母編

2018年06月09日 | 読書
西原理恵子さんの「毎日かあさん 卒母編」を読みました。


家族仲良くなくてヨシ

人のコトに憎み始めたら暇な証拠


これも名言ですね。

最後の子どもたちが巣立っていく様子を描いたラストは
目頭が熱くなりました。


読者さんたちの評価で

「タイトルに反し、かあさんネタが少ない」というのもあったけど
子どもと母親だけのネタだったら、読者は飽きるでしょうね。

四コマ「サザエさん」でも
サザエさんが出てこない話もあるし。

私は「毎日かあさんをしている女性の日常漫画」だと思っていたので
タイトルと中身が一致していないとか、思わなかったな。



卒母と聞いて「母業は、卒業するものじゃない」
という意見もあったと聞きますが

子離れの時期に入ったことを噛みしめて
一歩下がったところから見る時期というのが
卒母なんじゃないかなあ。


西原さん、お疲れさまでした。


子どもはあっという間に追い越していくね

梅雨の体調管理

2018年06月07日 | 日記


梅雨の体調管理。
特別なことは何もしていない。

晴れ女なのに紫外線アレルギー。
先日、日傘をささないで数分歩いたら、
首周りがかぶれて、ひどく辛かった。

そんな私は雨の日が大好き。

滝のような雨の日に、家の中で外を見ているのも好き。

湿気が多いとじめじめするし、
カビ対策も必要だけれど、
お肌のためには湿度が高いほうがいい。


ヨーロッパの気候はからっとしているけれど
女性の肌のうるおい度が全然違う。

日本人でも、乾燥した地域で暮らしていると
かなり肌の水分がなくなっていくようだ。


結論を言えば、梅雨の良いところを数えて
あんまり悩まないことが、私の体調管理法かもしれない。


雨が好き♪

白山神社のあじさい祭り

2018年06月04日 | 日記
白山神社のあじさいを愛でてきました。









白百合も綺麗です。











お参りの列が長くのびていたので
脇で神様にご挨拶をしました。




このところ雨が降っておらず、その上容赦なく照り付ける日差しのためか
全体的に花びらが少し萎れていました。

やはりしっとしした雨の日に、あじさいは似合います。




潤いは大事、植物も人間も。

ルーブル美術館展

2018年06月03日 | 美術
ルーブル美術館展を観ました。



昨日、日テレで有働さんが宣伝していたので、
混雑するかなと思ったのですが、
それほどでもなくて、安心しました。

ヴェロネーゼ《美しきナーニ》は
あのモナリザと同じ部屋に飾られているため
ルーブルではあまり注目されないそうですが

誰とも視線が合わない美女として
有名だそうです。

マリー・アントワネットの胸像や
ナポレオンの絵画、デスマスクまであり
なかなか見ごたえがありました。


多分、本人が生きているときに制作されたものは
実物の2割増しくらい美化されているのでは、
と予想しているので

マリー・アントワネットもナポレオンも
実物はもう少し落ちるのではないか、と思っています。

芸術は「記録」と「権力の象徴」、というのは
言い得て妙ですね。




それにしても、今日は陽射しが照り付けて
息苦しい程でした。

昨日の日テレに島田順子さんが出ていて

「顔のシミ?気にしないわ。
 いちいち日傘や日焼け止めなんてやってられないもの」
と笑っていて、カッコいいなあと思ったものの

紫外線アレルギーもある私は
日傘・日焼け止め必携なのでした。

肉体はいずれ滅びる、逝くときまでの仮衣。
そう思っている一方で

替えがきかないうえに、手入れ次第ではくたびれ度合いも違う
仮衣、やはり少しでも小奇麗に用いたいとも考えるのです。



何を優先するかはその人次第

オンナの奥義 無敵のオバサンになるための33の扉

2018年06月02日 | 読書
阿川佐和子さんと大石静さんの対談本。



ほとんどドラマを見ない私は、
大石さんのドラマも見たことがないのだが
この本を読んで、来歴をさかのぼり
そりゃ人生が苦難の連続という感覚にもなるよな、と首肯した。

リア王の「人はみな泣きながら生まれてくる」の感覚は
私も一緒だ。

やはりこの世が楽しくて泣くのでなく、
苦しみ多い世の中が辛くて泣くのだろう、と思う。

もし赤子と老人のどちらか選べと言われたら
老い先短いほうを、迷うことなく選ぶだろう。

生まれ変わったり、もう一度ゼロから人生をやり直すのは
全力で固辞したい(と感じているのは、私だけではないと思う)。

大石さんの「人生が苦」というところに反駁する気はないが
ただ赤子を見て「こんなに苦しい世界に生まれ落ちて」と
落涙するほど、私はペシミストではない。

今日も高幡不動尊で護摩修行に参加したが
新生児を連れた若い夫婦を見かけ、
「小さないのちが楽しくあるといいな」と
ひそかに祈っていたからだ。

…大石さんの場合、少し更年期鬱もあったのかもしれないが。



阿川さんが「私は普通、大石さんは仰天発言」というのは
とてもわかる気がする(それでもだいぶ開陳は控えている気がする)。


阿川さんのエッセイは結構読んでいる。
あのあっけらかんとした楽観的な発想が好きだ。

多分、とても苦労をしているのに苦労オーラを放たないところに
品の良さがあるんだな、と思う。

「生きるのは幸せの瞬間を感じること」と阿川さんは言う。
大石さんとは真逆。




思うに、何もしないで過ごすと、人生はつらいものになる。

赤ちゃんも、生まれ落ちてそのまま放置されたら、
苦しいままに逝ってしまう。

身体を浄め、ミルクをもらい、オムツを変え…と
快適な環境を作り出さなければ、気分が悪くなり、
不快感が募っていく。

長じるにつれ、
ひとは自分で自分を快適にする術を身に着けるようになる。

何かしても、何もしなくても試練は降ってくるので
娯楽や心理学や宗教が発達したのだろう。



私も根底に、大石さんのような悲観発想があるのだが
年を重ねるうちに、阿川さんのようなやや突き抜けた
楽観的な感覚に近くなってきた。

生きているうちに、自分を楽しくさせたほうがいいから。



余談だが、大石さんはブラとショーツは揃える人で
阿川さんはそろえない人らしい。

そして二人ともブラを毎日洗わないそうだ!!!

これにはびっくり。

私は下着はもちろん、タオルもハンカチも、
スカートもブラウスも毎日洗うので…。



潔癖症ではありません