少年カメラ・クラブ

子供心を失わない大人であり続けたいと思います。

Slim Jim vs. V-dipole

2016-10-10 17:18:46 | アマチュア無線

近くの公園で懸案のSlim Jimアンテナとバンザイダイポールの比較を行った。それからバランの様子も高周波電流計を使って確認してみた。

バンザイダイポール:VSWR=1.4@50.2MHz 地上高:2.5m

トリファイラバラン(山内さんにもらったやつ)

バランなし:コモンモード電流Ic=8.4mA

バランあり:Ic=1.5mA

明らかにコモンモード電流が小さくなってバランの効果を確認。

代わりにシュペルトップバランを付けるとアンテナ高さ1mでIc=8mAに増加。2.5mまで上げるとさらに増加して35mAも流れる。バランの効果は確認できず???

Slim-Jim アンテナ : VSWR=1.3@50.2MHz(バランなし)給電点ほとんど地面

バランなし:Ic=1.5mA

シュペルトップバラン付き:Ic=0mA

家で実験をした時もそうだったけど、S-J アンテナは地上高を低くするとコモンモード電流はあまり流れない。一応シュペルトップを付けるとさらに電流は減ってゼロになった。

バンドの中を聞いているとSSBのQSOが聞こえてきた。二つのアンテナで受信強度を比べると信号が弱い一局は、

S-J < DP Smeterで3レベルくらいDPの勝ち

ところが、八木のスタックを上げているという川崎市宮前区のビッグガン局の信号はアンテナを変えてもほぼ58くらいであまり違いがない。(若干DPがいいくらい。)どちらかといえば相手のアンテナは水平系なので、DPに有利なはずだけど、あまり二つのアンテナに差がなかった。この局は川崎宮前区ですごく近い。この前もローカルの強力な信号に対して、同じような結果が得られた記憶がある。地上高の低いSlim-Jimは打ち上げ角がDPに比べて低く、近くの局にはよく飛ぶのかもしれない。今日の実験はここまで。

 Slim-JimとJ型アンテナについての論文を発見。理論はいろいろあるけど、結局性能はそんなに変わらないらしい。


全市全郡コンテストまとめ

2016-10-10 16:11:35 | アマチュア無線

土日に開催された全国規模のコンテスト。どうしようかなと思ったけど、調査中のSlim Jimアンテナの評価をしてみることにして50MHzのCWで自宅から参加。トータル37局。

アンテナの地上高は給電点で5mくらいで、最初は垂直にして(赤丸)途中から少し斜めにしてみた(星赤丸)偏波面の影響が出るかと思ったが明確な差異は認められず。バーチカルで指向性はあまりないはずだけど、なんとなく北東から南西の方角との交信が多い気がする。単に人口密度を反映しているだけかもしれないが。比較はしていないけど、Slim Jimもそれなりに交信はできた感じ。