少年カメラ・クラブ

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カウンターポイズとコモンモード電流の関係

2016-10-01 19:23:27 | アマチュア無線

通販で買ってきたRF電流計を使ってEFHWにおけるコモンモード電流とカウンターポイズの関係を少し調べてみた。18MHzにチューニングしたEFHWにいろんな長さのカウンターポイズをつなげて、その時の顧問モード電流を計測した。まず、わかったことは給電点の高さと顧問モード電流の関係だ。他の周波数でもやってみたが、一様に給電点の高さを高くするとコモンモード電流が大きくなる。地面に近いところに給電点を持っていって、少し細かく電流を計ってみると、グラフのような結果になった。ある程度ながいカウンターポイズをつなげた方がコモンモード電流対策には良いのかと思っていたのだが、実際には2.8m程度にした時に最小になった。アンテナの設置条件などいろいろパラメータもあるので、断定的なことは言えないが、今日の結果からは、

(1)給電点は地面に近いところに設置する。

(2)カウンターポイズは2.8m@18MHz

でコモンモード電流を小さくすることができた。(ついで書いておくと、ざっとした計測で21MHzでは210cm、14MHzでは385cmくらいが良さそう)あと、同軸ケーブルは長い方が(5mと10mの比較)電流は小さくなった。ケーブルのシールド部分がカウンターポイズ的な働きをしているのだろう。アンテナの輻射を考えると地上高は高い方が良いだろうから、この条件がベストということではないだろうけど、ちょっと面白い結果だと思う。今後バランやコモンモードチョークなどと組み合わせてみたいと思っている。