少年カメラ・クラブ

子供心を失わない大人であり続けたいと思います。

モノクロ用フィルター

2004-12-05 23:06:19 | 写真
ケンコーのモノクロ用フィルターを買って買ってきた。ケンコーの表記ではY2となっている黄色いフィルターだ。モノクロで撮影したときにコントラストを高める働きがある。もっと色の濃いオレンジや赤のものもあるが、とりあえずはもっともおとなしいやつを購入した。あまりやりすぎると良くないのはものごとの道理だし。

今日は67mmのこのフィルターをアダプターを使ってハッセルにつけて一本とってみた。

フィルムはトライX400.現像もD76という超オーソドックスな組み合わせ。温度もしっかりあわせて、説明書どおりの現像時間で処理した。

結構いい感じのネガが出来上がった。(この間作った照度計は、0点が狂ってすぐには使えない状態。なかなか計測器は難しい)

マンションの3階からとった風景を見て驚いた。雲がものすごく立体的に取れているのだ。間違いなくフィルターのお陰だけど、こんなに雲って素敵だったっけと思うくらいだ。ただ、雲の明るさが非常に明るいため、地面の影の部分とのコントラスト差が大きく、両方よい感じにするのは難しい。まさにゾーンシステムを駆使して最適な露出を見つけないとだめだ。でも、手元にあるゴッセンのデジシックスでは、雲と地面の露出の区別も難しい。そりゃ角度25度もあるんだから何キロも離れたところにあるものを識別して露出を表示する方が無理に決まってるか。うーん。

それから今日は印画紙もレンブラントVをはじめて六つ切りで使ってみた。仕事で作った装置の完成写真を取引のある会社の方々に差し上げようと思って、ちょっと奮発したのだ。厚手の紙と書いてあったが、本当に厚い。今まで使ったバライタ紙は水につけるとふにゃふにゃなったが、これはそんな風に全然ならない。露出の条件もイルフォードのRC紙とはだいぶ違う感じだ。