「松杭」
軟弱地の墓所の基礎工事には 松杭を打ち込みます。自然素材で環境に優しく、腐食腐朽することは少ない。含水の多い軟弱地盤で耐久性は半永久的。
古くから 社寺や築城の土台下に使われてきた松杭。
最近では2年前、 丸ビルが建て替えられました。旧丸ビルを解体したところ、大量の松杭が埋め込まれていたそうです。80年近く ビルを支えていたのですね。長さ13~14㍍・使用本数は5.443本。その後、ビル街のベンチに使用したり、クラフト紙の減量となり、ノートや茶封筒、手提げ袋に再生。オブジェとして、丸の内ユビキタスミュージアムに、松杭を素材とした作品があるそうです。
この墓地内には 傾いている建石物見受けられる。お施主様の墓地は はじでもあり埋め立てた所なので 松杭を打ち込む。