3姉妹日記

姉と双子の妹、3姉妹の日常をつづるブログ。

あーちゃんの歯

2009年01月18日 | こーちゃん(次女)
金曜日夕方、先生に口を開けることをやっとのこと了承したあーちゃん。
土曜日いつものように、ショッピングセンターへ行き、昨日は「ムシキング」のゲームをして、例のごとくマクドナルドのハッピーセットのパンケーキセットを注文したあーちゃん。
はるちゃんのいつものミスタードーナツの「汁そば」とエンゼルフレンチ2個(何で同じもの2個食べるんでしょうね?違うものにした方が楽しくないのか、とても不思議なのですがこれがいいそうです。)+アメリカンコーヒー+私用にシナモンケーキ+こーちゃんたちようにエンゼルクリームを買って合流すると、あーちゃんの様子がおかしい。

いつもは、いち早く、パンケーキを食べ切るあーちゃんですが、
「歯が痛い」と泣き出しました。
「歯が痛くて、食べられない」と泣くので、いつものように、汁そばを3等分にして分けてあげると食べようとしたものの、これも痛くて食べられないと泣きます。
「食べられないんなら、食べなくていいよ」と言うのですが、あーちゃん、おなかが減っているので、なおも食べようとし、
「いたい~、いたい~、食べられない」と大音量で泣きます。
ジュースと汁そばの汁だけしか飲めない様子。

「あーちゃん、痛いのは歯医者さんに行かないと直らないよ」というと
「歯医者さん、いやだ~。家に帰る~。」とおおなき。

あーちゃんが、家に帰るというなんて、この時点ではありえないことなので、余程痛いんだろうと、これは、と歯医者さんに見てもらうことにし、電話すると、40分ほど後の2時半からなら空いているとのことだったので、連れて行くことに決定しました。

いつもは、これで帰るなんて、はるちゃんも、こーちゃんも承知しないのですが、あーちゃんの大音量泣きに、これが続くのはたまらない(はるちゃんも、こーちゃんもあーちゃんの大音量泣きが始まると、げんなりします。)と文句もありませんでした。

一方のあーちゃん、「痛い、おうちに帰る、歯医者さんいやだ~」と車に乗ってもおお泣きしていたのですが、かれこれ、1時間近く泣いて騒いだので、車に乗って、15分ほどすると静かになり、どうしたのかなと思うと、
泣き騒ぎ疲れて寝てました。(-_-;)

まあ、歯医者さんに近づく15分ほどでも静かに寝てくれたので、親の心の平静を取り戻すことができ、「それから」に備えることができました。

歯医者さんに着くと、嫌がるあーちゃんをいつもの拉致スタイルで連れて行き、ここ3回と違う椅子に通されたので、ちょっと混乱するあーちゃん。
それでも、歯医者さんの椅子を見ると反射的に座ることはできました。(これは、3回通った成果だと思います。)

それから、先生が口の中を見せてというと、口を手で押さえるあーちゃん。
「カメラで写真撮る!」と歯医者に来ると、写真を撮ることに、こだわっているので、携帯のカメラを貸して口の中を写させたりしている間に、何とか、口を開けて、先生に見てもらうことができました。

先生の説明では、「抜ける歯が途中で折れて、それ自体は痛くないものの、グラグラするようになったので、それが、食べたりすると歯茎にあたって痛い。ほうっておいてもそのうち、抜けるけど、それまで、痛い思いをする。折れた下の部分は、取れないけど、これは、痛くないし、そのうち、出てくるのでほうっておいていい。」とのこと。
「やっぱり、抜くしかないけど、今日するか次回にするか、今日抜いた方がいいけど、できるかな?」
とあーちゃんのおお泣き、大暴れの様子を見て、考え込んでいました。

親の方は、これからも、しばらく食べられないと泣かれるのを考えると、今日やっちゃってください、と連れてきたのですが、あの様子ではという状態です。

先生、あーちゃんに「歯が痛いのを直すには、抜かないといけないんだけど、今日するか、次来た時にするかどうする?」と聞くのですが、
あーちゃんは「怖い。しない!、おうちに帰る」の一点張り。

脱走して、帰ろうとして、私に連れ戻されたり。
それでも、本当に、帰ろうとはせずに、戻ってきてみたり。(このあたりは、3回来たことで慣れていて、歯医者さん自体が嫌な場所ではなかったからだと思います。)
そうこうしているうちに、病院に着いてから30分以上たっていました。

いわゆる膠着状態。

あーちゃん、相変わらず、カメラで写真を撮ることにこだわっているので、先生に口内カメラを使わせてもらい、ちょっぴり、態度が和らいだところで、先生と決行を決定。

急いで、麻酔の用意をして、歯科衛生士さん2人が口と頭を抑えて、私が肩と手、パパが足を抑えて決行しました。
麻酔はコンピューター制御できくところに来ると、青く光るのですが、それまでの時間がとても長く感じました。

はるちゃんが、様子を見に来ていたので、あーちゃんの気を紛らわせるために、携帯の「バトルスピリッツ」のビデオを見せてあげてと言うと、自分が見てしまって、怒られたり、注射をしたところから、血がじわーっと染み出てるのを見て、怖くなってしまい、「血がでてる~」と大騒ぎしそうになり、退場を命じられたりと、「お手伝いしたい」といういいところを見せながらも、その行動で顰蹙を買うはるちゃんなのでした。^^;

麻酔が効くと、いわゆるペンチでまずは、折れていると言われた右側の方から抜いて、つぎに、その隣のやっぱり同じように永久歯が顔を出し始めた方も抜きました。
一方は、自然に抜けた歯と同じくらいの長さだったのですが、もう一方は、随分長くて、歯根が溶けて歯が抜けるという説明に納得する状態でした。

先生、衛生士さん2人、パパと私の5人
2本目の歯が抜けると、何とか無事にできたというほっとした空気と5人でやり遂げたという達成感、連帯感が一瞬漂いました。

あーちゃんの様子はというと、歯を抜いたこと自体は麻酔のために痛くなかった様子ですが、血が出ていることに驚いて
「テープ、テープ貼って~」と大騒ぎだったので、
「傷テープを貼ると安心するんです。何でもいいので傷テープないですか?」と言うと、
歯医者なのでなかなか出てこなかったのですが、なぜかキティちゃんの傷テープを持ってきてくれました。
衛生士さん、どこに貼ったらと悩んで、あごにはってました。^^;

抜いた歯を歯の形のプラスチックケースに入れてもらって渡されるとあーちゃん、不思議そうに見ていました。
すっかり終わって、気になっていた歯もなくなったことが分かるとあーちゃん、待合室の鏡にニカッと口を映して、乳歯がなくなって、ちょこっと永久歯が出ているのを確認しては
「大人の歯になったねぇ」と誇らしげでした。

麻酔が切れると痛いと思うので、と頓服ももらっていたのですが、一切、痛がることもなく、ご機嫌で、夕方は早速、チョコレートを食べてました。^^;

「道のりは長い」と嘆いていたのに、急展開で一挙に解決。
痛くなったのが土曜日、このタイミングで本当によかったです。

気長にお付き合いしてくれた先生、衛生士さんたち、ありがとうございました。



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