くらしのタネ


原田 晴子
やきものやる日々

台風の中。

2017-08-07 | 日記
朝からとりあえず荷物が飛ばないようにだけロープで養生して、自転車で最終日恒例のお土産ゲットを前もってやる。という蛮行にでた。いつも素敵な半兵衛麩。自分用と子供の事でお世話になった友達へのお土産用に発送。買える日に届く様にした。帰ったら一部は冷凍し、後は揚げたんをお出汁と大根おろしで子供達に再現して振る舞うつもり。
その後少し雨の強まる中、宮川町の舞妓さん達が住むお茶屋の並ぶ佇まいを通り抜け、えびす神社にたどり着いて商売繁盛祈願。
またまた合羽を翻して少し走ると建仁寺へ辿り着いた。
光ってますな…
壮大な空間と、現代の意匠も混じり合った何とも言えない胸のすく景観。トイレ脇の窓にバナナ。
庭には見事に手入れされた赤松があったり、庭園を抜けて方丈というこれまた圧巻な大きさの建築物に入ると、度肝を抜かれるような双龍の天井画。…これは娘たちに見せてあげたい。
だが、今回は神様が頑張ってる私にくれた(多分)私だけの優雅な時間。
一人だからできることをしてみたい。
てなわけで写経にトライ。
なぜか私につられて若い中国の方とお見受けする女の子達も写経を申し込んでいた。
台風で真夏とは思えぬ清々しい風が吹き抜ける中、静寂とピンと緊張した心地よさ
なんつーものは、三分の一が終わる前にもう終わってしまい、やだもうめんどくさいとか、足痺れてきた…とか邪念の塊。半分を過ぎると筆の運びは荒れる荒れる…ただ単にお経を写して精神統一をするというものかと思ってトライしたのだったが、終に願い事を書き、その願掛けの為の写経なのだと初めて知った。つまり、ちょっとした苦行なのである。
イテテ…もう終わらんかな…何?この字見えない!(老眼です)
そんな苦しさを乗り越えて終わったあとはなかなかに清々しい。正しくかけているかどうかはもう二の次。
ともかく勉強になった。
その後、夫君に恒例のビッグサイズショップでお洋服をセレクト。
ゲストハウスで楽しむべく本を買いたい。と、雨の中探しまくってやっと見つけた建築設計事務所がやっている洒落こいた本屋さんで色々とゲット。ついでに横のまたまた洒落こいたカフェでケーキと珈琲を頂き、今日の私はプチセレブ。
息抜きと命の洗濯をさせてもらったよ。明日からお尻に火を付けて頑張ります!皆さんのお越しをお待ちしてまーす