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くらしのタネ


原田 晴子
やきものやる日々

よいお年を

2010-12-31 | 旅行

もう少しで今年も終わり。早いですね。カメルーンではというか夫君の家の朝は女達の怒号にも似た娘達を起こす声に始まり大きな声でのおしゃべり、携帯にダウンロードした最新ナイジェリアンポップスを聞きながら歌って踊りながらの家事。う~んアフリカ。

やはり血のつながりというのはすごい!娘は五歳のブライアンと意気投合二人で「ママ ミ~ア」といいながらいたずら三昧。

みんながかわるがわる遊んでくれ私の所にくる間もない。

もうすぐ新年と言うことで近くで一番というヘアサロンで娘の髪をセットしてもらうことに。髪が絡まるんでまずはシャンプー、大きなくしでとかすと痛がって泣いたが御姫様になるんだと意気込んでいたのでそれを過ぎたらぐっとがまん。前からかわいいが命のガーリーな女だけどなかなかおしゃれに関しては根性がある。何ブロックかに髪を分け、根元を木綿糸で縛る。その上から三つ編みというスタイルにしてもらいとてもかわいい。因みに夫君の家族はアングロフォン(英語圏)カメルーンの大多数はフランコフォン(フランス語圏)なため一歩外をでると道の物売りやヘアサロンのスタッフ・・・全然英語が通じない。なのでどこでも妹や弟達が通訳となった。このうちの娘達はまだ十代が多いがみな髪をみじかく刈り上げてる。一歩外に出れば女の子達は編みこみをしてビーズやらいろいろ髪に施しているがアングロフォンの子達は学業に専念させるため髪に時間をかけさせたりしないのだそう。でもみんな頭の形がよく、とえもきれい。

 


メリークリスマス!

2010-12-31 | 旅行

注)この日記には時差があります。

おいおいもう大みそかですよと言う感じですが今頃クリスマスの話題で失礼。

イエローカードの問題も心配したものの夫君が銭形平次ばりにあちらこちらへ小銭をまきちらし難なく検疫に入ってきてスマートにイエローカードなしでの入国を果たしました。かわるがわる大勢の家族からの挨拶をうけ、あんまり多くて名前も覚えれない。

カメルーン人もいわゆる帰省をしてクリスマス前後を過ごすのが主流のようです。疲れるだろうと配慮してくれて義父さん・義母さん達の実家のあるアクムというところで数人で過ごすこととなりました。日本の信州みたいな感じで朝夕は本当に冷える。でも空気は澄んでいて気持ちのいいところでした。別荘を田舎に建て管理人をおくのですがそうでないと泥棒がきて窓やら戸やら壊して持って行ってしまうとか。大変だ。いわば日本でいう田舎暮らしを楽しむ感じ。ちゃんとガスコンロもあるけれど外のかまどで薪を燃やし煮込んだり魚を焼いたり。

朝起きたら沢から水を汲んできて生活水に使う。トイレは簡易水洗でバケツに水を入れてフラッシュ。ヤウンデから一緒に来た15歳のビッキーと11歳のファビュラの朝一番の仕事は水汲みで私も手伝ったが推定30キロの水入りのバケツをひょいとあたまにのせたのでぶったまげた。でも彼女達も(三日に一回くらいで水の供給がストップしたりするけど)蛇口をひねれば水がでるヤウンデでの生活の方がよくあんり来たくはないよう。クリスマスには教会にちょっとだけ行きドラムと合唱団のゴスペルも楽しめた。

クリスマスの翌日は親戚への挨拶周り。どこへ行ってもビール・パームワイン、たくさんのお料理が出て食べて飲んで。これは日本でいうお正月の過ごし方だな~と思った。懐かしいな・・・子供のころは夏休み、冬休みおじいちゃんやおばあちゃんの家に行って過ごしたけれど

母方の両親はもう亡くなってしまいそんな機会もなくなってしまった。皆が歓迎してくれ、とても楽しく過ごせるいいクリスマスでした。

写真をアップしたいけどなんだか調子が悪いので現地レポートのみ。失礼します。


モロッコにて

2010-12-30 | 旅行

期せずしてモロッコへ入国。荷物を運ぶ優しいおじさんやホテルで電話のカードを買いに行ってくれたドアマン・・そして気がついた。あっ!チップが要るのか!同行のスペイン女性がたばこを一緒に頼んでいたので聞いてみたらそりゃそうよ。という。 そんで・・・・どれくらい?

そんなやり取りの後やっとカメルーンの夫君に電話をかけたらまた涙があふれた。そしてキレられた。電話のむこうで旦那が言う。

「なに泣いてる?!やめて!!」・・・・おまえには同情というものがないのか。

まあしかし他のカメルー二アン達にアドバイスされ翌日のべつの空港行きのチケットに変更したし、今日の夜にはバスが迎えに来てくれ間違いなくカメルーンに行ける。ホテル代も朝食・ランチとも込み。まあいいではないか。

モロッコのホテルでの朝食はビュッフェスタイル。クロワッサンに地元っぽい平たいパン、チョコの入ったパン、たくさんのオリーブ、はちみつ、ジャム、そしてなぜかオリーブオイル。ジロリと地元の大きなねえさんをみるとプレートにはちみつを入れ、その上にオイルをかけ、山盛りのオリーブ、二層の液体にぱんをしみこませ食べていた。う~ん興味深い。

やっと人心地ついて気がついた。・・・・ベルギーで買った後で食べようと思っていたパンがない、ピアスがない、そしてイエローカード(黄熱病接種証明書)がない!!!!!!どうしよう・・・・チケットとパスポートを持ち右往左往していたあのときだ!うそ・・・・・どうしよう。

あれがないとカメルーンに入国できないかも・・・。まだ時間はあるなんとかしなきゃとたどりつたのがシェラトンホテル。

きびきびと有能なホテルスタッフのおばさんが日本大使館へ電話をしてくれたが大使館員の方が一度やはりイエローカードを携帯しなかったら入国できず他の国へいって打って入国したという。ええ???そんなことが!!「でも今ならモロッコで打てますよ。1500円位だし。」

おおっつ!天の助け。夫君はわいろでなんとかなるとは言ってたけど空港の中に入れるかは疑問。やったるか!とタクシーを飛ばしてみたが三時までです。と追い返された。ついた時刻は三時。だってホテルマンが公共の場所は1時から三時さまでがランチタイムっていってたのに・・・どうなるのか?私。次回に続く。


旅の始まり

2010-12-30 | 旅行

大変ご心配をおかけしました。やっとPCでブログをかくのにこぎつけました。すご~く大変な旅でした・・。長い長いフライトを終え、やっとベルギーからモロッコまで二時間くらい、それでカメルーン!!!と思ったらベルギーの飛行機が一時間遅れるわ、隣お席のイラン人の紳士が言うにはこのパイロットはビギナーですよ着陸路を見失って三回迂回してるというわ揺れるわ…まあともかくやっと着いたと思ったら二時間しかなかった次のフライトへの空き時間の短さが災いして20分くらいしかない!!!急げ急げというわけで同乗していたカメルーン人達が娘を階段でだっこしてくれたり手伝ってくれたがカウンターで事件は発生!オーバーブッキングであなたのフライトは二日後だという。ふざけんな!!!そっちのミスだなんとかしろ!と息巻いたが、そうだこっちのミスだとふんぞりかえられた。かくして同様に乗れなかった約20人の人達と共に空港のあちらこちらへ行かねばならず悔しくて涙が止まらず垂れ流ししながらカウンターへいき、エージェントの所でホテルの手配をしてもらい現地時間はすでに夜中の三時。バスに揺られて期せずしてモロッコ旅となった。モロッコはフランス語がメイン。若干の挨拶くらいはいけるがあとは・・・ほとんど運命を同じくしたカメルーン人とフランス人、セネガル人達に通訳を頼みなんとか夜は更けた。(でもあったかいお風呂に入れたのが幸い。)それにしてもセネガル・カメルーン人が主だったが外国帰りの彼らのファッショナブルなこと!!

故郷に帰るのにおしゃれしているんだろうけど皆美しい!!!そして悲しい歴史があるとはいえほとんどが英語とフランス語を操り、こちらの状況を話すと本当に力になってくれた。ほんとうにありがたかった。

 


ラブレターフロムセントレア

2010-12-20 | 旅行
かなりナツメロですがイントロはこれで。只今空港です!何やら濃~い感じの掘りの深い人々があちらこちら。エティハド航空という初耳の飛行機に乗り、アブダビ・ブリュッセル・カサブランカ~と乗り継ぎ、さあ!カミングアウト目的地はカメルーン共和国であります。
知らない方はへ?なんで?知ってる方はいよいよか。という反応でしょうがうちの時々出てくる夫君 はカメルーン人なのであります。おほほ。
このブログを始めた頃はまさかこのタイミングで行くとも思わず、あくまで私の仕事の事を書きイメージ的にバタ臭くなる(ひどい?)パートナーがギャー人というのは内密であったのが、割と読んで下さる方がいらっしゃるという事に持ち前のサービス精神が疼き…。というわけで1日と7時間かけて長い旅行をし、クリスマス前からカメルーン旅のご連絡ができたらいいなと思っております。では無事を祈っていて下さいませ