くらしのタネ


原田 晴子
やきものやる日々

嫌な言い方

2011-12-04 | 展示会・イベント
ヒトの親というものになったからには何度となく叱らねばならぬ事態に何度となく遭遇する。
怒ると叱るは違うとよく言われるがそれがどちらに当てはまるかは、こちらの都合または機嫌に因るものか否かであろうか。
お迎え後どうしても釉薬掛けをあと一時間だけやらせてほしい…という事態となり娘の承諾を得てトム&ジェリーを見せて早速仕事に取りかかっていたのだが居間から不穏なミャ~という弱々しい声がする。あ~娘がジャー子の捕獲を始めたな…とは察したが陰ながら許せよジャー子…と思いつつそのままにしていたのだけど仕事を済ませて戻ってみるとソファはずらしてあるわ、椅子はあらぬ所に置いてあるわ明らかに嫌がるジャー子を執拗に追った跡がある。
これはいかん。普段から猫はぬいぐるみではないのだから嫌がったらすぐ離してあげなさい。ぎゅっと捕まえてはいけないと口を酸っぱくして言ってある。明らかにこれでは猫に嫌われる原因を自分で作ってるようなものだ。
ほって置いたのを棚揚げしつつ一喝。
多分二喝。三喝…したかもしれない。口でだけですが。念の為。
無論大泣きした娘が謝罪の言葉を口にした。
「許してください…」
えええ!?なんでソレ?!私はそこまで娘を追い詰めたか!?
いつものように「ママごめんなさい~」
で良かった。その後わかればいいよ。もうやめてね。で終了のはずだった。
その上更に追い討ちをかけるように「優しくしてください」と言うのである。
一体どこでそんな言い方を覚えてきたのだろうか?子供同士の言い合いでそんなやりとりをしてるのだろうかと不安にすらなる。
こんな言い方をされては叱ったこちらが嫌~な気分になり、落ち込んでしまう。
頼むからやめてくれ…。
すんませんでした。