あまの鍼灸院ブログ

鍼灸院での毎日の様子をアップしています。
鍼灸院ってどんなところ?と知っていただけたらうれしいです。

夏も温活

2020-05-26 21:31:00 | 健康・病気
こんにちは!
スタッフの石黒です。

日によって差はあれど、
だんだんと暑い日が増えてきましたね!

お洋服も薄着になり、冷たいものが欲しい季節になってきました。

ですが、これからの季節こそ温活はいかがでしょうか?

温活といっても温めるのではなく、冷やさないようにする温活です。

冬が寒くて冷えやすいのはもちろんなのですが、
冷房や冷たい食べ物🍧などの影響により、
意外と夏場の方が芯から冷えている方が多いように思います。
それは、エアコンの普及により自然ではないエネルギーにより
冷やされているからなのですね。
こういったものだと、身体の芯が冷えてしまいがちです。l

最近、お腹が冷えている方が少し増えてきたかなと感じています。

冷えの防止には、
冷たいものをなるべく避けた食事、適度な運動、ストレスを溜めないことが大切です🧚‍♀️

食事に関しては言わずもがなですね。

適度な運動で筋肉をつけることにより代謝が上がり、冷えの防止に繋がります。
自粛生活により、筋力低下を感じている方増えています。
(私もそのうちの1人で、先日筋力低下を痛感し、反省しています、、、😢)
ほんの少し散歩するだけでも随分違うので、朝夕の涼しい時間にいかがでしょうか?

そしてストレスですが、
人間は日々様々なストレスを受けています。
ストレスが溜まると、気の巡りが悪くなり、様々な不調を引き起こします。
これにはやはり鍼灸がとても効果的です!
なぜ、鍼灸が有効かといえば、自分のもともと持っているエネルギーを賦活化するからなのです。
冷えを感じた時に、熱を生み出すことができる能力を我々は持っています♫
これを熱の産生などと表現しますが、代謝やふるえなどで熱を生み出すことができるのですよ!
寒い時に「鳥肌」が立つのは「交感神経」が優位になり、「立毛筋」と云う筋肉を収縮させ、
体温を逃がさないように(放熱抑制)しているのです!
素晴らしいシステムが備わっているのですね!
これらのシステムが、正しく的確に動いてくれるように働きかけるのが鍼灸治療なのです。

"冷えは万病のもと"
とよく言います。
意外と冷えやすいこれからの季節!
食事、運動、鍼灸で冷えを予防しましょうー!

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捻挫の鍼灸治療 その2

2020-05-25 22:19:00 | ブログ
こんにちは😃今日は蒸し暑い1日となりました。
梅雨前線が、近づいているせいだそうですね。
気がつけば、5月も最終週。

梅雨入りが目の前に迫っているのかもしれません。

気象庁の3ヶ月予想も出ましたね!
これから本格的な大雨シーズンがはじまると言われていました。
準備もきちんとしておきたいものです。

さて、先日捻挫の鍼灸治療について書かせていただきました。
先日の捻挫の患者さまは、急性期。今日捻挫した!とご来院いただいた方でした。

今日は、捻挫のあとしばらく整形外科への通院を続けられ、
それでも痛みがなかなか治らないので。。。とご来院いただいた慢性期に移行したあとの患者さまです。

先日の患者さまのように、一度の治療で翌日にはもう歩けます!
というような即効性は難しく、少しづつ痛みが和らいでいくという経過を
辿ってみえます。
確実に痛みの軽減は見られますが、一気にスッキリとはなかなかいきません。

しかし「鍼に来るたびに胃腸の調子がどんどん良くなっていき、
ご飯が美味しくいただけるようになって、そちらの方が嬉しいです♪😊」
と仰ってくださいました。

実は、これが経絡治療と呼ばれる伝統的鍼灸治療の醍醐味です!
いつもお話ししていますが、「夜にしっかり眠ることができ、美味しく食事をいただくことができ、
お昼間にはしっかりと活動できる」ようにしていくことが、動物である
ヒトのあるべき姿です。

「腹が減っては戦はできぬ」という言葉がありますが、
運動不足や、ストレスの多い現代、「お腹が空く」ということも
なくなってきている方の多いこと!
この方も、もともと胃腸虚弱気味で「ご飯が美味しく」
ということが難しい方であったようです。

我々の身体は(エネルギーは)、食べたものからできているのです。
まさに「いのちをいただく」ことにより、活力としています。
このエネルギーのおおもとを、しっかりと消化吸収できるようにすることが
治療のおおもとになっています。

私たちの身体には「治すチカラ」がちゃんと備わっています。
これを最大限にいかすのは「美味しくいただく」ことなのですね。
これが、健康の秘訣といっても過言ではありません。

この捻挫の患者さま、捻挫も胃腸の不調も快方に向かわれ、
元気に通院されており、治療の卒業もすぐそこです!

鍼灸治療(東洋医学)は、身体全体を診ていきます。
一つの症状を治すのではなく、全体のバランス調整をして、
生命力を高めていく治療です。

このような患者さまが、たくさんおられます。
ひとりでも多くの方に、健康になっていただくために知っていただけたら嬉しいです😊


コメント (2)
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新茶が届きました!

2020-05-24 21:21:00 | ブログ
こんにちは🌞今日も好天に恵まれました!

今日、新茶が届きました😁
私は茶所静岡県の出身ですから、朝昼晩どころか、休憩する時は必ず
「お茶」🍵

先ずはお茶🍵です。



これで半分ぐらい、1年分のお茶をこの新茶の時期に購入します。
おかげで、風邪を引くこともほとんどなく40年間治療院の仕事を続けることができたのかもしれません。

最近、コロナウイルスに緑茶が効く!というお話がでているようですね。
大学の研究によると、カテキンがウイルスの感染を阻害する仕組みは
ウイルスの表面にある突起にカテキンが付着することで、喉などの細胞にウイルスが吸着するのを阻止するというものだそうです。
理想論ですが、20分に一度程度緑茶で喉を潤すと効果テキメン!らしいです。
なかなか難しいですが、参考まで。

インフルエンザ予防接種のワクチンは、A型・B型などの「型」が合わなければ効果を発揮しません。
一方でカテキンはあらゆる型のインフルエンザウイルスに効果が見込め、新型インフルエンザの感染予防にも活用できるとされています。
茶カテキンには、いくつかの種類があるのですが感染阻害の効果があるのはカテキンの中でもエピガロカテキンガレート(EGCG)というものだそうです。

これが、新型コロナウイルスにも効果があるということのようですね。

緑茶に含まれるカテキンの中で一番量が多い成分ですが、強い苦みと渋みがあり、温度が高いほど溶け出しやすいそうです。

そうそう、静岡では冷たいお茶を飲む習慣はありません。
真夏でも急須で入れた熱いお茶🍵

今年も熱いお茶を🍵飲んで、元気に過ごしたいと思います!

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足のつり、こむらがえり

2020-05-23 20:38:00 | 健康・病気
こんにちは‼︎
スタッフの籔本です。
この1週間は天気に恵まれましたね!
でも夜になると冷んやりして昼間との温度差にびっくりします💧

そんな中、最近患者様とお話しをしていると、
「夜中にいきなり足がつっちゃって!今までなかったのに。」などよく聞くようになりました。
足のつりの原因の多くは、足の筋肉にうまく血液が循環できていないために起こります。
つまり、就寝時など足が冷えてしまい、筋肉の血流が悪くなって酸欠が起こり、筋肉がスムーズに収縮できずに足のつりが起きてしまうという訳ですね。また冷えると浮腫みも発生しやすいので悪循環になります(°_°)
長い自粛生活によって運動不足の方も多いと思います。
運動不足によって足の筋肉のポンプ作用も弱くなってしまい、その影響で
全身の血液の巡りを悪くしてしまいます。

東洋医学でいうと
筋肉は「肝」に配当され、
肝は血液を蔵しており全身に送る働きがあります。
目や爪なども司っており、
眼精疲労なども「肝」が関連する症状になります。

足のつりがある方、同時に目が疲れやすかったりしませんか?
もちろん、鍼灸適応ですので
お気軽にご相談くださいね☺️
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捻挫と鍼灸治療

2020-05-22 21:36:00 | 健康・病気
こんにちは!今日も良いお天気でしたね❣️

捻挫に鍼灸というイメージがあまりないようでしたので、
今日は捻挫の治療についてお話しさせていただきます😃

捻挫に鍼を行うの? と思われる方が多いようですね。
当院では捻挫にも鍼灸で速効をあげています。

実は昨日いらっしゃった患者さまです。
コロナの為に学校に行けないお孫さんと縄跳びをしていて左足首を捻挫されました。
当院に来院された時には既に左外踝付近が腫れており、痛みで歩くのも辛そうでした。
既に熱発していましたので手法は「手にて湯を探るが如し」の素早く行う手法と
巨刺の手法である「病側と同じ部位の反対側」に鍼を行いました。
不思議に思われるかもしれませんが、痛みのある部位と同じ部位の反対側に治療をするのです。
いずれも古典医書に書かれている施術論です。
お灸も行いました。
「熱には熱を以て癒となす」です。
熱のある部位には、熱のあるお灸で治すという考え方です。
一般的に、捻挫などで熱を持った場合、先ず冷やす!と応急処置でも習いますね。
しかし、東洋医学では自分の自然免疫のひとつの働きととらえ、
熱を発するのは治そうとする自分の免疫力のはたらきとし、さらにこの
システムを活性化するように、熱を高める治療を行うことがあります。
熱を出そうとする生体システムをさらに活性化させて、速やかに治癒へ結びつけるという考え方です。

「汗吐下和」(かんとげわ)と表現されますが、
身体に入った異物を、汗や嘔吐や下したり(下痢のことです)して中和させる
システムが、備わっているのです。捻挫などでは、発汗を促して治療します。
熱を持っている部位に、少し熱く感じるぐらいのお灸をします。
その時は少し熱いですが、その後はスッキリするのですよ!

本日もお越しになりましたが熱発はすっかり治まっていました。
歩行も大変楽になりましたとのことで、お喜びいただきました。

急性疾患には、とにかく早期治療が大切です。
急におこった病症は、とにかく早く治療をはじめていただくのがコツです。
「鉄は熱いうちに打て」が急性病のキーワードです。

反対に、慢性疾患の方はじっくり腰を据えて治療に取り組んでいただきたいのです。

病の数だけ治療法があるといいますが、傾向と対策はございます。

数千年の歴史を持つ東洋医学。
叡智の詰まった治療です。




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