あまの鍼灸院ブログ

鍼灸院での毎日の様子をアップしています。
鍼灸院ってどんなところ?と知っていただけたらうれしいです。

空腹の時間を大切に(腹八分に医者いらず)

2020-05-12 21:44:00 | 健康・病気
こんにちは!
スタッフの石黒です。

日に日に暑さが増していますね。
ついついアイスなどが食べなくなってしまいます🍨

最近、家にいる時間が長いせいかついつい色々と食べちゃうんだよね〜と言ったお話をよく伺います。
かく言う私のその一人なのですが、、、

皆さん最近空腹を感じていますか?
私は最近間食の回数が多く、空腹になる時間が減ってしまっています。

空腹の時間がないということは、胃腸が休みなく働いているということです。
休む時間がないと胃腸にはどんどん負荷がかかってしまいます。
東洋医学では、胃腸系のことを脾胃と呼ぶのですが、
この脾胃が弱ると、食欲不振、軟便、過食、倦怠感、不正出血、思考力・記憶力の低下など・・・
様々な病症を引き起こしてしまいます。

空腹は胃腸の休憩時間なので、
是非大切にしてあげてください🌻

飲食物のエネルギーを受けて(水穀の精微と呼びます)、生命活動を行うエネルギーへと
送り出すのがこの脾胃(消化器系とお考えいただいても良いでしょう)です。
コップの水にも喩えられますが、より沢山エネルギーを受けることができるのは
空っぽのコップです。7〜8分目までお水の入っているコップには、残り2〜3割の
エネルギーを受けたあとは、溢れてしまうことになるのです。
脾胃は中央の土とも呼ばれ、身体中の各臓器の真ん中に位置づけされています。
「腹八分に医者いらず」というのは、一番大切なエネルギーを
いつでも充分に受けられることができるように準備しておくこと(空腹でいること)
を示しているのかもしれません。

鍼灸治療の基本は、この脾胃をしっかりとすることです。
土台ともいえる胃腸を整えることで、健康になるのです!

又これからの季節、
アイスや冷たい飲み物などを摂りたくなりますが、冷たい飲食物も脾胃を弱らせてしまいます。
ですから召し上がらないのが一番よいのですが、
私もアイス🍨が大好きですので、お控えくださいとは言えません、、笑
ですので、一緒に温かい飲み物を飲んだり、食べる回数を減らすなど、少し気をつけるだけでも随分変わります🧚‍♀️

冷たいものの基準は、ご自身の体温を基準にしていただくことがわかりやすいと思います。
自分の体温より、温度の高いものは身体を温めることが
体温より低いものは身体を冷やすことに。。。なりますね。

空腹の時間を大切にし、冷たい物とうまく付き合って、胃腸を健やかに保ちましょう〜!
コメント (2)
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