日本最古の神社-奈良県天理市：石上神宮

Isonokmi Shrine, Tenri City, Nara Pref.

さてさて、ワタクシは奈良県天理市の石上神宮にやって来たのですが、ここ石上神宮は大変古い歴史を持っています。
「日本書紀」に記された「神宮」は伊勢神宮と石上神宮だけであり、その記述によれば日本最古設立の神宮となるんですよ。


石上神宮は古代の豪族である物部氏の総氏神として、健康長寿・病気平癒・除災招福・百事成就の守護神として信仰されてきました。
この楼門は鎌倉時代末期、後醍醐天皇の文保２年（1318）に建立されたことが知られ、重要文化財に指定されています。


この拝殿は石上神宮への崇敬が厚かった白河天皇が、当神宮の鎮魂祭のために、永保元年（1081）に寄進されたものと伝えられています。
拝殿としては現存する最古のものであり、国宝に指定されているんですよ。


ワタクシは歴史が好きなのですが、「古事記」「日本書紀」などに書かれている古代史にはあまり知識がありません。
奈良に来ると古代史をもっと学ばねば…と思うことが多々あるのですが、どうしても他の時代に興味が行ってしまい、
なかなか古代史をじっくりと勉強することが無いんですよねぇ。


例えばこの石上神宮が物部氏ゆかりの神社だと知っても、「物部氏といえば大伴氏と並ぶ大和の豪族やけど、
蘇我氏と対立して滅ぼされたんやなぁ」ぐらいのことしか頭に浮かばないんですよ。


あらあら、こちらの絵馬には鶏が描かれているんですね。色鮮やかで美しい絵馬ですな。


境内は鬱蒼とした森に囲まれているために、荘厳というか、神聖な雰囲気が漂います。
信心深く無いワタクシでも、さすがに背筋がシャキッとする気がしますね。


朝の8時ですので決して参拝者は多くはありません。それでも、熱心に参拝されている姿をチラホラと見かけます。
熱心に参拝する若い女性達は、良縁や恋愛成就を願っているのでしょうか。
まあ、そんなことをワタクシが思うのは大きなお世話ですね。


石上神宮を訪れるのは6年ぶりくらいだと思いますが、やっぱり歴史ある神社らしい佇まいだなと思います。


ではでは、山の辺の道の方に向かうとしましょうか。今日は気持ちのいい散策になりそうです。

使用したカメラ：1、２、３、７枚目はFUJIFILM X-T1 、他はFUJIFILM X-Pro2


神社というのは境内に足を踏み入れるだけで、なんとも言えない厳粛、荘厳な空気感が漂っています。
ましてや、早朝の境内は空気が凛としており、厳粛な空気感が一層強まる気がします。
私は神社に参拝するには、早朝の時間帯が一番だと思っています。


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