さてさて、京都市東山区の東福寺にやって来て、鮮やかな新緑を楽しんだワタクシ達でありますが
ここ東福寺にはもう一つの大きな楽しみがあるのです。それは方丈に造られた見事な庭を楽しむことなんですよ
。
方丈とは禅寺において住職が暮らす建物を意味し、客を接待する場所でもあるために禅寺の方丈には素晴らしい庭園が多くあります。
ここ東福寺の方丈庭園は1938年にワタクシの大好きな庭師である重森三玲が作庭したものでありまして
方丈の四方東西南北に庭園がめぐらされたのはここ東福寺の方丈だけなんですよ
。
八相の庭と呼ばれる重森三玲の手による庭を、じっくりと見ていくとしましょうか。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2d/75/88d947efaf545d72f876c6d2e1926f76.jpg)
方丈正面の南庭は210坪(693平方メートル)、東西に細長い地割りで砂紋によって八海の荒海を,巨石によって四仙島を表現しているのです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0e/94/d8282bf5903f7f780c83c74eb7bc882b.jpg)
そしてそして、ウマスギゴケを植栽した五山が背後に置かれています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/36/a7/e7befb7c9e9d11c03ae9b03fcd57d14f.jpg)
そそり立つような石組みに、重森三玲の庭らしさを感じます。質実剛健でありながら、なんともモダンな枯山水なんですよね。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/70/26/198e7bfdda96f7a5f5de1ada4345c717.jpg)
方丈西庭は「井田市松」の庭。サツキの刈込みと砂地が大きく市松模様を描いています
。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/56/c1/3193debf4e3e394c25f37861f88d4f74.jpg)
時期的にサツキが咲くにはまだまだ早い時期でした。サツキが鮮やかに咲くのも見てみたいですねぇ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3f/79/0295b3d5854eef875d4b7bb6b8ab9693.jpg)
方丈南庭はさらに強いインパクトを与えてくれるのです。苔の庭に敷石を並べて描かれた鮮やかな市松模様に驚かされます。
敷石の間隔は同じではなく、奥に行くほど少しづつ広くすることで奥行きを出しているそうです
。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/66/8b/96ef84145a4bf790a6132d5fa7bc667d.jpg)
雨がシトシト降る梅雨時には、苔が鮮やかな緑になって庭の美しさは一層なことでしょう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0a/da/dff95c36e7bbfcf7e7d9d4b696d9c86d.jpg)
方丈東庭は北斗の庭と言いまして、もと東司の柱石の余材を利用して北斗七星を構成しているのです。
一つ一つの庭が個性的であり、ワタクシはこの庭を見てから枯山水というものに興味を持つようなりました。
ワタクシをお寺の庭の美しさに導いてくれたのが、この八相の庭なんですよえねぇ
。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4c/d1/78b5f39186ca6c297aaac26099518c42.jpg)
重森三玲の庭を堪能した光明院と東福寺方丈…いやぁ、素晴らしい時間を過ごすことが出来ました。
ではでは、次の目的地に向かうとしましょうか。まだ10時ですからね
。
使用したカメラ:Canon EOS7D
京都のお寺に行くことは、私にとっては同時に庭園を楽しむことでもあるのです。
平安時代、鎌倉時代、室町時代、安土桃山時代、江戸時代、そして現代…
時代ごとに庭園の特徴があり、その庭園が造られた時代背景などを考えながら庭を眺めると、一層楽しさが増すのです。
歴史を学ぶことは本当に楽しい…京都に行くたびにそう思うのですよね。
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ここ東福寺にはもう一つの大きな楽しみがあるのです。それは方丈に造られた見事な庭を楽しむことなんですよ
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方丈とは禅寺において住職が暮らす建物を意味し、客を接待する場所でもあるために禅寺の方丈には素晴らしい庭園が多くあります。
ここ東福寺の方丈庭園は1938年にワタクシの大好きな庭師である重森三玲が作庭したものでありまして
方丈の四方東西南北に庭園がめぐらされたのはここ東福寺の方丈だけなんですよ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/cat_5.gif)
八相の庭と呼ばれる重森三玲の手による庭を、じっくりと見ていくとしましょうか。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2d/75/88d947efaf545d72f876c6d2e1926f76.jpg)
方丈正面の南庭は210坪(693平方メートル)、東西に細長い地割りで砂紋によって八海の荒海を,巨石によって四仙島を表現しているのです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0e/94/d8282bf5903f7f780c83c74eb7bc882b.jpg)
そしてそして、ウマスギゴケを植栽した五山が背後に置かれています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/36/a7/e7befb7c9e9d11c03ae9b03fcd57d14f.jpg)
そそり立つような石組みに、重森三玲の庭らしさを感じます。質実剛健でありながら、なんともモダンな枯山水なんですよね。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/70/26/198e7bfdda96f7a5f5de1ada4345c717.jpg)
方丈西庭は「井田市松」の庭。サツキの刈込みと砂地が大きく市松模様を描いています
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/cat_2.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/56/c1/3193debf4e3e394c25f37861f88d4f74.jpg)
時期的にサツキが咲くにはまだまだ早い時期でした。サツキが鮮やかに咲くのも見てみたいですねぇ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3f/79/0295b3d5854eef875d4b7bb6b8ab9693.jpg)
方丈南庭はさらに強いインパクトを与えてくれるのです。苔の庭に敷石を並べて描かれた鮮やかな市松模様に驚かされます。
敷石の間隔は同じではなく、奥に行くほど少しづつ広くすることで奥行きを出しているそうです
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/cat_4.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/66/8b/96ef84145a4bf790a6132d5fa7bc667d.jpg)
雨がシトシト降る梅雨時には、苔が鮮やかな緑になって庭の美しさは一層なことでしょう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0a/da/dff95c36e7bbfcf7e7d9d4b696d9c86d.jpg)
方丈東庭は北斗の庭と言いまして、もと東司の柱石の余材を利用して北斗七星を構成しているのです。
一つ一つの庭が個性的であり、ワタクシはこの庭を見てから枯山水というものに興味を持つようなりました。
ワタクシをお寺の庭の美しさに導いてくれたのが、この八相の庭なんですよえねぇ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hamster_2.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4c/d1/78b5f39186ca6c297aaac26099518c42.jpg)
重森三玲の庭を堪能した光明院と東福寺方丈…いやぁ、素晴らしい時間を過ごすことが出来ました。
ではでは、次の目的地に向かうとしましょうか。まだ10時ですからね
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使用したカメラ:Canon EOS7D
京都のお寺に行くことは、私にとっては同時に庭園を楽しむことでもあるのです。
平安時代、鎌倉時代、室町時代、安土桃山時代、江戸時代、そして現代…
時代ごとに庭園の特徴があり、その庭園が造られた時代背景などを考えながら庭を眺めると、一層楽しさが増すのです。
歴史を学ぶことは本当に楽しい…京都に行くたびにそう思うのですよね。
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特に、市松模様のお庭が珍しくて好きです。
私もさつきの花はみたことはないです。
さつきの咲くときに訪ねてみたいです(^^)
素敵なショットと解説から、様子、雰囲気、伝わってきました。
見せていただき、siawase気分です。
眺めて、心癒されました。
ありがとうございました。
ブログ交流って、いいものですね。
昨日も、とてもあたたかいコメント&応援ポチに、心より、恐縮、深謝、深謝です。
応援ポチ♪♪
昨日に続き素敵な庭を見せて頂き有難う御座いました
庭師 て言うのですね
安人だったらわ~綺麗・素敵位な事しか言えないですが
色々と詳しいのですね
今朝も有難う御座いました
(o^-^o) ポチ
木々の剪定もとてもモダンで楽しいですね。
市松模様がお好きなようで軽やかさを感じましね。
最近京都には行っていないので落ち着いたらぜひ行ってみたいです。
おはようございます!
本当に見事なお庭だと思います。
こういうところにゆっくりと過ごしたいなぁと思ってしまいます。
数多くの来場者がいると思うのであまりゆっくりもできないのかな?
お庭の配置も色んな意味があるのでしょうね♪
ポチッ!
東福寺の方丈、八相の庭、すばらしいですね。
枯山水、私も京都に行き始めて、少しずつ好きになってきました。
まだまだ10時ですか。
これからどこに行かれるのかまた楽しみです。
応援ポチッとね(^o^)
素晴らしいお庭ですね!
見る角度や方向によって、凄く変化しますね~。
素晴らしいお庭ですね。
市松模様に魅かれます。
ずっと、この光景を見ていたくなりました。
応援です☆~
見事なアートですね
市松模様が美しい
日本ならではの光景ですよね
しっとりしてホント素敵です
☆P
初夏の東福寺も魅力です。
今日も朝から安定した良い天気です、
我が家の裏庭の花々も綺麗です。
雨降りが日曜日から月曜日に伸びたようですね。
今朝の我が家の裏庭は白つつじが満開です。
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