Misode Tenmangu Shrine, Onomichi City, Hiroshima Pref.
さてさて、ワタクシはなんとか雨に逢うことなく、尾道の「古寺巡り」を楽しんでおりました。
歩くルートに平坦な道はほとんどありません。坂道を上がったり下ったりの繰り返しです。
ワタクシのような旅人はいいのですが、ここで暮らす人、特に高齢の方は結構大変だと思いますわ。
遠くに見えているロープウェイは「千光寺山ロープウェイ」でして、山の中腹に見えているのが千光寺です。
千光寺へはこの後向かいます。せっかくですので、ロープウェイにも乗ってみようと思います。
次に訪れたのは大山寺(たいさんじ)です。このお寺も真言宗醍醐派のお寺でして、11世紀後半に建立されたそうです。
大山寺に隣接して御袖天満宮(みそでてんまんぐう)があります。かつては同じ敷地にあったそうなのですが、
明治時代の神仏分離令によって別々の寺社となりました。
ここは天満宮ですので、当然ながら学問の神様である菅原道真公を奉っています。
その昔、菅原道真が京より大宰府へ流される途中、尾道へ立ち寄りました。その際に民衆から麦飯と醴酒を馳走されたので、
これに感謝して自らの着物の片袖を破り自身の姿を描いて与えたのがこの神社のきっかけだそうです。
もちろん受験生の信仰が厚く、受験シーズンには多くの受験生が訪れるそうですよ。
尾道高校書道部…ワタクシの知人の息子さんが大阪から離れて、尾道高校に進学したんですよ。目的はラグビーです。
彼は2年生、3年生と全国大会に出場しましたので、見事に目標を成し遂げたということですね。
ところで、この御袖天満宮の急な階段なのですが、映画好きの人にはよく知られた階段なんです。
1982年に公開された大林宣彦監督作品「転校生」という映画がありました。
この映画で長い石段を転がり落ちた、主役の尾美としのりさんと小林聡美さんの「男女の身体が入れ替わる」という場面がありましたが、
その撮影に使われたのがこの階段なんですよ。
大林監督の「転校生」「時をかける少女」「さびしんぼう」はいずれも尾道がロケ地となっていて、
ファンからは「尾道三部作」と呼ばれていたんですよね。ワタクシと同世代の人なら、映画を見た人も多いんじゃないかなぁ。
使用したカメラ:2、3枚目はFUJIFILM X-T30、他はFUJIFILM X-Pro2
映画が大ヒットした後、行政側が何度も映画のセットを残して観光資源にしたい、ロケ地の案内板設置も了承して欲しいと切望しました。
しかし、大林監督は決して首を縦に振らなかったんです。「記念碑は映画を観てくれた人の、心の思い出として残ればよい。
その人が思い出の地を訪ねた時、何時か観たスクリーンの中と同じ風景がそこに守られていれば、それで充分。
記念碑など、その思い出の風景を壊すだけだし、次の他の人の映画撮影の邪魔にもなる」という理由で
大林監督は行政側からの申し出を拒んだんです。これぞ映画人の気概、映画人の矜持だと拍手を送らずにはいられません。
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さてさて、ワタクシはなんとか雨に逢うことなく、尾道の「古寺巡り」を楽しんでおりました。
歩くルートに平坦な道はほとんどありません。坂道を上がったり下ったりの繰り返しです。
ワタクシのような旅人はいいのですが、ここで暮らす人、特に高齢の方は結構大変だと思いますわ。
遠くに見えているロープウェイは「千光寺山ロープウェイ」でして、山の中腹に見えているのが千光寺です。
千光寺へはこの後向かいます。せっかくですので、ロープウェイにも乗ってみようと思います。
次に訪れたのは大山寺(たいさんじ)です。このお寺も真言宗醍醐派のお寺でして、11世紀後半に建立されたそうです。
大山寺に隣接して御袖天満宮(みそでてんまんぐう)があります。かつては同じ敷地にあったそうなのですが、
明治時代の神仏分離令によって別々の寺社となりました。
ここは天満宮ですので、当然ながら学問の神様である菅原道真公を奉っています。
その昔、菅原道真が京より大宰府へ流される途中、尾道へ立ち寄りました。その際に民衆から麦飯と醴酒を馳走されたので、
これに感謝して自らの着物の片袖を破り自身の姿を描いて与えたのがこの神社のきっかけだそうです。
もちろん受験生の信仰が厚く、受験シーズンには多くの受験生が訪れるそうですよ。
尾道高校書道部…ワタクシの知人の息子さんが大阪から離れて、尾道高校に進学したんですよ。目的はラグビーです。
彼は2年生、3年生と全国大会に出場しましたので、見事に目標を成し遂げたということですね。
ところで、この御袖天満宮の急な階段なのですが、映画好きの人にはよく知られた階段なんです。
1982年に公開された大林宣彦監督作品「転校生」という映画がありました。
この映画で長い石段を転がり落ちた、主役の尾美としのりさんと小林聡美さんの「男女の身体が入れ替わる」という場面がありましたが、
その撮影に使われたのがこの階段なんですよ。
大林監督の「転校生」「時をかける少女」「さびしんぼう」はいずれも尾道がロケ地となっていて、
ファンからは「尾道三部作」と呼ばれていたんですよね。ワタクシと同世代の人なら、映画を見た人も多いんじゃないかなぁ。
使用したカメラ:2、3枚目はFUJIFILM X-T30、他はFUJIFILM X-Pro2
映画が大ヒットした後、行政側が何度も映画のセットを残して観光資源にしたい、ロケ地の案内板設置も了承して欲しいと切望しました。
しかし、大林監督は決して首を縦に振らなかったんです。「記念碑は映画を観てくれた人の、心の思い出として残ればよい。
その人が思い出の地を訪ねた時、何時か観たスクリーンの中と同じ風景がそこに守られていれば、それで充分。
記念碑など、その思い出の風景を壊すだけだし、次の他の人の映画撮影の邪魔にもなる」という理由で
大林監督は行政側からの申し出を拒んだんです。これぞ映画人の気概、映画人の矜持だと拍手を送らずにはいられません。
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尾道に立ち寄ったのですね。
知りませんでした。
この山の上の方は宅急便や郵便の配達も大変だわー(~_~;)
下まで降りて、再配達でまた頂上まで呼ばれた日にゃいやんなりますね。
買い物へ出かけるのも大変そう。。
ポチ⭐︎
私はヤバイです!
☆彡
今、大林監督の生家を
ファンや観光客が集える場所にしようと
整理が進められています。
次回、機会があればぜひ^^
☆
いいお話をありがとうございます^^
こちら、今朝ドカ雪でしてw
慣れているとはいえ、歩くだけで疲れます。
坂道じゃなくてよかったです。
そして行った先がいつの日かテレビで紹介されて、
もう行けなくなった身体になっても
懐かしさと満足感で満たされたら
いい旅だったなぁと思いたいです。
石段を転がり落ちるシーンが
ありましたね。
転校生のDVD、うちにありました。
近々見てみようと思います。
尾道、坂道のある生活は日々大変そうですが、
旅人には心惹かれる光景ですね~~♪
応援ぽち!
どこでも坂が多いのですね。
大林監督Niceです!
あの転校生の映画見ましたよ!
ここのお寺でしたか~
高齢の方には坂道はきついでしょうね~若さとは凄いものですね!
やはり坂道や階段は大変ですよね。
応援ぽち。
アップダウンが激しいですね
ほんとここで暮らすのは大変そう(^-^;
大林監督は偉いですよね。よくぞ!言ってくださったと思います。
尾道は、いいところです…。本当に。
ものすごく大変そうです
リフォームしていくしかないでしょうね
ドキドキしながら、観ました☆
時をかける少女
見ました
懐かしいです
尾道は忘れられない土地になりました。ほんと凄いところに家が建ってますね。元気なときは良いけど、車いすではとても無理ですね。
写真の階段は多分怖くて降りられない(笑)
大林監督・・・言ってる事が素敵な人ですね♪
☆!
大林監督の「記念碑など
その思い出の風景を壊すだけ!」の
言葉に私も拍手です🎵
また、尾道へ行きたくなりました^^
☆
平坦なところがほとんどない坂の町ですね
ホントに済んでる方たちは毎日の生活がありますものね。
ご高齢の方たちは大変だろうけど…
やはり毎日この坂に鍛えられてるんだろうなーと思います。
転校生、知ってます!!
こちらの階段がロケで使われたんですねー
大林監督の心意気も素敵ですね
凸
ここで暮らす高齢の方は大変だとおもうわ。
故郷、函館も坂の多い町。
眺める分には良いけどね。
転校生は観ました
いい映画でしたね
千光寺まで一気に登り降りてきましたのでわかりませんでした
大林監督の気持ちいいですね
転校生は見たような気がします
とりあえず応援です。凸
千光寺、高いところにありますね
御袖天満宮は
菅原道真がここに立ち寄って
片袖を破り・・そうでしたか
勉強になりました
さすが大林宣彦監督ですね!
映画も詳しいんですね
私は殆ど知らない
宇和島に映画館がないってのも原因かな(笑)
映画見ようと思うと松山か高知まで行かないといけない田舎
都会の人がこれ聞いたら嘘だと思うかな
建ってますね~。
高齢者には、大変そうです。
菅原道真が大宰府に流されるときに
立ち寄ったんですね~。
転校生、知ってます!
この階段なんですね~。
勉強になります。
凸
また行って乗って楽しみたい景色。
千光寺ロープウェイ。
映画は見たこと無いからわかりませんが、
いいところがいっぱいあり、
のんびりと陽気がよくなったら、
散策してみたい観光地でしょうから・・。🤩
遅くなりましたので応援だけで
失礼いたします。
忘れもしない千光寺山ロープウェイ
往復チケットを買ったのですが、行きにギューギュー詰めにされ、息もできないくらいの酷い目に遭わされたので、帰りは歩いて降りました。
あんなに押し込められた経験は他にありません。
応援ぽちだけですみません