Ishiyamadera Temple, Otsu City, Shiga Pref.
さてさて、石山寺を訪れたワタクシは、本堂へとやって来ました
。

本堂の相の間の東端に「源氏の間」という部屋があり、紫式部の像が飾られています。
石山寺は、「源氏物語」のはじまりの地として有名です。紫式部はお仕えしていた中宮・彰子の要望を受け、
新しい物語を作るために石山寺に七日間参籠していたと伝えられています
。

その時、琵琶湖の湖面に映った十五夜の月を眺めて、須磨の「今宵は十五夜なりけり」の一節を書き出したことが、
「源氏物語」の始まりだったと言われています。ワタクシは高校生の時、現代国語は得意だったのですが古典が苦手でした。
「源氏物語」「枕草子」「徒然草」なんてのは古典の授業の定番ですが、好きにはなれなかったんですよねぇ
。

この本堂ですが、石山寺の本堂は正堂(しょうどう)と礼堂(らいどう)を合の間で繋いだもので、滋賀県最大の木造建築物だそうです。
現在の本堂は三代目でして、1096年(永長元年)の再建で国宝に選定されています
。

1096年というと世界史でいえば「十字軍の遠征開始」という大きな出来事が起こった年でした。
日本では白河上皇が強い力を持つ一方、平氏や源氏という武士が台頭してきた頃ですな
。

この多宝塔は源頼朝が、平治の乱の後に石山寺が兄の源義平を平清盛から匿ってくれたことへのお礼で寄進したと伝えられています。
1194年に建立されたもので、年代の明らかなものとしては日本最古の多宝塔なんです。もちろんこの多宝塔も国宝です
。

こうして正面から眺めてみると、優美な姿だなぁと思います。多宝塔としてはこの石山寺の多宝塔と、
高野山にある金剛三昧院の多宝塔がとりわけ美しいと言われるのですが、どうでしょうね
。

瀬田川、その奥には琵琶湖、そして残雪をまとった比良山系の山並みが見えます。
紫式部はこの場所から、お月様を眺めていたそうですよ
。

やっと咲き始めていた梅の花に、春の香りを感じるワタクシでありました
。
使用したカメラ:FUJIFILM X-T30
この写真を撮ったのは3月14日。3月というのは冬と春が同居し、三寒四温の言葉の通り寒さと温かさが交互にやって来るのが常です。
しかし、今年の3月は真冬のような寒さの日があれば、夏日どころか真夏日を記録する場所もあるなど寒暖の差が極端でした。
もう日本は四季のある国から、長い夏と短い冬という二つの季節の国になったような気がします。
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さてさて、石山寺を訪れたワタクシは、本堂へとやって来ました



本堂の相の間の東端に「源氏の間」という部屋があり、紫式部の像が飾られています。
石山寺は、「源氏物語」のはじまりの地として有名です。紫式部はお仕えしていた中宮・彰子の要望を受け、
新しい物語を作るために石山寺に七日間参籠していたと伝えられています



その時、琵琶湖の湖面に映った十五夜の月を眺めて、須磨の「今宵は十五夜なりけり」の一節を書き出したことが、
「源氏物語」の始まりだったと言われています。ワタクシは高校生の時、現代国語は得意だったのですが古典が苦手でした。
「源氏物語」「枕草子」「徒然草」なんてのは古典の授業の定番ですが、好きにはなれなかったんですよねぇ



この本堂ですが、石山寺の本堂は正堂(しょうどう)と礼堂(らいどう)を合の間で繋いだもので、滋賀県最大の木造建築物だそうです。
現在の本堂は三代目でして、1096年(永長元年)の再建で国宝に選定されています



1096年というと世界史でいえば「十字軍の遠征開始」という大きな出来事が起こった年でした。
日本では白河上皇が強い力を持つ一方、平氏や源氏という武士が台頭してきた頃ですな



この多宝塔は源頼朝が、平治の乱の後に石山寺が兄の源義平を平清盛から匿ってくれたことへのお礼で寄進したと伝えられています。
1194年に建立されたもので、年代の明らかなものとしては日本最古の多宝塔なんです。もちろんこの多宝塔も国宝です



こうして正面から眺めてみると、優美な姿だなぁと思います。多宝塔としてはこの石山寺の多宝塔と、
高野山にある金剛三昧院の多宝塔がとりわけ美しいと言われるのですが、どうでしょうね



瀬田川、その奥には琵琶湖、そして残雪をまとった比良山系の山並みが見えます。
紫式部はこの場所から、お月様を眺めていたそうですよ



やっと咲き始めていた梅の花に、春の香りを感じるワタクシでありました


使用したカメラ:FUJIFILM X-T30
この写真を撮ったのは3月14日。3月というのは冬と春が同居し、三寒四温の言葉の通り寒さと温かさが交互にやって来るのが常です。
しかし、今年の3月は真冬のような寒さの日があれば、夏日どころか真夏日を記録する場所もあるなど寒暖の差が極端でした。
もう日本は四季のある国から、長い夏と短い冬という二つの季節の国になったような気がします。
この源氏の間は思ったよりも小さいですね。
もっと広い部屋かと思ってました。
仰るように日本は四季から二季に
なってしまいましたね。
去年の秋はほとんどなかったです。
感慨深いです。
国宝の多宝塔も、美しい~。
戦火を逃れて、現存してくれたのも
ありがたいです。
凸
紫式部、美しいですね
石山寺の本堂と多宝搭は国宝なんですね
この多宝搭を見て
私も高野山の金剛三昧院の多宝塔を思いました
浅間山の 残雪がみえます。
残雪をまとった比良山系
京都側から見えないのが残念
いつもは サンダーバードの車窓から見ています。
雪をまとっているのは比良山系ですか
昔の冬は寒かったでしょうね
ちょうど梅の季節で良かったです
多宝塔が美しくて最古なんですね
亜熱帯のタイ王国ですら、3つの季節(暑い、うんと暑い、とっても暑い)があるというのに……(^^;
紫式部も眺めていた景色
ステキですね☆~
古典を勉強しておけばよかったと
後悔することが多くあります。
単なる景色を楽しむだけでなく
歴史や文化と重ねられますね。
やっぱり学の無い私には無理な本だったんでしょうです