西国一の巨刹-広島県尾道市：西國寺

Saikokuji Temple, Onomichi City, Hiroshima Pref.

さてさて、尾道の散策を続けるワタクシですが、西國寺の境内をゆっくりと参拝しておりました。


奈良時代に建立された西國寺ですが、平安時代と南北朝時代の二度にわたって焼失しているんです。
この金堂は備後国の守護大名であった山名氏が、1386年に再建したもので国の重要文化財に選定されています。


西國寺という名前なのですが、伽藍の規模は正に西国一という意味を込め、西國寺と名付けられたそうなんです。
その名前に恥じることのない、立派な伽藍ですわ。


尾道の町は靄の中にありますが、なんとか雨は降らずにいたんですよ。
このまま雨が降らないように祈るばかりですが、雨雲レーダーを見ていると1時間以内には雨が落ちてきそうな気配でした。


「力石」というのがありましたが、江戸時代に港で働いていた力自慢たちがこの石を担ぎ、それを担げた者の名前が刻まれています。
ワタクシの世代の男性だと、力石という文字を見ると「ちからいし」ではなく、「あしたのジョー」という漫画で
矢吹丈のライバルだった力石徹の「りきいし」と読んでしまうのではないでしょうか。


三重塔は1429年、足利義教の寄進によって建立されたもので、これも国の重要文化財に選定されています。


旅に出ると晴れていてほしい、好天であってほしいと願うのですが、いつもいつも晴れてくれるわけではありません。
この日の尾道は靄に覆われていたのですが、こういう尾道もまた風情があっていいのではと、自分を慰めていたのでした。


手前は不動堂、奥は毘沙門堂です。不動明王を祀っているのは、真言宗ならではですね。


しっかりと健脚を祈願してきたので、今年はたくさんの山に登ることが出来るかなぁ。
祈願のおかげか、今年は二度登山をしましたが、二度とも翌日に筋肉痛などが一切ありませんでした。

使用したカメラ：1、3、5、6枚目はFUJIFILM X-T30、他はFUJIFILM X-Pro2


この日（12月31日）は天気予報もあまり良くなく、いつ雨が降ってくるかわからないような状況でした。
ただ、年末とは思えない暖かさでして、私は坂道を上ったり下ったりしていると、いつの間にか汗をかいていました。
まさか年末の旅行で、汗をかくとは思いもしませんでしたわ。


ブログランキングに登録しています。こちらをクリックしたいただくと嬉しい限りです。

にほんブログ村