Uda-Matsuyama, Uda City, Nara Pref.
さてさて、旧宇太小学校で昔ながらの校舎を愛で、さらには美味しいアップルパイを食べたワタクシですが、
まだ時間的には12時前ですので、奈良県宇陀市の宇陀松山に行くことにしました。
宇陀松山は現在も葛や薬草の町として知られ、また近世城下町の面影を色濃く残す町として
国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されています。
この写真を撮っていると、向かいにあった美容室の女性店主が「何の写真撮ってはるんですか?」と訊いてきました。
これは決して訝っているわけではなく、宇陀松山の町並みとはちょっと違う写真を撮っているワタクシの行動に、
興味を感じての質問のようでした。「昔ながらの丸いポストも好きなんですが、お店の『百貨店』というのも懐かしくてねぇ。
昔はよろず屋さんの屋号に、百貨店ってありましたよね」と言うと、「言われてみたらそうやねぇ。
いつも見慣れているから何とも思わんかったけど、そう言われてみたらいい風景なんやわ」と笑顔で応じてくれました。
こういう会話を交わすのも、また楽しいんですよねぇ。
ここは「初霞」という清酒で知られた久保酒造の建物です。ワタクシは日本酒を飲まないので、地酒の美味しさとかに関しては
全くわからないのですが、軒先に杉玉が吊るされた光景って好きなんですよねぇ。
ちなみに造り酒屋は軒先に緑の杉玉を吊すことで、新酒が出来たことを知らせるんですよ。
そして、この風習は奈良県が発祥なんです。奈良県にあるお酒の神様を祭る大神神社の文化だったといわれてるんですよ。
大神神社では、毎年11月14日に「おいしいお酒ができるように」という願いを込めて杉玉を飾ってきたのですが、
その習慣が江戸時代初頭から全国の酒蔵へ広まったそうなんです。
奈良県南部の特産品の一つが「吉野葛」です。根から良質のでんぷんがとれる葛を粉にしたものが葛粉なのですが、
大宇陀の吉野本葛はとくに野生の葛根のみを原料にし、冬の冷たい地下水のみで精製されたもので、
「白いダイヤ」の別名もあるそうです。
寒の地下水のみで何度も不純物を精製(吉野晒し)、自然乾燥させた吉野本葛は、滋養が高く、発汗を促し、微熱を抑える働きもあるとか。
手のかかる作業でつくるため、それなりに値が張りますが、葛湯、葛餅、葛切りなどで人気があるんですよ。
ただ、ワタクシは葛餅も葛切りも食べないので、その価値がよくわからないのですが、
以前に吉野本葛で作った葛餅を家人に買って帰ったら「安物の葛餅とは全然違うわ」と喜んでくれたので、
わかる人にはわかるのでしょうな。
宇陀松山はかつて宇陀千軒といわれ、吉野や伊勢から人や物を集めた大宇陀には、旅篭が12軒もあったと言われ賑わっていたが、
今は主要道路や鉄道の交通網から少しはずれたために、江戸時代の町並みの残る懐かしい町になりました。
ではでは、宇陀松山の町並みをもう少し散策するとしましょうか。
使用したカメラ:FUJIFILM X-Pro2
奈良県には重要伝統的建造物群保存地区が三ヶ所あるんです。
ここ「宇陀市宇陀松山」、そして「橿原市今井町」「五条市五條新町」の三ヶ所なんです。
どの町も魅力があり、私は何度も訪ねたくなる場所なんですよねぇ。
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さてさて、旧宇太小学校で昔ながらの校舎を愛で、さらには美味しいアップルパイを食べたワタクシですが、
まだ時間的には12時前ですので、奈良県宇陀市の宇陀松山に行くことにしました。
宇陀松山は現在も葛や薬草の町として知られ、また近世城下町の面影を色濃く残す町として
国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されています。
この写真を撮っていると、向かいにあった美容室の女性店主が「何の写真撮ってはるんですか?」と訊いてきました。
これは決して訝っているわけではなく、宇陀松山の町並みとはちょっと違う写真を撮っているワタクシの行動に、
興味を感じての質問のようでした。「昔ながらの丸いポストも好きなんですが、お店の『百貨店』というのも懐かしくてねぇ。
昔はよろず屋さんの屋号に、百貨店ってありましたよね」と言うと、「言われてみたらそうやねぇ。
いつも見慣れているから何とも思わんかったけど、そう言われてみたらいい風景なんやわ」と笑顔で応じてくれました。
こういう会話を交わすのも、また楽しいんですよねぇ。
ここは「初霞」という清酒で知られた久保酒造の建物です。ワタクシは日本酒を飲まないので、地酒の美味しさとかに関しては
全くわからないのですが、軒先に杉玉が吊るされた光景って好きなんですよねぇ。
ちなみに造り酒屋は軒先に緑の杉玉を吊すことで、新酒が出来たことを知らせるんですよ。
そして、この風習は奈良県が発祥なんです。奈良県にあるお酒の神様を祭る大神神社の文化だったといわれてるんですよ。
大神神社では、毎年11月14日に「おいしいお酒ができるように」という願いを込めて杉玉を飾ってきたのですが、
その習慣が江戸時代初頭から全国の酒蔵へ広まったそうなんです。
奈良県南部の特産品の一つが「吉野葛」です。根から良質のでんぷんがとれる葛を粉にしたものが葛粉なのですが、
大宇陀の吉野本葛はとくに野生の葛根のみを原料にし、冬の冷たい地下水のみで精製されたもので、
「白いダイヤ」の別名もあるそうです。
寒の地下水のみで何度も不純物を精製(吉野晒し)、自然乾燥させた吉野本葛は、滋養が高く、発汗を促し、微熱を抑える働きもあるとか。
手のかかる作業でつくるため、それなりに値が張りますが、葛湯、葛餅、葛切りなどで人気があるんですよ。
ただ、ワタクシは葛餅も葛切りも食べないので、その価値がよくわからないのですが、
以前に吉野本葛で作った葛餅を家人に買って帰ったら「安物の葛餅とは全然違うわ」と喜んでくれたので、
わかる人にはわかるのでしょうな。
宇陀松山はかつて宇陀千軒といわれ、吉野や伊勢から人や物を集めた大宇陀には、旅篭が12軒もあったと言われ賑わっていたが、
今は主要道路や鉄道の交通網から少しはずれたために、江戸時代の町並みの残る懐かしい町になりました。
ではでは、宇陀松山の町並みをもう少し散策するとしましょうか。
使用したカメラ:FUJIFILM X-Pro2
奈良県には重要伝統的建造物群保存地区が三ヶ所あるんです。
ここ「宇陀市宇陀松山」、そして「橿原市今井町」「五条市五條新町」の三ヶ所なんです。
どの町も魅力があり、私は何度も訪ねたくなる場所なんですよねぇ。
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近くの郵便局長さんのお宅にもありますが
何時もきれいに掃除されてピカピカです(笑)
吉野葛!いいなあ(笑)
本物の吉野葛で作った葛切りを食べたいです。
おいしい葛餅もいいなあ♪
ぽち
地元の方との会話が良いですよねー🎵
会話を交わした場所は印象が
深くなるように思います^^
昨日のお茶のおけいこで
奈良の葛が入ったお干菓子を頂きました。
口どけがよく上品なお味でしたよ💛
☆
吉野葛って聞いたことはありますが
ここで作られているのですね
貴重ですね
「重要伝統的建造物群保存地区」
長い名前がなかなか覚えられません(^^;)
近くにあるか検索して、一度訪ねてみたいです
奈良県のこの辺りは通過したことはあっても、
立ち寄ってじっくり見て回ったことがありません。
宇陀市とありますが、胃腸薬の陀羅尼助とは
関係があるのでしょうか?
友人は吉野に行くと、必ず購入していたのが、
印象的でした。
ここも古いですね
ポストはわざと整備されてないのでしょうか
ポストは錆びるとパン気にって整備されてる物が多いけど街並みに合わせて錆びたままにしてくれてるのかなって感じてしまいました
そうだったらなかなか粋なことやってくれますね
ほんと、素敵な街並みですね。
杉玉は、日本酒好きなので、知ってました。
見ると、新酒が飲める~と思います(笑)
吉野葛も、有名ですよね。
葛切り、大好物です。
食べたいな。
凸
今ちょうど吹屋を綴っていますが
同じ古い町並みでも全く違いますね。
それぞれの歴史や文化が面白いです。
かなり町並みが綺麗になっていますね
昔今井緒に胃ぁ蔦事がありますがもう少しひなびていました
年数は経っていますが・・・
軒先の緑の杉玉を見かけると、ついつい店内に誘われてしまいますよ(^0^;)
美味しい新酒をいただきたいです!