あめどんの晴れブログ。

中二病&糖尿病を発症したムスコ、もんくんとの毎日。

こころを軽くするためにできることをする。

2016-02-19 18:03:35 | 家族
もんくんが糖尿病になる少し前に転職した私は、病院の事務員をしていました。

それまでお勤めしていた会社を急に辞めることになって、あわてて決めた転職先が病院で。

それまで医療事務のお仕事をしたことはなくて、専門的な知識や、たくさんある業務を覚えることは大変でした。

でも、病院での業務で得た知識は、もんくんの通院にとても役立ちました。

まず、世の中には健康じゃない子供たちがたくさんいることを知りました。

そして、糖尿病治療の流れや、国から受けられる様々な補助や、そのための申請についての知識なども知りました。

これらのことを先だって知っていなかったら、もんくんの糖尿病と向き合うのにもっと手間取っていたかもしれません。

病気です、と言われて、矢継ぎ早に病気や治療やお薬の説明をされて、承諾書を色々書いて...

説明を受けて、メモとったりして、その場ではわかったつもりになっていても、後々思い出してみると、なんだったっけ...ってなることは、医学の知識がない素人には仕方ないことだと思うのです。

病院での業務を教えてくれた先輩方には、とても感謝しています。


でも、もんくんが糖尿病になってから、私の頭の中は、寝ても覚めても病気や病院のことばかり。

朝から晩まで仕事しながら、合間を見てラインや電話でもんくんとやりとり。

薬をきちんと打った?ごはんは食べた?

病院は電波が悪くて、なかなかスムーズに繋がりません。

また、もんくんが電話に出ないと具合が悪くなってしまったのではと心配でたまらなくなりました。

救急車で、低血糖で倒れた患者さんが運ばれて来たときは、怖くなって足がすくんでしまいました。

低血糖を起こして急に意識がなくなり、倒れてケガをして、血まみれで呻いていたのです。

もんくんも、こんなふうになるの?

救急車でもんくんが運ばれてきたら?

家で倒れて、誰にも気がつかれないで手遅れになったら?

怖くなって、仕事に集中できずにミスを連発。

毎日気が重くて仕方ありませんでした。



私は仕事を辞めることにしました。

もんくんの闘病に際して、省くことのできる心労はできるだけ生活から排除したい。

生活のことを考えると仕事をしないわけにはいかないけれど、今は必要以上に病気にかかわるところには身を置きたくない。

なにより、もんくんのそばにいたい!



病院を後にしたとき、肩の荷がドーンと降りたような気持ちになりました。

今後の生活のことを考えると不安だったけど、それでも改めて前に進めるような、心の軽さを感じました。

あんまり長くは休んでいられないけれど、私は一旦心を整えよう。

もんくんのそばにいよう。

そう心に決めたのでした。